英雄と呼ばれた男は真実を知り、仲間と共に堕ちる道を選び幻想になる 後編

「・・・感心したい気持ちは端から見た僕も同様だが、まだ先はあるのだろう。言いたいことはあるのかもしれんが、続きを頼む」
「・・・分かりました。続けます」
リオンはそんなやり取りに終止符を打つよう続きをと切り出し、映姫も気を取り直して鏡を操作する。



















・・・そうして続きを見る中で『クラウド』が言ったようティファにより意識を取り戻すことが出来、そこから再びセフィロスもだが発動したメテオを止めるために動いていき・・・事態が進んでいく中で大空洞に張られたバリアを壊すために神羅の面々がミッドガルで行動していてそれを止めなければまずいと知らされ、『クラウド』達はミッドガルに行ってその大本の理由であった宝条と対峙したのだが・・・セフィロスを含めて自分の知識欲を優先して高笑うばかりの様子に場の面々は一斉に不愉快と表情を歪め、宝条が相手ということで自分が決着をつけたいと『クラウド』と共に来たヴィンセントも怒りを滲ませて戦闘に入り・・・宝条を倒した後に最後の決戦に向かうために『クラウド』達は大空洞に向かった。

そうして大空洞の中を進んでいって最深部に行くまでにも色々と苦労はしたが、それでもセフィロスの元に辿り着いて最後の決戦に挑んだ・・・そんな中で映像の中のセフィロスが人間の姿は上半身は残しつつも、下半身が完全に魔物としか呼べない形状になりながら空を浮かんでいる姿に、セフィロスは苦み走った表情を浮かべながら声を漏らしていた。これが本当に自分なのか、と。

そんな衝撃を受けているセフィロスを尻目に戦いは進んでいって映像のセフィロスは『クラウド』達にやられて消え去っていった・・・かに思われたが、ライフストリームの中でまだ生きていたセフィロスとの一対一を『クラウド』は行い・・・超究武神覇斬を叩き込んだことにより戦いは終わることになり、発動されたメテオはエアリスが発動したホーリーを解放したこと及びライフストリームが加わったことで止められ、セフィロスを始めとした諸々の事件は収束することになった。



「・・・こういった一連の流れがあったことに関して、私は平行世界を見ていく中で知ったのよ。そしてその力はこの幻想郷においても下級の妖怪程度では歯牙にもかかないくらいの物である事は貴女達も映像を見たことから分かるでしょう?」
「そうね・・・最初彼らの身の安全について心配したのが馬鹿らしいと思ってるくらいよ。ただ貴女はさっき妖怪を守るためにここから離したというように言ったけど、ここには今でも魔理沙や私を襲ってくる妖怪もいないわけではないし、彼らが危険だと話してもそうする妖怪はいると思うわよ?」
「そういった妖怪に関してはどのように撃退しても構わないわ。私はあの文屋の新聞で四人の事を知ったからこうしたけど、この後に彼らの実力に関しての注意喚起の為の新聞を出させるようにする予定よ。それで尚彼らを襲うようなら自己責任というようにね」
「そう・・・ならいいわ」
・・・そうして紫が全てを見たからこそとの行動と口にすると、アリスが今後もそうするのかと問い掛けるがちゃんと勧告は送らせるとの返しに納得する・・・妖怪の肩を持つだったり無事を願うのではなく、あくまで余計な事にならないならいい・・・そういったように冷静に判断して。









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