ワールドトラベラールーク君シリーズ
「お互い難儀な体質だねぇ・・・」
「俺もそう思う・・・」
ロンドンと呼ばれる街の一角で、ルークはアクセルという名の金髪長髪の赤バンダナを巻いてGジャンにジーパンを履いた鎖鎌使いと肩を並べてたそがれていた。
「ルークは色々な世界を旅して回った訳だろ?どんな危険があったの?」
「飛んだと思ったらそこが戦場で銀髪の両手に鎌を持った男が不気味な笑い浮かべながらいきなり襲って来たり、また飛んだと思ったら訳のわかんねーでっかい機械人形がいっぱい戦ってる場面に出くわしたり・・・特に機械人形の時はヤバかった・・・固いしでかいから踏み潰されないよう気をつけなきゃいけなかったし・・・」
「世界旅行って言うと聞こえはいいけど、そんな世界旅行は俺もゴメンだわ・・・」
「そういうアクセルもなんか危険あっただろ?」
「んー、一億以上前の人が存在していない時代はきつかったな・・・見渡す限り恐竜ばかりだし、見たことない植物や生き物達ばかりだったから下手に物食べたら危ないって思って慎重になったなぁあの時は」
「人が存在していない時代かぁ・・・はは、そんなとこもあんだ・・・行きたくねぇ・・・」
「なんとか生きれるもんだよ、案外そんなとこが?飛んだ時代が鎖国っていう他国の人間を国に入れさせないって政策をしていたころの江戸って時代で、俺は異国人まんまだったから相当追いかけ回されたね」
「鎖国かぁ・・・それに似た城があるとこには行ったな。田舎者は入れさせん、って門番に止められたけど。ただきえさり草って不思議な草使って体を透明にしてその城の門番の横を堂々と通り過ぎたし」
「そんな草があんの!?どういう草よそれ!・・・はぁぁ、別世界って凄いのね・・・」
「うん、俺も色々な世界に行ってそう思った・・・けどアクセルもすげぇよ。時代をずっと渡り歩いているってのがさ・・・」
「お互い様っしょ。ただそろそろこの生活を終わりにしたいのも事実なんだよね・・・」
「うん、そろそろ元の所に戻りたいんだよなぁ・・・」
「「はぁ・・・」」
二人揃って肩を落とし溜息を吐くルークとアクセル。次元を越えて世界を渡り歩くルークと、時代を越えて世界の進み方を見てきたアクセル。似たような立場に二人は非常に親近感を覚え、理屈ではない友情を感じていた。
「・・・ま、色々あるけどさ。しばらく俺と一緒にいなよ。この世界もなんだかんだで結構危険だしさ、ルークが戦えるにしてもその方がいいと思うよ?」
「・・・ありがとう、アクセル。世話になるよ」
そしていいことづくめでないことばかりを体験した二人だからこそ寄り添い合う。明るい笑みを浮かべ他意のない誘いをするアクセルにルークも笑顔で頷く。
・・・二人も望んでこうなった訳ではないとは言え、こう言った『出会い』という物をおざなりにしてきた訳ではない。いい出会いをしたと感じつつ、二人は握手を交わした。
END
(ギルティギア世界に来た時たまたま近くにいたのがアクセル。時間移動したのかと問い掛けられ、そんなことを問われたのは初めてだったので正直に情報交換したら即座に二人は気が合ったという話)
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「俺もそう思う・・・」
ロンドンと呼ばれる街の一角で、ルークはアクセルという名の金髪長髪の赤バンダナを巻いてGジャンにジーパンを履いた鎖鎌使いと肩を並べてたそがれていた。
「ルークは色々な世界を旅して回った訳だろ?どんな危険があったの?」
「飛んだと思ったらそこが戦場で銀髪の両手に鎌を持った男が不気味な笑い浮かべながらいきなり襲って来たり、また飛んだと思ったら訳のわかんねーでっかい機械人形がいっぱい戦ってる場面に出くわしたり・・・特に機械人形の時はヤバかった・・・固いしでかいから踏み潰されないよう気をつけなきゃいけなかったし・・・」
「世界旅行って言うと聞こえはいいけど、そんな世界旅行は俺もゴメンだわ・・・」
「そういうアクセルもなんか危険あっただろ?」
「んー、一億以上前の人が存在していない時代はきつかったな・・・見渡す限り恐竜ばかりだし、見たことない植物や生き物達ばかりだったから下手に物食べたら危ないって思って慎重になったなぁあの時は」
「人が存在していない時代かぁ・・・はは、そんなとこもあんだ・・・行きたくねぇ・・・」
「なんとか生きれるもんだよ、案外そんなとこが?飛んだ時代が鎖国っていう他国の人間を国に入れさせないって政策をしていたころの江戸って時代で、俺は異国人まんまだったから相当追いかけ回されたね」
「鎖国かぁ・・・それに似た城があるとこには行ったな。田舎者は入れさせん、って門番に止められたけど。ただきえさり草って不思議な草使って体を透明にしてその城の門番の横を堂々と通り過ぎたし」
「そんな草があんの!?どういう草よそれ!・・・はぁぁ、別世界って凄いのね・・・」
「うん、俺も色々な世界に行ってそう思った・・・けどアクセルもすげぇよ。時代をずっと渡り歩いているってのがさ・・・」
「お互い様っしょ。ただそろそろこの生活を終わりにしたいのも事実なんだよね・・・」
「うん、そろそろ元の所に戻りたいんだよなぁ・・・」
「「はぁ・・・」」
二人揃って肩を落とし溜息を吐くルークとアクセル。次元を越えて世界を渡り歩くルークと、時代を越えて世界の進み方を見てきたアクセル。似たような立場に二人は非常に親近感を覚え、理屈ではない友情を感じていた。
「・・・ま、色々あるけどさ。しばらく俺と一緒にいなよ。この世界もなんだかんだで結構危険だしさ、ルークが戦えるにしてもその方がいいと思うよ?」
「・・・ありがとう、アクセル。世話になるよ」
そしていいことづくめでないことばかりを体験した二人だからこそ寄り添い合う。明るい笑みを浮かべ他意のない誘いをするアクセルにルークも笑顔で頷く。
・・・二人も望んでこうなった訳ではないとは言え、こう言った『出会い』という物をおざなりにしてきた訳ではない。いい出会いをしたと感じつつ、二人は握手を交わした。
END
(ギルティギア世界に来た時たまたま近くにいたのがアクセル。時間移動したのかと問い掛けられ、そんなことを問われたのは初めてだったので正直に情報交換したら即座に二人は気が合ったという話)
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