ワールドトラベラールーク君シリーズ
アクセル「・・・一つ思ったんだけどさ」
ルーク「何だよ、アクセル?」
アクセル「日本の戦国時代に飛んだって言ったじゃん。それもパラレル世界をまたぐ形で・・・前は徳川家康に会ったって言ってたけど、他に歴史上の偉人に会わなかったの?」
ルーク「うん、まぁ色々会ったよ。ただ印象に残ってたのは明智光秀だったな~・・・世界が違えばあれだけ人が違うのかってくらい」
アクセル「どう違う?」
ルーク「まぁホンダムのいない方だと見るからに心穏やかな人で長い黒髪を靡かせる刀を使う人だったんだよ。遠呂智の世界じゃ織田信長に仕えてて甲斐甲斐しく忠誠誓ってたなぁ・・・」
アクセル「うーん、そんなことを聞くと織田信長を裏切るような人間には感じないけど・・・」
ルーク「ただホンダムのいた方はなぁ・・・あれはまさしく信用出来ない人間以外の何者でもなかったなぁ・・・」
アクセル「そうなの?」
ルーク「うん。遠呂智のいた方は俺に穏やかに接してくれたのに、ホンダムのいた方は俺を見るなり両手に一本づつ持った鎌を片方顔の前に持ってきて舐めると『あぁ・・・とても貴方は美味しそうだ。せいぜいよく鳴いて楽しませてくださいね、私を・・・』って言いながら白い髪をなびかせながらめちゃめちゃ狂った目をして襲い掛かってきたんだ・・・」
アクセル「えぇ~・・・なにそれ・・・同じ明智光秀でどれだけ違うのよ・・・」
ルーク「後で聞いたらさ、その明智光秀って部下にすら恐れられてる狂人でさ・・・人を殺しては笑って、気に食わない事があれば味方すら殺すような奴だったんだよ・・・でまぁ信長に反旗を翻してた時でさ。ホンダムと一緒に明智光秀のとこに行ってはいたんだけど、そうやって問答無用で襲い掛かってきたからさ・・・撃退したんだよ、明智光秀を」
アクセル「・・・へ?つまりそれってその世界じゃ明智光秀を倒したのって、ルークになるの?豊臣秀吉じゃなく?」
ルーク「多分そうなると思うんだけどさ・・・まぁ面倒になる前に別の世界に飛んだからその後どうなったか分からないんだよなぁ・・・ただ俺が明智光秀を倒したって事で話題になって浅井長政にちょっと会ったらやけに気に入られてさぁ」
アクセル「浅井長政?確か信長の妹の旦那じゃなかったっけ?」
ルーク「うん、最初はそれを知らないで浅井長政のとこに行ったんだけどさ・・・まぁ遠呂智のとこにいた浅井長政にお市さんも会ってはいるんだけどさ。信長の事を微妙な目で見てたんだよな。なんつーか織田信長に対する義理とその行為に対しての感情で板挟みになってたんだよな・・・浅井長政もお市さんも。まぁそれは置いといてもホンダムの方の浅井長政ってさぁ、その時代のどっから情報を手に入れたんだってくらいの正義マニアでさぁ」
アクセル「正義、マニア・・・?」
ルーク「いやぁ、驚いた驚いた。出てくる発言全てが自分のやること全てが正義で他の自身に関係ないことは悪だって言い切ってさ、それだけならまだいいけど長政の連れてた部隊にいわゆる戦隊物っていう部隊がいたんだよ」
アクセル「戦隊物・・・?いやいやいや、戦国時代じゃないじゃんそんなものがあるって!」
ルーク「いやいやいや、あったんだよそんなことが。『我ら戦国戦隊五本槍!』みたいに堂々と宣言してたから」
アクセル「・・・その浅井長政、おかしいにも程がありすぎるでしょ。つーか百歩譲って戦隊物はいいにしても、どんだけ時代先取りしてんの」
ルーク「まぁそれは俺も思ったよ。けどその正義マニアな感じからして明智光秀ってやっぱり敵としてしか見てなかったようだから、俺をすっごく歓迎してくれてさ。まぁお市さんに関しちゃちょっと性格もあってか探るような視線で俺を見てきてさ・・・ちょっとアリエッタを思い出したな、あのお市さん」
アクセル「あぁ、前言ってた戦った子の事か・・・」
ルーク「うん、まぁね。ただ何故か浅井夫妻は結構似てたんだよな、世界が違うはずなのに。遠呂智の長政は正義とは言わなかったけど信義の為にって信義を大事にしてたし、お市さんはどっちも儚げで物静かな雰囲気を持ってたんだよな。遠呂智のお市さんは落ち着いた感じの物静かさで、ホンダムの方のお市さんはなんか人と対峙するのが苦手って分かるような暗さを思わせる物静かさでさ。まぁお市さんは二人とも共通して美人だったな」
アクセル「マジで?それなら俺様も会ってみたいなぁ、お市さんに♪」
ルーク「普通に会う分ならいいけど、どっちも結構強かったからアクセルでも足元下手するとすくわれるぞ。特に遠呂智のお市さんに負けたら確実に凹むぞ。武器が剣玉だから」
アクセル「はあぁぁぁっ!?武器が剣玉ぁぁぁっ!?それで強いってどういうことよ!?」
ルーク「今更だよ、アクセル」
END
