最後の陸の黒船の剣の使い手と天剣の使い手
「というよりそもそも君の協力も必要だというのは分からないのかね?我々はこの竹林にいるがこうしてここにいられるのは我々でこそであって、彼に同じように暮らしてもらうことは数日も出来んだろう。それに我々は人里の者達とは永遠亭の行き来程度にしか交流はない・・・つまりは君が協力せねば彼は人里に住む事すら難儀するということだ」
「むっ・・・」
「俺からも更に追加して言うなら、ここで細かく話をしておかねば後々面倒になるのはお前の方だと思うぞ。特にお前の事を勝手に人里の奴らに話されることになったら、どういったことになるか分からんと思うからな」
「っ・・・確かにその辺りを考えれば、俺が全く協力をしないというのも都合が悪いか・・・分かった、俺も協力する。そしてついでに人里の者達に話を通したら俺の小屋に住むようにとしてやる」
「え?いいんですか?」
しかしシャカもだがアベルまでもそうするべきと話していく中身に比古も苦い顔をしながら頷くが、自分のところに住めるようにするとの言葉に宗次郎は意外そうな言葉を漏らす。
「乗り掛かった船であることもそうだが、人里に住むにしてもお前の事情を丸々と説明などされたら面倒極まりないことを知らされたからな。特に外の歴史に関しての本を見たことがあるが、大久保利通の件に関してはお前がやったことではなく別の奴がやったことと歴史上ではなっている。ついでに言うなら志々雄達のやった事など影も形も載っていない形でな」
「そうなんですか?」
「あぁ。それが平行世界とやらの出来事だからなのかどうかは知らんが、志々雄の一味としてお前がやってきたことを正直に明かすこともそうだが周りに知られれば確実に面倒になる・・・そう考えれば変に人里の者と交流するように過ごすようにするのではなく、俺の元で過ごしてもらう方がいいと思ったんだよ。まぁタダで住ませる訳じゃなく、ある程度働いてもらうことは了承してもらうがな。それを断るにしても人里に住むならどうしても働かなければ金は手に入らないから、その辺りは人里にどううまく溶け込めるかにかかるだろうが・・・どうする?」
「・・・はい、比古さんのお世話になりたいと思います。僕も他の方に迷惑をかけたくはありませんし、比古さんは迷惑かと思いますが色々と比古さんに教えてもらいたいと思ったんです・・・僕がどうするべきかであるかを」
「・・・ま、その辺りは追々にするぞ。焦っても良くないだろうし、お前が元の場所に帰りたいのかどうかも含めてゆっくり考えていけ。いいな?」
「はい、分かりました」
比古はどうしてそう考えたについてを話していき、宗次郎はそれらを受けて次第に元の様子を取り戻していった後に頷いた。そうさせてもらうと。
「・・・すまんがここでやることは終わりだ。結界とやらを解いて欲しいが、ここでの話は誰にも言わないでいてほしい」
「我々は別に構わぬが、彼女はどうするのかね?あの目を見る限り、何か良からぬ事になると思うが?」
「・・・あいつが残っていたか、そう言えば」
それで比古が終わりだとシャカに話し掛けるが、そこで指を指された先にいたニヤニヤしていた萃香の姿にしかめっ面を浮かべた。明らかに面倒そうな気配を感じてしまって。
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「むっ・・・」
「俺からも更に追加して言うなら、ここで細かく話をしておかねば後々面倒になるのはお前の方だと思うぞ。特にお前の事を勝手に人里の奴らに話されることになったら、どういったことになるか分からんと思うからな」
「っ・・・確かにその辺りを考えれば、俺が全く協力をしないというのも都合が悪いか・・・分かった、俺も協力する。そしてついでに人里の者達に話を通したら俺の小屋に住むようにとしてやる」
「え?いいんですか?」
しかしシャカもだがアベルまでもそうするべきと話していく中身に比古も苦い顔をしながら頷くが、自分のところに住めるようにするとの言葉に宗次郎は意外そうな言葉を漏らす。
「乗り掛かった船であることもそうだが、人里に住むにしてもお前の事情を丸々と説明などされたら面倒極まりないことを知らされたからな。特に外の歴史に関しての本を見たことがあるが、大久保利通の件に関してはお前がやったことではなく別の奴がやったことと歴史上ではなっている。ついでに言うなら志々雄達のやった事など影も形も載っていない形でな」
「そうなんですか?」
「あぁ。それが平行世界とやらの出来事だからなのかどうかは知らんが、志々雄の一味としてお前がやってきたことを正直に明かすこともそうだが周りに知られれば確実に面倒になる・・・そう考えれば変に人里の者と交流するように過ごすようにするのではなく、俺の元で過ごしてもらう方がいいと思ったんだよ。まぁタダで住ませる訳じゃなく、ある程度働いてもらうことは了承してもらうがな。それを断るにしても人里に住むならどうしても働かなければ金は手に入らないから、その辺りは人里にどううまく溶け込めるかにかかるだろうが・・・どうする?」
「・・・はい、比古さんのお世話になりたいと思います。僕も他の方に迷惑をかけたくはありませんし、比古さんは迷惑かと思いますが色々と比古さんに教えてもらいたいと思ったんです・・・僕がどうするべきかであるかを」
「・・・ま、その辺りは追々にするぞ。焦っても良くないだろうし、お前が元の場所に帰りたいのかどうかも含めてゆっくり考えていけ。いいな?」
「はい、分かりました」
比古はどうしてそう考えたについてを話していき、宗次郎はそれらを受けて次第に元の様子を取り戻していった後に頷いた。そうさせてもらうと。
「・・・すまんがここでやることは終わりだ。結界とやらを解いて欲しいが、ここでの話は誰にも言わないでいてほしい」
「我々は別に構わぬが、彼女はどうするのかね?あの目を見る限り、何か良からぬ事になると思うが?」
「・・・あいつが残っていたか、そう言えば」
それで比古が終わりだとシャカに話し掛けるが、そこで指を指された先にいたニヤニヤしていた萃香の姿にしかめっ面を浮かべた。明らかに面倒そうな気配を感じてしまって。
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