ワールドトラベラールーク君シリーズ

・・・かと思ったら、なんだよこれ・・・












ルーク様「だぁぁぁっ!なんなんだよこれぇぇぇっ!」

ルーク君「てめぇハロルドォォォッ!今度は俺に何飲ませてくれやがったぁぁぁっ!?」

ハロルド「あたしだってこんな結果を予想なんてしてないわよ!今は早く逃げなきゃヤバイから!」

ルーク君「くっそぉぉぉっ!やっぱりハロルドの薬ろくな事になんねぇっ!なんで飲んだらダークボトルの数倍も魔物を引き付ける副作用なんてついてくんだよチクショオォォォッ!」






・・・早くバンエルティア号に戻ろうとした矢先、俺らの前にすげぇ数の魔物達が姿を現した。最初はなんだと思いつつ撃退してったんだけど、あまりにも不自然過ぎるくらい数が多かったもんでやむを得ず俺らは逃げ出した。

そしてそんな風になった原因は皆満場一致でハロルドの薬の副作用だと、結論が出た。






ルーク様「キリがねぇぇぇっ!チクショオォォォッ!」

ジーニアス「アイストーネード!(魔物達の中心に放つ)」

ルーク君「えっ!?ジーニアス!?それに他の皆も!」

ジーニアス「やっと目が覚めたよ!ここは僕達に任せてベル達は早くバンエルティア号に!」

ルーク君「すまねぇ、恩に着る!」

アッシュ「・・・屑が!早く行け(顔を赤らめながらルーク’sの前に現れる)!」

二人「「なんでお前だけ効き目切れてねぇんだよ!!目ぇ覚ませオラッ!烈破掌!」」

アッシュ「へぶぁっ(ルーク様に顔面、ルーク君に腹を狙われ吹っ飛び)!?」

セルシウス「・・・目を覚ませと言ったのに、気絶させてどうするのよ」

二人「「いーんだよ、気持ち悪かったんだし!」」

セルシウス「(・・・流石同一人物、と思っていいのかしら。この同調は)」












・・・その後、なんとかバンエルティア号に戻った俺は改悪ダークボトルの効力をなんとかハロルドに無効化させて事なきを得た。それから続々とバンエルティア号に戻ってきた皆とこっちの俺にすごく謝りを入れた。アッシュ?知らねぇ、だって謝罪受け入れてくれねぇんだもん。









・・・そんな事件があってからしばらく経って、ルミナシア世界の危機をこっちのディセンダー率いるアドリビトムが救った。









イアハート「・・・へぇ、じゃあこっちでもベルは世界の危機を救う場面を見たんだ」

ルーク君「あぁ・・・でもまさかお前までこっちに来るって思わなかったぜ、イアハート」

イアハート「それはこっちのセリフだよ、まさかいきなりグラニデから消えたベルがルミナシアにいるってニアタに聞いた時はホント驚いたんだよ?」



・・・ディセンダーが世界樹の中に消え、そこから戻ってきてしばらくするとこっちにもいたニアタがグラニデから向こうのカノンノ、こっちじゃ名字呼びでイアハートを転送してきた。グラニデで世話になってたってのもあるし結構仲がよかったから、イアハートが来た時は嬉しかったな。



ルーク君「向こうの皆は元気か?」

イアハート「うん、元気でやってるよ。ニアタからこっちにベルがいるって聞いた時は皆喜んでたよ、こっちの世界に来たらよろしく言ってくれって。ただアッシュは貴方を絶対連れてこいって必死に言ってきたけどね、勝ち逃げは許さねぇって」

ルーク君「はは・・・俺ただ向こうのディセンダーの代わりに向こうの俺とアッシュの決闘に参加させられただけなんだけどな」



・・・本来だったら向こうのディセンダーが行くはずだった依頼なのに「あの屑とどうせお前も同じなんだろう、同じ存在だからな!」って言われて、カチンときたから無理矢理依頼奪い取って向こうの俺と一緒にアッシュをボコボコにしたんだよな。その時向こうの俺どんだけ引いてたかな?・・・まぁそれだけアッシュをボコボコにしたんだよ、俺一人で。なんでか「俺は、お前が、謝るまで、殴るのを、止めない!」って言葉が自然に口から出てきたけど、誰か乗り移ったのかな?俺に。










イアハート「でもすごい確率でベルはトラブルに巻き込まれるね」

ルーク君「まぁ確かに世界を飛んでるから合う確率は高いけど・・・その分色々な人と会えてるからイーブンって考えてるよ。そうじゃないとやりきれないしな」






・・・ハロルドにすげぇ目に合わせられたりもしたけど、こうやってイアハート達に会えたりもしてっからな。そう思ったらイーブンどころかプラスだよ。けどそれは言わねぇ・・・恥ずかしいし・・・







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