始まる恋と分かる物を始まらせたいと願うか?
「・・・そういうわけだ。文句を言いたいなら言えばいいが、そう言ったなら相応の事はしてもらう。それは勿論ティア達もそうだがアッシュとナタリアの二人が文句やら何やらを言ったとしてもだ」
「わ、私達が何かを言うとはどういうことですか・・・?」
「手紙のやり取りでルークには了承してもらっているが、お前らに余程の事が無いならライマの政治に関わるようなことがない所に行くことにしている。だがお前らが何らかの考えからルークを呼び戻したいなどというような事をしたいと言っても、それこそ余程の事でなければ駄目だが・・・その理由がただ会いたいだけなんていうのは勿論だが、アッシュが気に食わないだったりその立場を持ってルークに怒りを存分にぶつけるためだけになんていうことはな」
「なっ・・・ア、アッシュはそんなことしませんわ!」
「あくまで今のは一例だが、緊急ではない個人的な用事の為に呼び寄せるようなことはご法度ということにするという事だ。そしてアッシュもそうだが他の面々も含めてルークの所に行くことも禁ずる。これは俺からアッシュに王座を譲った後でも余程まともな理由でなければ、お前らにそうする権利は与えられないという形でだ」
「「「「っ!?」」」」
「・・・そんなことまでするのかと言いたいだろうが、もうアッシュとの不仲だったりの諸々に関しては俺もそうだが貴族達も中途半端にじゃなく、出来る限り不安の芽を残さない形で終わらせたいと思っての事だ。もしそれを覆したいというならアッシュとナタリア以外はさっき言ったような事をやるようにと命じるが、アッシュとナタリアがそう言い出すというならさっき言ったように婚約も破棄するし相手の事が嫌いだと嘘偽り一切なく相手の顔を見ながら宣言してからにしろ。そしてルークとアッシュは喧嘩をしないだとか、ナタリアは二人の喧嘩の際は必ず庇うというのを選べてからだ・・・それが出来てから初めて話を聞いてやる」
「「っ!」」
・・・そしてピオニーは今までの流れを総括するように文句や抗議があるならこうしてみるようにとティア達とアッシュ達の各々に真剣に投げ掛けると、それらに一同は誰一人として反論は出来ないとばかりに沈黙して表情を歪めるしかなかった。もうそこまで言われてしまえばそんなこと出来ない上で、アッシュとナタリアに到っては望んだ形ではないとは言え・・・ましてやルークからもたらされた物とは言え、折角結ばれるとなった機会を自ら捨て去る愚行となった為に・・・
・・・ここまで来てしまえばもうアッシュ達から何かこれ以上出てくる筈もなく、納得したならこれで終わりだとピオニーは話を終わらせてルークとジェイドを残してお前らはバンエルティア号でライマに帰れと、二人を連れる形でバンエルティア号を降りた。
ここでピオニーも一緒にライマにと憔悴気味なナタリアから言われはしたが、こんな状況にした俺と一緒では気持ちを落ち着けることは出来ないだろうし、だからと言って世界を救ったメンバーであるお前らにライマには船でノロノロ帰れというのは流石に違うということから自分達が船で帰ると言ったことで、ナタリア達は否定を返せないというようになりながらピオニー達を見送るしかなかった。
「・・・お疲れ様でした、ピオニー陛下」
「あぁ・・・これでお前は晴れて自由だ。後は船がライマに着いたら好きに生きればいい、クロエ」
「そう言ってもらえる事はありがたいのですが・・・予想はしていたとは言え、アッシュはやはり私の事は何も言いませんでしたね・・・」
「俺が意図的に話の流れを作ったのもあるが、あいつにお前の事を気にするような余裕なんか無かったのは見ていてすぐに分かった。色々と頭の中がぐちゃぐちゃでその他の事なんか気にする事なんか出来ないとな」
・・・そうしてライマに向かう船室の一室にて。
ルークにジェイドにピオニーにクロエの四人のみが部屋にいる中、クロエからの何とも言いがたそうな声にピオニーは頭を横に振りつつ答えていく。
