移ろう気持ちに関係
・・・ルーク達三人が決意を新たにし、その後は細々とした話をした後にアッシュはリグレット達の元に戻り二人は休憩所に戻って眠りについた。そして翌日、ヴァンからもらった旅券を用いてカイツールを出立した。
(『さて・・・話によるとこれからバチカルまでは特に誰かの襲撃が起きるとかそんなことはまず無さそうなんだよな?』)
(まぁな。ただ誰かの独断での行動は読めないだろうとは言われたけど、そうしそうなアリエッタはまず来ないみたいに言われたしディストもシンクも前来た時はイオンもそうだけど、どっちかって言ったら俺の事を調べたデータを取り返しに来たってくらいだったし・・・多分来ないとは思うよ)
(『となると・・・その道中で厄介なのってあのオッサンを始めとした場の空気とかの方か・・・』)
(まぁこればかりは我慢するしかな・・・)
そうしてカイツールに向かう道中にて、ルークは頭の中で会話をしていくがヴァンたちについてになると気が重いといった空気になる。目下敵対していないとは言え、今のティア達との関係は良くないものとしか言えなかった為に。
・・・それで道中はイオンが時折話し掛けてくるくらいで何か目立ったことが起きることもなく、ルーク達は港へと辿り着いた。
「おぉ、ルーク様!ご無事で何よりでございます!」
「あぁ、出迎えご苦労(アリエッタは来てないか・・・良かった・・・)」
それで港の入口で待機していたアルマンダインと兵士達の喜びの声と揃った敬礼の歓迎を受け、ルークは貴族の顔で対応しつつ港がアリエッタに襲われていない事に内心でホッとする。
「事情は・・・謡将から聞いているよな?」
「ハッ、道中にて出会われたマルクトのジェイド=カーティス大佐に和平の仲介を頼まれたと」
「はい。私がジェイド=カーティスになります」
「この港の代表を務めています、アルマンダイン伯爵です。和平の使者、それにルーク様を保護していただけたと言うことであれば私の方からもインゴベルト陛下へ報告と共に口添えの手紙を出させていただきましょう」
「お心遣い感謝します」
そこからルークの言葉から自然にジェイドへとアルマンダインは話を移し、共に悪くないといったように会話を進めてジェイドは頭を下げる。
「と言うか、謡将とあの女はどこだ?姿を見ねぇけどよ」
「それは・・・謡将達には先に船に乗ってもらっていますが、その・・・ファブレに侵入した女と共に戻られるのですか?正直な気持ちを口にさせていただくなら、あの女とルーク様を共にいさせるのは不安なのですが・・・」
「あぁ、言いたいことは分かった。それ以上口にしなくていい(多分ここに来た時にめちゃめちゃティアがふんぞり返ってたんだろうな・・・でもそれで伯爵達が怒って捕らえるとかそういう話にならなかったのは、師匠が庇ったかなんかしたって形で止められたってとこだろうし・・・)」
(『だろうな・・・そして船でさっさと俺達が来たんなら出発しろとでも思ってる、と・・・』)
その中でルークはどうしてヴァン達がいないのかについてを辺りを見回しながら聞くが、アルマンダインが言葉の端々に不快だという気持ちを滲ませていることに察して制止をかける。二人の態度が問題があった上で、船に乗っているのだろうと。
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(『さて・・・話によるとこれからバチカルまでは特に誰かの襲撃が起きるとかそんなことはまず無さそうなんだよな?』)
(まぁな。ただ誰かの独断での行動は読めないだろうとは言われたけど、そうしそうなアリエッタはまず来ないみたいに言われたしディストもシンクも前来た時はイオンもそうだけど、どっちかって言ったら俺の事を調べたデータを取り返しに来たってくらいだったし・・・多分来ないとは思うよ)
(『となると・・・その道中で厄介なのってあのオッサンを始めとした場の空気とかの方か・・・』)
(まぁこればかりは我慢するしかな・・・)
そうしてカイツールに向かう道中にて、ルークは頭の中で会話をしていくがヴァンたちについてになると気が重いといった空気になる。目下敵対していないとは言え、今のティア達との関係は良くないものとしか言えなかった為に。
・・・それで道中はイオンが時折話し掛けてくるくらいで何か目立ったことが起きることもなく、ルーク達は港へと辿り着いた。
「おぉ、ルーク様!ご無事で何よりでございます!」
「あぁ、出迎えご苦労(アリエッタは来てないか・・・良かった・・・)」
それで港の入口で待機していたアルマンダインと兵士達の喜びの声と揃った敬礼の歓迎を受け、ルークは貴族の顔で対応しつつ港がアリエッタに襲われていない事に内心でホッとする。
「事情は・・・謡将から聞いているよな?」
「ハッ、道中にて出会われたマルクトのジェイド=カーティス大佐に和平の仲介を頼まれたと」
「はい。私がジェイド=カーティスになります」
「この港の代表を務めています、アルマンダイン伯爵です。和平の使者、それにルーク様を保護していただけたと言うことであれば私の方からもインゴベルト陛下へ報告と共に口添えの手紙を出させていただきましょう」
「お心遣い感謝します」
そこからルークの言葉から自然にジェイドへとアルマンダインは話を移し、共に悪くないといったように会話を進めてジェイドは頭を下げる。
「と言うか、謡将とあの女はどこだ?姿を見ねぇけどよ」
「それは・・・謡将達には先に船に乗ってもらっていますが、その・・・ファブレに侵入した女と共に戻られるのですか?正直な気持ちを口にさせていただくなら、あの女とルーク様を共にいさせるのは不安なのですが・・・」
「あぁ、言いたいことは分かった。それ以上口にしなくていい(多分ここに来た時にめちゃめちゃティアがふんぞり返ってたんだろうな・・・でもそれで伯爵達が怒って捕らえるとかそういう話にならなかったのは、師匠が庇ったかなんかしたって形で止められたってとこだろうし・・・)」
(『だろうな・・・そして船でさっさと俺達が来たんなら出発しろとでも思ってる、と・・・』)
その中でルークはどうしてヴァン達がいないのかについてを辺りを見回しながら聞くが、アルマンダインが言葉の端々に不快だという気持ちを滲ませていることに察して制止をかける。二人の態度が問題があった上で、船に乗っているのだろうと。
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