殺意を抱き手にかけるに誰かの意志など介在しない
何故そこまでしての怒りに殺意を抱いたのか・・・それはかなりの自分のラッキーがあったとは言え令嬢を始めとした心地のよい人々との暮らしに居場所を得られた上で、借金の返済が済んだというのにそれらを全て無駄どころか更にマイナスにされたこともそうだが・・・そもそもの自分の今の状態は両親が全て発端であることをその時に改めて感じてしまったからだ。
以前だったなら両親が発端であると考えることは出来ていなかっただろうと、両親に恨み言を漏らすより令嬢を拐って身代金で金を返すという精神的にもかなり追い詰められていた時の事を思い出すと、周りをよく見る余裕など一切無かったからだとハヤテ自身考えている。
そしてその余裕は令嬢を始めとした周りの環境があったから生まれたものではあるが、それもそもそもが両親の行動が大本の原因であると考えれば考えるほどに・・・ハヤテの中には両親を許せないし、ここでどうにかしなければまた今後も両親の勝手に振り回されて自分の人生を使い潰されるという考えを浮かばせたのだ。また何か奇跡的な事が起きて借金の返済が出来てもそれで両親は自分にまた借金返済を押し付けてきて、いたちごっこにしかならないだろうと。
だからこそハヤテは怒りに殺意を強烈に抱いた・・・ただそれでも他の考えで誤魔化そうとしたのはそれらを何とか表に出さないようにしなければ、今まで世話になってきた人々に迷惑になるという考えもあったからだ。両親に対しての感情に赴くままに行動をしてはならないと。
だがそういった考えはあれども、ハヤテは最早両親をどうにかしようという気持ちを押し殺すことは出来ないと両親の居場所を執念から特定した上で、そこまで行くための資金は謝罪の手紙を置いていった上で令嬢の家から盗み出し・・・両親を見付けたハヤテは二人を人の来ない密室にまで気絶させた上で連れていき、足の腱を切ったのである。両親の逃げ足の早さを考えれば、まずは絶対に逃げられない状態にしなければならないと思い。そしてその痛みに両親が目覚めた上で、今の状態になったというわけである。
「・・・ま、待てハヤテ!お前がそれだけ私達に怒りを抱いている事は分かった!だが私達を殺せばどんな理由があってもお前は捕まることになる!だがここで諦めるなら私達はお前を訴えはしないし、借金も返すようにする!だから・・・」
「あぁ、心配しなくてもいいよ二人とも・・・そもそも僕は二人を殺したら僕も死ぬ予定だから、捕まるなんてことはないからね」
「「っ!?」」
だがそこで父が再度思い止まるようにと声を大きくするが、ハヤテが微笑を浮かべながら自殺すると返した事に驚愕を浮かべた。
「・・・お嬢様達には申し訳無い気持ちはあるけど、貴方達を殺した事を償う気なんか僕にはないよ。というよりどんな理由があっても親である貴方達を殺した事を後悔しろなんて言われて、その為の時間を例え表向きでも取れと言われて牢獄の中にいて、そして出てきたら出てきたでで親殺しと指を指されて十字架のように背負わなきゃいけない生なんか僕はまっぴら・・・だから貴方達を殺せば僕はそのまま死ぬ。貴方達の為にどんな形でもこれ以上振り回されて生きるのは、ゴメンだ」
「「っ!」」
しかし淡々としながらもハッキリと力強く両親に関する全ての責任を拒否して否定すると言い切ったハヤテに、否応なしに二人もハッとした上で青ざめた表情を浮かべた・・・ハヤテの気持ちや決意には一切の嘘や迷いはなく、同時に二人の事をそれほどに憎み・・・嫌っているのだということを理解して。
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以前だったなら両親が発端であると考えることは出来ていなかっただろうと、両親に恨み言を漏らすより令嬢を拐って身代金で金を返すという精神的にもかなり追い詰められていた時の事を思い出すと、周りをよく見る余裕など一切無かったからだとハヤテ自身考えている。
そしてその余裕は令嬢を始めとした周りの環境があったから生まれたものではあるが、それもそもそもが両親の行動が大本の原因であると考えれば考えるほどに・・・ハヤテの中には両親を許せないし、ここでどうにかしなければまた今後も両親の勝手に振り回されて自分の人生を使い潰されるという考えを浮かばせたのだ。また何か奇跡的な事が起きて借金の返済が出来てもそれで両親は自分にまた借金返済を押し付けてきて、いたちごっこにしかならないだろうと。
だからこそハヤテは怒りに殺意を強烈に抱いた・・・ただそれでも他の考えで誤魔化そうとしたのはそれらを何とか表に出さないようにしなければ、今まで世話になってきた人々に迷惑になるという考えもあったからだ。両親に対しての感情に赴くままに行動をしてはならないと。
だがそういった考えはあれども、ハヤテは最早両親をどうにかしようという気持ちを押し殺すことは出来ないと両親の居場所を執念から特定した上で、そこまで行くための資金は謝罪の手紙を置いていった上で令嬢の家から盗み出し・・・両親を見付けたハヤテは二人を人の来ない密室にまで気絶させた上で連れていき、足の腱を切ったのである。両親の逃げ足の早さを考えれば、まずは絶対に逃げられない状態にしなければならないと思い。そしてその痛みに両親が目覚めた上で、今の状態になったというわけである。
「・・・ま、待てハヤテ!お前がそれだけ私達に怒りを抱いている事は分かった!だが私達を殺せばどんな理由があってもお前は捕まることになる!だがここで諦めるなら私達はお前を訴えはしないし、借金も返すようにする!だから・・・」
「あぁ、心配しなくてもいいよ二人とも・・・そもそも僕は二人を殺したら僕も死ぬ予定だから、捕まるなんてことはないからね」
「「っ!?」」
だがそこで父が再度思い止まるようにと声を大きくするが、ハヤテが微笑を浮かべながら自殺すると返した事に驚愕を浮かべた。
「・・・お嬢様達には申し訳無い気持ちはあるけど、貴方達を殺した事を償う気なんか僕にはないよ。というよりどんな理由があっても親である貴方達を殺した事を後悔しろなんて言われて、その為の時間を例え表向きでも取れと言われて牢獄の中にいて、そして出てきたら出てきたでで親殺しと指を指されて十字架のように背負わなきゃいけない生なんか僕はまっぴら・・・だから貴方達を殺せば僕はそのまま死ぬ。貴方達の為にどんな形でもこれ以上振り回されて生きるのは、ゴメンだ」
「「っ!」」
しかし淡々としながらもハッキリと力強く両親に関する全ての責任を拒否して否定すると言い切ったハヤテに、否応なしに二人もハッとした上で青ざめた表情を浮かべた・・・ハヤテの気持ちや決意には一切の嘘や迷いはなく、同時に二人の事をそれほどに憎み・・・嫌っているのだということを理解して。
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