悪魔の手による演劇変更
「・・・分かってくれたならいい、とは言わん。だが俺の事を『ルーク』と呼ぶのはもう止めろ・・・ヴァン程ではないにしても、キムラスカが俺を犠牲にして預言に詠まれた未来を取ると選んだことに、ナタリアと同じようにそいつを『ルーク』として扱った事から俺はキムラスカを信用していないし・・・二度と戻らないと決めている」
「そっ!?そんな・・・!!」
「・・・私が彼の立場でしたら、彼のような判断を下すのは当然だと思いますよ。むしろ貴女が戻ることは当然かのように言う事の方が理解が出来ませんけどね。自分を殺すと決断した人達が待ち受けている所になど」
「っ・・・!」
アッシュはその様子に謝るでもなく呼び名の固定と共にキムラスカに戻る気はないとハッキリ告げ、更なる驚きにナタリアが何故と言いそうになるがジェイドも同情ではなく冷静に同意といった声を上げたことにまた絶句する・・・今の状況が状況なだけに、キムラスカはそうしないと言い切れないと流石にナタリアも感じた為に。
「・・・おい、アッシュ。今の話でキムラスカに戻りたくないという気持ちは分かったが、ならどうしてお前は謡将を攻撃した?お前がファブレにいた時の謡将へのなつきかたに、その・・・ルークまでファブレに身代わりに置いた経緯を考えると、お前がそうする理由が俺には分からないんだが・・・」
それで次にガイがルークに対して気まずそうにしながらもヴァンに攻撃した理由を問う。命を助けられたのだから攻撃する理由はないだろうと言わんように。
「・・・そうする理由が分からない、だと?・・・今の話だけを聞けばそう思うかもしれんが、ヴァンが俺の事を純粋に助けようとしてそいつを身代わりにファブレに置いたとでも思うのか?お前は」
「えっ・・・ど、どういうことだ・・・?」
「俺はバチカルに戻りそいつがファブレで受け入れられている光景を見て絶望していた時、ヴァンは俺の元に現れた・・・その時はヴァンの事しか信じられないと、そう涙して抱き着きダアトに戻った。だが後になり色々と考えていった上で、ヴァン達の事を調べていくと段々と俺は奴の事が信じられなくなっていった・・・何せ奴はバチカルに行くために俺が魔物に襲われ死ぬような目に合っていたにも関わらず、俺のキムラスカに戻りたいという気持ちを引き剥がす為に死なないならいいと影で監視するだけに留めていたんだからな」
「「「「っ!?」」」」
アッシュはそんなガイに冷めた目でいかにヴァンを信じられなくなったのかとバチカルに戻った時とその裏にあった事実を口にし、周りの面々もガイと共に驚愕する。ヴァンはそんなことをしていたのかと、そんなことをするなんて信じられないといった二つに分かれる反応で。
「・・・信じられんと思うか?だがそれが事実だ。そしてそれを知った時に、奴は俺が絶望している時に何もかも知っていたと言わんばかりに俺に近付いたのは、俺を自分の元に引き寄せるための演出だとも気付いた・・・他にもまだ様々あるが、そこまで聞いて俺が奴の事を信用すると思うか?自分の事を騙していたような奴を」
「・・・だからお前は謡将を攻撃したのか・・・」
「フン、攻撃ではなく仕留めるつもりで剣を投げたんだがな・・・まぁどちらにせよ奴はキムラスカ、もっと言うならそいつが全て悪いと自身に関する疑念を持たせず責任を押し付けようとした・・・だから俺は反旗を翻してやったんだ。最も奴がダメージを食らった上で取り返しがつかないと思うであろうタイミングでな」
「っ・・・!」
そんな反応など真実を知る自分の前では意味がないと言った上でヴァンに対する敵意を隠しもしない嘲りの笑みを浮かべるアッシュに、ガイは唖然とする。その話の中身にか、アッシュの表情にかは定かではないが・・・
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「そっ!?そんな・・・!!」
「・・・私が彼の立場でしたら、彼のような判断を下すのは当然だと思いますよ。むしろ貴女が戻ることは当然かのように言う事の方が理解が出来ませんけどね。自分を殺すと決断した人達が待ち受けている所になど」
「っ・・・!」
アッシュはその様子に謝るでもなく呼び名の固定と共にキムラスカに戻る気はないとハッキリ告げ、更なる驚きにナタリアが何故と言いそうになるがジェイドも同情ではなく冷静に同意といった声を上げたことにまた絶句する・・・今の状況が状況なだけに、キムラスカはそうしないと言い切れないと流石にナタリアも感じた為に。
「・・・おい、アッシュ。今の話でキムラスカに戻りたくないという気持ちは分かったが、ならどうしてお前は謡将を攻撃した?お前がファブレにいた時の謡将へのなつきかたに、その・・・ルークまでファブレに身代わりに置いた経緯を考えると、お前がそうする理由が俺には分からないんだが・・・」
それで次にガイがルークに対して気まずそうにしながらもヴァンに攻撃した理由を問う。命を助けられたのだから攻撃する理由はないだろうと言わんように。
「・・・そうする理由が分からない、だと?・・・今の話だけを聞けばそう思うかもしれんが、ヴァンが俺の事を純粋に助けようとしてそいつを身代わりにファブレに置いたとでも思うのか?お前は」
「えっ・・・ど、どういうことだ・・・?」
「俺はバチカルに戻りそいつがファブレで受け入れられている光景を見て絶望していた時、ヴァンは俺の元に現れた・・・その時はヴァンの事しか信じられないと、そう涙して抱き着きダアトに戻った。だが後になり色々と考えていった上で、ヴァン達の事を調べていくと段々と俺は奴の事が信じられなくなっていった・・・何せ奴はバチカルに行くために俺が魔物に襲われ死ぬような目に合っていたにも関わらず、俺のキムラスカに戻りたいという気持ちを引き剥がす為に死なないならいいと影で監視するだけに留めていたんだからな」
「「「「っ!?」」」」
アッシュはそんなガイに冷めた目でいかにヴァンを信じられなくなったのかとバチカルに戻った時とその裏にあった事実を口にし、周りの面々もガイと共に驚愕する。ヴァンはそんなことをしていたのかと、そんなことをするなんて信じられないといった二つに分かれる反応で。
「・・・信じられんと思うか?だがそれが事実だ。そしてそれを知った時に、奴は俺が絶望している時に何もかも知っていたと言わんばかりに俺に近付いたのは、俺を自分の元に引き寄せるための演出だとも気付いた・・・他にもまだ様々あるが、そこまで聞いて俺が奴の事を信用すると思うか?自分の事を騙していたような奴を」
「・・・だからお前は謡将を攻撃したのか・・・」
「フン、攻撃ではなく仕留めるつもりで剣を投げたんだがな・・・まぁどちらにせよ奴はキムラスカ、もっと言うならそいつが全て悪いと自身に関する疑念を持たせず責任を押し付けようとした・・・だから俺は反旗を翻してやったんだ。最も奴がダメージを食らった上で取り返しがつかないと思うであろうタイミングでな」
「っ・・・!」
そんな反応など真実を知る自分の前では意味がないと言った上でヴァンに対する敵意を隠しもしない嘲りの笑みを浮かべるアッシュに、ガイは唖然とする。その話の中身にか、アッシュの表情にかは定かではないが・・・
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