殺意を抱き手にかけるに誰かの意志など介在しない

後書きです。いかがでしたでしょうか、アニス関連のフラグがバキバキに折れていく話は?



ただ補足というかなんというか・・・まずこの話を思い付いたきっかけとしてハヤテの生い立ちって少年マンガチックに描かれてるものの、青年誌のマンガでシリアス物にしても通用するような物だと思うんですよね。嘘喰い辺りならマルコや捨隈みたいに売られるか拾われるかだったりのような立場にそのスペックからなる感じの。



それがそうじゃなかったのは少年マンガとして作者さんがギャグチックに描いたからと言えばそれまでなんですが、まぁ少年マンガとしてではなく青年誌としてハヤテの立場で考えてみたら闇落ちというか、殺しにかかるんじゃないか・・・特に借金を返せたのに更に借金を背負わせてきたってエピソードを思い出した時、そう考えない方が不思議なんじゃないかって考えた結果がこの話なんですがいかがでしたでしょうか?



ただそうしてTOA世界に入れてみたのは同じように借金だったり両親に苦しむアニス関連のフラグをハヤテならバキバキにへし折るんじゃないかと思ったからなんですが・・・最初はアニスとのカップリングに関してを考えていたんです。似た立場の者同士でくっ付けるかなみたいに。



でも話として考えていく中で兄弟とするとカップリング出来ないし、かといって両親殺しを為したような存在に感謝をしたりダアトから共に逃げ出すみたいな駆け落ち紛いなことはしないだろうと思って無しにしました。そこは流石にと思ってです。



ただアニスに関してのフラグをバキバキにへし折っていく話を考えていったものの、考えていくにつれてアニスをどうにかしてもユリアシティにヴァンをどうにかしなければ変わらないだろうな・・・というのも頭に浮かんでったんですよね。モースは確かに預言の通りにするための重要人物ではあっただろうけれど、もしも不意の事態から怪我だとか病気になったら誰がどうするのかっていうことから、予備の人材は確実にいたと思いますから。



その上でヴァンに関してはもっと個人単位でどうにかは出来ないと思うんですよね~・・・確実にヴァンは自分の計画を察したなら排除するか自分の内に取り込もうとするだろうことから。その為に個人でやることというには少し規模がでかいかとは思いますが、ここまでが限界かなと思ったんです。



その辺りを理解していただければありがたいですが・・・この話に関しては後の展開としてはハヤテがアニスと再会するようなことはありません。マルクトに行って情報を流した後はハヤテはグランコクマで暮らしていますし、アニスは最後に出たようにダアトで一神託の盾として過ごしていますからそんなものです。なので二人が出会うことはない上に、マルクトがハヤテの情報から物語が始まるまでにダアトの情報を集めまくったことからダアトへの不信を盛大に滲ませた状態で行動をして、様々なフラグを折っていくという形になります。そこに二人の再会の為の余地はありません。



後書きは以上です。お読みいただきありがとうございました。









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