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ルーク「何だよ、アクセル?」
アクセル「日本の戦国時代に飛んだって言ったじゃん。それもパラレル世界をまたぐ形で・・・前は徳川家康に会ったって言ってたけど、他に歴史上の偉人に会わなかったの?」
ルーク「うん、まぁ色々会ったよ。ただ印象に残ってたのは明智光秀だったな~・・・世界が違えばあれだけ人が違うのかってくらい」
アクセル「どう違う?」
ルーク「まぁホンダムのいない方だと見るからに心穏やかな人で長い黒髪を靡かせる刀を使う人だったんだよ。遠呂智の世界じゃ織田信長に仕えてて甲斐甲斐しく忠誠誓ってたなぁ・・・」
アクセル「うーん、そんなことを聞くと織田信長を裏切るような人間には感じないけど・・・」
ルーク「ただホンダムのいた方はなぁ・・・あれはまさしく信用出来ない人間以外の何者でもなかったなぁ・・・」
アクセル「そうなの?」
ルーク「うん。遠呂智のいた方は俺に穏やかに接してくれたのに、ホンダムのいた方は俺を見るなり両手に一本づつ持った鎌を片方顔の前に持ってきて舐めると『あぁ・・・とても貴方は美味しそうだ。せいぜいよく鳴いて楽しませてくださいね、私を・・・』って言いながら白い髪をなびかせながらめちゃめちゃ狂った目をして襲い掛かってきたんだ・・・」
アクセル「えぇ~・・・なにそれ・・・同じ明智光秀でどれだけ違うのよ・・・」
ルーク「後で聞いたらさ、その明智光秀って部下にすら恐れられてる狂人でさ・・・人を殺しては笑って、気に食わない事があれば味方すら殺すような奴だったんだよ・・・でまぁ信長に反旗を翻してた時でさ。ホンダムと一緒に明智光秀のとこに行ってはいたんだけど、そうやって問答無用で襲い掛かってきたからさ・・・撃退したんだよ、明智光秀を」
アクセル「・・・へ?つまりそれってその世界じゃ明智光秀を倒したのって、ルークになるの?豊臣秀吉じゃなく?」
ルーク「多分そうなると思うんだけどさ・・・まぁ面倒になる前に別の世界に飛んだからその後どうなったか分からないんだよなぁ・・・ただ俺が明智光秀を倒したって事で話題になって浅井長政にちょっと会ったらやけに気に入られてさぁ」
アクセル「浅井長政?確か信長の妹の旦那じゃなかったっけ?」
ルーク「うん、最初はそれを知らないで浅井長政のとこに行ったんだけどさ・・・まぁ遠呂智のとこにいた浅井長政にお市さんも会ってはいるんだけどさ。信長の事を微妙な目で見てたんだよな。なんつーか織田信長に対する義理とその行為に対しての感情で板挟みになってたんだよな・・・浅井長政もお市さんも。まぁそれは置いといてもホンダムの方の浅井長政ってさぁ、その時代のどっから情報を手に入れたんだってくらいの正義マニアでさぁ」
アクセル「正義、マニア・・・?」
ルーク「いやぁ、驚いた驚いた。出てくる発言全てが自分のやること全てが正義で他の自身に関係ないことは悪だって言い切ってさ、それだけならまだいいけど長政の連れてた部隊にいわゆる戦隊物っていう部隊がいたんだよ」
アクセル「戦隊物・・・?いやいやいや、戦国時代じゃないじゃんそんなものがあるって!」
ルーク「いやいやいや、あったんだよそんなことが。『我ら戦国戦隊五本槍!』みたいに堂々と宣言してたから」
アクセル「・・・その浅井長政、おかしいにも程がありすぎるでしょ。つーか百歩譲って戦隊物はいいにしても、どんだけ時代先取りしてんの」
ルーク「まぁそれは俺も思ったよ。けどその正義マニアな感じからして明智光秀ってやっぱり敵としてしか見てなかったようだから、俺をすっごく歓迎してくれてさ。まぁお市さんに関しちゃちょっと性格もあってか探るような視線で俺を見てきてさ・・・ちょっとアリエッタを思い出したな、あのお市さん」
アクセル「あぁ、前言ってた戦った子の事か・・・」
ルーク「うん、まぁね。ただ何故か浅井夫妻は結構似てたんだよな、世界が違うはずなのに。遠呂智の長政は正義とは言わなかったけど信義の為にって信義を大事にしてたし、お市さんはどっちも儚げで物静かな雰囲気を持ってたんだよな。遠呂智のお市さんは落ち着いた感じの物静かさで、ホンダムの方のお市さんはなんか人と対峙するのが苦手って分かるような暗さを思わせる物静かさでさ。まぁお市さんは二人とも共通して美人だったな」
アクセル「マジで?それなら俺様も会ってみたいなぁ、お市さんに♪」
ルーク「普通に会う分ならいいけど、どっちも結構強かったからアクセルでも足元下手するとすくわれるぞ。特に遠呂智のお市さんに負けたら確実に凹むぞ。武器が剣玉だから」
アクセル「はあぁぁぁっ!?武器が剣玉ぁぁぁっ!?それで強いってどういうことよ!?」
ルーク「今更だよ、アクセル」
END
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