復讐を果たした先の末路
「・・・何でと言いたそうな顔をしてるな、ガイ。だが考えてみろ・・・これだけの規模の戦争なんざ、長いオールドラントのhistoryを紐解いたところで前代未聞だ。そしてそんな戦争はこうして俺達マルクトの勝利で終わった訳だが、戦争は勝ったらそれで終わりなんて単純なもんじゃねぇ。いわゆる落としどころってヤツを作らなけりゃ後々の禍根になる。一つ目の選択肢として上げたここにいる面々の首を取ってマルクトの領地にするってのがその落としどころ・・・いわばまとめのような結果が必要なんだよ。戦争が本当に終わったって示すようなな」
「だ、だからって何で俺を処刑なんて流れが落としどころになるんだよ・・・!?」
「グランコクマで牢の中に入ってたお前は分からねぇかもしれねぇが、マルクトの民の中じゃファブレを滅ぼしたお前の事を英雄扱いしてる奴もいたことはいたが疫病神のような言われ方もされてた。戦争を引き起こした張本人を批難するようにな」
「っ!・・・それは、その・・・」
「言い訳をいくら言おうとした所でお前がそのきっかけになったことは否定出来ねぇだろ・・・そしてそんなもんだからお前の事に関しちゃどこにいるだとか、そういった声もあった。勿論その中身はお前の身を案じての物なんかじゃなく、お前を批難したりキムラスカかマルクトかどちらかに引き渡したいと言ったようなもんだ」
「そん、な・・・俺はそこまで言われてたっていうのか・・・!?」
「むしろそういった事を全く考えてなかったお前の頭が信じられないんだがな・・・まぁそういうわけでお前の行方についちゃ色々な憶測が飛び交っているが、俺らはお前に会って話を聞いた時からお前がファブレを滅ぼしたことと戦争を引き起こした事に関しての責任を取らせることを考えていた。そしてそれが今言ったような事だが・・・もし何らかの考えから一つ目の選択肢を選ばれたとしても、その時はこの面々と共に処刑する。つまりお前に逃げ場なんか・・・ない」
「!?」
政宗はそんなガイに視線を合わせて理由を述べていくのだが、キムラスカ側がどちらを選んでも処刑という結果は変わらないと言い切りその表情を青ざめさせた。
「・・・要はお前はそれだけマルクトにとって厄介な事をしてくれたって認識になってんだ。そしてこれはピオニー陛下の決定で、どう俺に弁解しようったって意味はないし受け付けるなとも言われてる。だから、お前はここで死ぬことになるんだよ・・・戦争の引き金を引くきっかけとなった張本人として、その責任を取る形でな」
「そ、そんな・・・」
そしてとどめと言わんばかりに政宗が突き放すような言葉を告げると、ガイは膝から力が抜けたといったように地面に崩れ落ちた。最早どうしても助からないと、そう知らされた為に・・・
・・・そんな光景の後、政宗がキムラスカ陣にどちらを選ぶかと選択肢についてを問うと満場一致で二つ目を選ぶとの結論が出てきた。この辺りは自分と他の面々の命を守るためという気持ちがあったこともあるが、ガイについて痛烈に引き剥がすような姿勢を強く見せていた政宗の姿から本当にマルクトからしてガイの行動は予想外であり、戦争を起こすきっかけになったことを憤っていたということから下手に逆らわないなら変なことにはならないだろうからと見ての事だと返してきた。
そういった返しがあったことから条件については後程細かく話をするという事で一先ず場をまとめ、その中でガイは処刑の時が決まるまで牢を使わせてほしいと政宗達が言ったことでバチカルの牢の中に投獄される事となった。
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「だ、だからって何で俺を処刑なんて流れが落としどころになるんだよ・・・!?」
「グランコクマで牢の中に入ってたお前は分からねぇかもしれねぇが、マルクトの民の中じゃファブレを滅ぼしたお前の事を英雄扱いしてる奴もいたことはいたが疫病神のような言われ方もされてた。戦争を引き起こした張本人を批難するようにな」
「っ!・・・それは、その・・・」
「言い訳をいくら言おうとした所でお前がそのきっかけになったことは否定出来ねぇだろ・・・そしてそんなもんだからお前の事に関しちゃどこにいるだとか、そういった声もあった。勿論その中身はお前の身を案じての物なんかじゃなく、お前を批難したりキムラスカかマルクトかどちらかに引き渡したいと言ったようなもんだ」
「そん、な・・・俺はそこまで言われてたっていうのか・・・!?」
「むしろそういった事を全く考えてなかったお前の頭が信じられないんだがな・・・まぁそういうわけでお前の行方についちゃ色々な憶測が飛び交っているが、俺らはお前に会って話を聞いた時からお前がファブレを滅ぼしたことと戦争を引き起こした事に関しての責任を取らせることを考えていた。そしてそれが今言ったような事だが・・・もし何らかの考えから一つ目の選択肢を選ばれたとしても、その時はこの面々と共に処刑する。つまりお前に逃げ場なんか・・・ない」
「!?」
政宗はそんなガイに視線を合わせて理由を述べていくのだが、キムラスカ側がどちらを選んでも処刑という結果は変わらないと言い切りその表情を青ざめさせた。
「・・・要はお前はそれだけマルクトにとって厄介な事をしてくれたって認識になってんだ。そしてこれはピオニー陛下の決定で、どう俺に弁解しようったって意味はないし受け付けるなとも言われてる。だから、お前はここで死ぬことになるんだよ・・・戦争の引き金を引くきっかけとなった張本人として、その責任を取る形でな」
「そ、そんな・・・」
そしてとどめと言わんばかりに政宗が突き放すような言葉を告げると、ガイは膝から力が抜けたといったように地面に崩れ落ちた。最早どうしても助からないと、そう知らされた為に・・・
・・・そんな光景の後、政宗がキムラスカ陣にどちらを選ぶかと選択肢についてを問うと満場一致で二つ目を選ぶとの結論が出てきた。この辺りは自分と他の面々の命を守るためという気持ちがあったこともあるが、ガイについて痛烈に引き剥がすような姿勢を強く見せていた政宗の姿から本当にマルクトからしてガイの行動は予想外であり、戦争を起こすきっかけになったことを憤っていたということから下手に逆らわないなら変なことにはならないだろうからと見ての事だと返してきた。
そういった返しがあったことから条件については後程細かく話をするという事で一先ず場をまとめ、その中でガイは処刑の時が決まるまで牢を使わせてほしいと政宗達が言ったことでバチカルの牢の中に投獄される事となった。
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