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「わ、私達が何かを言うとはどういうことですか・・・?」
「手紙のやり取りでルークには了承してもらっているが、お前らに余程の事が無いならライマの政治に関わるようなことがない所に行くことにしている。だがお前らが何らかの考えからルークを呼び戻したいなどというような事をしたいと言っても、それこそ余程の事でなければ駄目だが・・・その理由がただ会いたいだけなんていうのは勿論だが、アッシュが気に食わないだったりその立場を持ってルークに怒りを存分にぶつけるためだけになんていうことはな」
「なっ・・・ア、アッシュはそんなことしませんわ!」
「あくまで今のは一例だが、緊急ではない個人的な用事の為に呼び寄せるようなことはご法度ということにするという事だ。そしてアッシュもそうだが他の面々も含めてルークの所に行くことも禁ずる。これは俺からアッシュに王座を譲った後でも余程まともな理由でなければ、お前らにそうする権利は与えられないという形でだ」
「「「「っ!?」」」」
「・・・そんなことまでするのかと言いたいだろうが、もうアッシュとの不仲だったりの諸々に関しては俺もそうだが貴族達も中途半端にじゃなく、出来る限り不安の芽を残さない形で終わらせたいと思っての事だ。もしそれを覆したいというならアッシュとナタリア以外はさっき言ったような事をやるようにと命じるが、アッシュとナタリアがそう言い出すというならさっき言ったように婚約も破棄するし相手の事が嫌いだと嘘偽り一切なく相手の顔を見ながら宣言してからにしろ。そしてルークとアッシュは喧嘩をしないだとか、ナタリアは二人の喧嘩の際は必ず庇うというのを選べてからだ・・・それが出来てから初めて話を聞いてやる」
「「っ!」」
・・・そしてピオニーは今までの流れを総括するように文句や抗議があるならこうしてみるようにとティア達とアッシュ達の各々に真剣に投げ掛けると、それらに一同は誰一人として反論は出来ないとばかりに沈黙して表情を歪めるしかなかった。もうそこまで言われてしまえばそんなこと出来ない上で、アッシュとナタリアに到っては望んだ形ではないとは言え・・・ましてやルークからもたらされた物とは言え、折角結ばれるとなった機会を自ら捨て去る愚行となった為に・・・
・・・ここまで来てしまえばもうアッシュ達から何かこれ以上出てくる筈もなく、納得したならこれで終わりだとピオニーは話を終わらせてルークとジェイドを残してお前らはバンエルティア号でライマに帰れと、二人を連れる形でバンエルティア号を降りた。
ここでピオニーも一緒にライマにと憔悴気味なナタリアから言われはしたが、こんな状況にした俺と一緒では気持ちを落ち着けることは出来ないだろうし、だからと言って世界を救ったメンバーであるお前らにライマには船でノロノロ帰れというのは流石に違うということから自分達が船で帰ると言ったことで、ナタリア達は否定を返せないというようになりながらピオニー達を見送るしかなかった。
「・・・お疲れ様でした、ピオニー陛下」
「あぁ・・・これでお前は晴れて自由だ。後は船がライマに着いたら好きに生きればいい、クロエ」
「そう言ってもらえる事はありがたいのですが・・・予想はしていたとは言え、アッシュはやはり私の事は何も言いませんでしたね・・・」
「俺が意図的に話の流れを作ったのもあるが、あいつにお前の事を気にするような余裕なんか無かったのは見ていてすぐに分かった。色々と頭の中がぐちゃぐちゃでその他の事なんか気にする事なんか出来ないとな」
・・・そうしてライマに向かう船室の一室にて。
ルークにジェイドにピオニーにクロエの四人のみが部屋にいる中、クロエからの何とも言いがたそうな声にピオニーは頭を横に振りつつ答えていく。
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