復讐するは我のみあらず

後書きです。ガイに関してスカーとの復讐者としての比較物みたいな話になりました。



まぁなんというか・・・ヴァンと比較してって部分もあるんですが、やっぱり今も思い出しても復讐者としてはなんか弱いと言うか・・・んーって感じになるんですよね。自分の復讐は達成されるべきと言うか、同情は得られるものだみたいな風に感じられるって言うか。だから今回はこんな感じになりました。



更に言うなら他の話でも似たような事を言ってますが、ファブレに復讐することに関して甘く見ている感じはどうしても否定出来ないんですよね。自分なら余計な犠牲を出さないだとか、それこそファブレに復讐してもどうにかなるだとか。そして失敗することを望んでないのもそうだし、成功した後のビジョンも完全には見えてこない上に自分による被害者の気持ちを考えてないところ・・・スカーが正しいとは言いませんが、対比するとどうしても覚悟の差は否めないと思うからスカーを出したんです。



後、錬金術に関して本編で出したのは焔の錬金術です。あの焔の錬金術ってキンブリーのと比べても対象に直接触らないでもいい上で、その気になることに加えて建物の造りさえ理解してれば城や教会を壊すのは十分に出来ると思ってです。まぁ分解でも出来ないことはないかと思いましたが、このスカーは原作の初期と違い錬金術の使用に躊躇いがないことに遠距離手段が欲しかったのでこういった形になりました。発火布の手袋ではなくライターなのはスカーには似合わないことと、あくまでも焔の錬金術はサブの戦闘技術だからと思ってください。



ちなみにこの後の展開としてはディストからの情報を受けてヴァン達に勝ったスカーの元に行くんですが、そこでスカーに肉体的にも精神的にもボコボコにされるという物です。この短編上ではガルディオスと名乗るのはスカーと会ってからになるのですが、それをスカーがどう感じるか・・・そこを考えれば自ずと分かるはずです。



後書きは以上です、お読みいただきありがとうございました。









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