姉妹の差と向けられる評価
・・・アニスは基本的に人を見て値踏みする習性を持っている。その人物がどういった性格をしているかにどんな立場にいて、自分の役に立つかどうかを見定める為に。そんなアニスからしてみれば、味方にしやすいのはティアでこそはあるが、味方にしたい・・・正確には敵には回したくはないのはレオナの方であった。
・・・元々エンゲーブでルークも含めてグランツ姉妹と会い、ジェイドの考えにより三人を捕まえタルタロスで移動している最中に話を聞いたのだが・・・ティアもレオナも全てを話していないということもそうだが、明らかに裏があるというか後ろめたい行動をしているのはティアの方だとアニスは感じていた。
何故ならティアの行動に発言はこちらに立ち入りしてほしくないといったような物であったこともそうだが、レオナがルークの立場について知った上で行動を共にしないといけないと思ったといった言葉を受け苦い顔を浮かべていた姿が印象的に見えた。
この事からティアが自身でトラブルを起こしたことを何とか取り繕って誤魔化そうとし、その上で本当に偶然会ったレオナが姉の尻拭いをするように動いている・・・と言った構図になっていると独自にアニスは見ていた。
「ハッキリ本人の前で言ったら絶対に否定はされるだろうけれど、あのティアじゃ頼りないって言うかイオン様に限らず誰かを守ろうだとかなんて冷静に考えられるとも思えないしね~。結構内心はいっぱいいっぱいっぽかったし」
続いてアニスはカラカラと笑いを浮かべながら、ティアに余裕がないだろうといったような声を漏らす。
・・・こういった構図になっていると見たアニスからすれば、ティアを必要以上に味方の立場として扱うのはあまり歓迎出来る行為ではなかった。ルークというキムラスカの王族と供もつけずに二人でマルクトの地にいる事もあるが、そのルークとも立場の差など気にすることではないと言った様子で関係性は良くないと言えるような様子でいることに。
普段は人の事情など知ったことではないと思うか、自分に被害がなければむしろ引っ掻き回すのがアニスのやり方である・・・だがティアの状況に関しては下手にティアに味方をすれば被害を被るのはイオンに自分だけでなく、回り回ってしまえば最悪な状況としてダアトにすら被害が及びかねなくなる可能性もあるとアニスは感じた。レオナがティアに関してどう行動するかというよりは、ティアがそれに対してどう反応するか次第でと。
ハッキリ言ってそんな事態などアニスからすれば看過出来ない物であった。自分が理不尽に誰かの不始末のせいで不利益を被ることなど・・・だからこそ味方にしやすいが爆弾を抱えてるも同然のティアに味方をするのではなく、そのティアを冷静に糾弾しようとするだろうレオナの敵に回るようなことはしたくないとアニスは考えたのだ。十中八九レオナはティアに関して行動を起こすだろうと。
・・・姉妹に関して真逆な印象を抱いているアニスだが、どちらが好きというほどの感情はどちらにも抱いていない。だからこそどちらの方が正しいかというよりどちらについた方が損がないか、と言った程度にしか考えていないのだ。ティアを見捨てる方がいいならそうすると、あっさり決めれる程度に・・・
「・・・ティアとレオナ・・・あの二人に会うとは思っていなかったが、昔と変わっていないのだな・・・だがレオナが私に対して思うところが無いという点は差し引いても、ティアが私に躊躇をしたこと・・・あれは酷いと言わざるを得なかった・・・」
・・・更に一方で場は変わり、タルタロスの一室。そこでリグレットは苦い顔を浮かべていた・・・主にレオナと比較してティアが酷かったことに対して。
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・・・元々エンゲーブでルークも含めてグランツ姉妹と会い、ジェイドの考えにより三人を捕まえタルタロスで移動している最中に話を聞いたのだが・・・ティアもレオナも全てを話していないということもそうだが、明らかに裏があるというか後ろめたい行動をしているのはティアの方だとアニスは感じていた。
何故ならティアの行動に発言はこちらに立ち入りしてほしくないといったような物であったこともそうだが、レオナがルークの立場について知った上で行動を共にしないといけないと思ったといった言葉を受け苦い顔を浮かべていた姿が印象的に見えた。
この事からティアが自身でトラブルを起こしたことを何とか取り繕って誤魔化そうとし、その上で本当に偶然会ったレオナが姉の尻拭いをするように動いている・・・と言った構図になっていると独自にアニスは見ていた。
「ハッキリ本人の前で言ったら絶対に否定はされるだろうけれど、あのティアじゃ頼りないって言うかイオン様に限らず誰かを守ろうだとかなんて冷静に考えられるとも思えないしね~。結構内心はいっぱいいっぱいっぽかったし」
続いてアニスはカラカラと笑いを浮かべながら、ティアに余裕がないだろうといったような声を漏らす。
・・・こういった構図になっていると見たアニスからすれば、ティアを必要以上に味方の立場として扱うのはあまり歓迎出来る行為ではなかった。ルークというキムラスカの王族と供もつけずに二人でマルクトの地にいる事もあるが、そのルークとも立場の差など気にすることではないと言った様子で関係性は良くないと言えるような様子でいることに。
普段は人の事情など知ったことではないと思うか、自分に被害がなければむしろ引っ掻き回すのがアニスのやり方である・・・だがティアの状況に関しては下手にティアに味方をすれば被害を被るのはイオンに自分だけでなく、回り回ってしまえば最悪な状況としてダアトにすら被害が及びかねなくなる可能性もあるとアニスは感じた。レオナがティアに関してどう行動するかというよりは、ティアがそれに対してどう反応するか次第でと。
ハッキリ言ってそんな事態などアニスからすれば看過出来ない物であった。自分が理不尽に誰かの不始末のせいで不利益を被ることなど・・・だからこそ味方にしやすいが爆弾を抱えてるも同然のティアに味方をするのではなく、そのティアを冷静に糾弾しようとするだろうレオナの敵に回るようなことはしたくないとアニスは考えたのだ。十中八九レオナはティアに関して行動を起こすだろうと。
・・・姉妹に関して真逆な印象を抱いているアニスだが、どちらが好きというほどの感情はどちらにも抱いていない。だからこそどちらの方が正しいかというよりどちらについた方が損がないか、と言った程度にしか考えていないのだ。ティアを見捨てる方がいいならそうすると、あっさり決めれる程度に・・・
「・・・ティアとレオナ・・・あの二人に会うとは思っていなかったが、昔と変わっていないのだな・・・だがレオナが私に対して思うところが無いという点は差し引いても、ティアが私に躊躇をしたこと・・・あれは酷いと言わざるを得なかった・・・」
・・・更に一方で場は変わり、タルタロスの一室。そこでリグレットは苦い顔を浮かべていた・・・主にレオナと比較してティアが酷かったことに対して。
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