ワールドトラベラールーク君シリーズ

「ルーク?・・・えっ?でも、髪が長くない・・・?」



・・・初め俺を見たツインテールの紫髪の女の子は俺を見るなり、『ルーク』と会ってもいないのにはっきりと名前を言ってきた。

いきなり世界を飛んだと思ったら、何故か空から俺は落ちていた。あまりの理不尽さに俺は死ぬのを覚悟するのも忘れて驚いていたら、飛行する船の上に俺と同じように落下していた四人と落ちた。そこから出てきた女の子に俺は名前を呼ばれたのだが・・・



「なんだよ、騒がしいな。俺の名前を呼んだか・・・っ!?はぁっ!?」
「「「「!?」」」」
その声に反応して集まった人達、その中にあった一人の人物の存在を見て俺は瞬時に理解した。
「異世界の俺がいる世界かよ、ここ・・・」
・・・伊達に色々な世界を越えてはいないと、自分の理解力にその時俺はうなだれた。あぁまた面倒になると、そうわかってしまったから。














アンジュ「・・・別の世界のルーク、ねぇ」

ルーク君(トラベラールークは君付け)「信じられないってのは俺にもわかるよ、けどこれは事実だ。多分話を聞いて考えてみると、俺は世界移動する時にカイル達が飛ばされた時空転移に巻き込まれたんだと思うけど」

カイル「・・・そんなことってあるんだ」

ルーク様(ルミナシア世界ルークは様付け)「つーかなんで別世界から俺が来てんだよ!?それとなんでお前髪がみじけーんだよ!」

ルーク君「・・・色々話すと長いから後ででいいか(ヴァンの方をチラリ)?」

ヴァン「・・・?」

ルーク様「話すとなげーのか?・・・だったらいいや、めんどいし」

ルーク君「(やっぱ昔の俺だ・・・面倒なの嫌いなのはわかってるし・・・つーかヴァン師匠までいるって、グラニデでもいなかったっつーのに・・・アッシュはともかく)」

アンジュ「それでどうするの?話を聞くと貴方もカイル君達と同じで行くところがないんでしょう?」

ルーク君「・・・んー、確かにな・・・」

アンジュ「どう?貴方もこのアドリビトムで働いてみない?このまま貴方を船から下ろしたらライマ国の第一王位継承者が一人でいるって問題になりかねないし、かといって無料で部屋を提供するような余裕はウチにはないしね」

ルーク君「・・・まぁいいけど、また俺どっかに飛ぶかもしれないから常に誰かつけてくれるなら」

アンジュ「よーし、決まり!じゃあよろしくね、ってどう呼べばいいのかしら・・・?」

ルーク君「あ、着替え持ってるからその格好をもじった名前で呼べばいいから」

アンジュ「そう?わかったわ」












・・・そして俺はしばらく世話になった、同じで違う世界をまたいだアドリビトムというギルドで・・・









続く?(次のページに続きがあります)











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