最強を願われた零と詳細なく消えた科学者
・・・所変わり、幻想郷の中にある無縁塚と呼ばれる場所。ここは幻想郷において人もないことはないが、主に外からの物が流れ着きやすい場所として知られている。そんな場所によく訪れる二人と、その二人に乞われる形である一つの存在が訪れていた・・・
『・・・このカプセルですか、私に見てもらいたいのは?』
「あぁ。僕の能力でこの二つのカプセルを見たがレプリロイドのゼロとケインという二人を眠らせるための物としか分からず、どうすればいいか分からないんだ」
「そして初めてこれを見つけた私はどうにかこれを店主に売ろうと思ったんだが、そんなことを言われて窓のような所から中を覗きこむと確かに何か君に似たような存在と人間に思えるような誰かが眠ってるのを見付けたんだ・・・まぁだからと言ってそれでどうすればいいか分からないと思ったから、君に来てもらったんだよ。レプリロイドが何かは分からないが、君と同じような存在なら何か分かるんじゃないかとね」
『そういうことですか・・・』
・・・無縁塚に無造作に置かれた二人のカプセルの前にて、霖之助とナズーリンの二人に連れてこられたロボは話を聞いて成程と納得した。確かに機械文化に縁のない幻想郷の住民では、目の前のカプセルをどうするかというのは難しいだろうと。
『・・・あぁ、この中の二人を目覚めさせるにはこのスイッチを押せばいいんですね。ただここで私が目覚めさせてもいいんでしょうか?』
「その辺りはこの中の二人を目覚めさせてから考えよう。というよりこのカプセルだったかがここにあるままだとこれからもここに来るから、どうにか早く片付けてもらいたいんだよ。売ることも出来ないオブジェがずっとここにあり続けられても、目障りだからね」
『は、はぁ・・・では開けますよ』
そんな中でカプセルを見回っていくロボは横にスイッチを発見しつつもいいのかと聞くが、ナズーリンの私情マックスな理由に何とも言いがたそうになりながらもスイッチを押す。
‘フォォォン・・・’
するとすぐに眠っていた二人の蓋をしていた部分が開き、三人は並ぶ形でどうなるかを観察していく。
「・・・ん・・・ここ、は・・・?」
「・・・誰かがわしらを目覚めさせたのか・・・?」
「・・・貴方は、ケイン博士なのか・・・?」
「うむ・・・人格を投影した物だがな」
・・・そんな風に見ている中でゼロとケインは起き上がり、目覚めたばかりだというのにお互いを認識しあう。
『あの、すみません・・・少しよろしいでしょうか?』
「ん?・・・レプリロイド、なのか?それにしては何か妙な気がするが・・・」
『その辺りに関してを少しお話出来ませんでしょうか?私はレプリロイドという言葉に関してを聞いたことがありませんし、貴殿方もこの場所についてを聞きたいと思いますが・・・』
「・・・確かに周りをよく見てみれば俺やケイン博士のいた研究所とは似ても似つかない場所に何故かいるな・・・」
「・・・では少し話をしよう。こちらも色々と知りたいことがあるのでな・・・」
そんな二人にロボが話し掛けてどうにか話が出来ないかと投げ掛けると、ゼロもケインも状況を知りたいと頷き返す。特にどうしてここにいるのか分からないというよう。
・・・それで両者の間で話は進んでいくのだが、ゼロ達は驚きを隠すことが出来ずに話を聞いていくしかなかった。一応幻想郷も地球と言えば地球の一部ではあるのだが、ロボと共に過ごしている早苗の話では幻想郷の外はゼロ達の所の地球ほど機械文明は発達していない上に、レプリロイドといった存在も造られるどころか全く存在していないということだった為に。
故にそこでロボが外の世界はゼロ達の世界にとっての過去になるか、もしくは平行世界の可能性が高いと告げた。幻想郷の性質上決して有り得ない事ではないというか、そうでもなければ説明がつかないことが多いと。
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『・・・このカプセルですか、私に見てもらいたいのは?』
「あぁ。僕の能力でこの二つのカプセルを見たがレプリロイドのゼロとケインという二人を眠らせるための物としか分からず、どうすればいいか分からないんだ」
「そして初めてこれを見つけた私はどうにかこれを店主に売ろうと思ったんだが、そんなことを言われて窓のような所から中を覗きこむと確かに何か君に似たような存在と人間に思えるような誰かが眠ってるのを見付けたんだ・・・まぁだからと言ってそれでどうすればいいか分からないと思ったから、君に来てもらったんだよ。レプリロイドが何かは分からないが、君と同じような存在なら何か分かるんじゃないかとね」
『そういうことですか・・・』
・・・無縁塚に無造作に置かれた二人のカプセルの前にて、霖之助とナズーリンの二人に連れてこられたロボは話を聞いて成程と納得した。確かに機械文化に縁のない幻想郷の住民では、目の前のカプセルをどうするかというのは難しいだろうと。
『・・・あぁ、この中の二人を目覚めさせるにはこのスイッチを押せばいいんですね。ただここで私が目覚めさせてもいいんでしょうか?』
「その辺りはこの中の二人を目覚めさせてから考えよう。というよりこのカプセルだったかがここにあるままだとこれからもここに来るから、どうにか早く片付けてもらいたいんだよ。売ることも出来ないオブジェがずっとここにあり続けられても、目障りだからね」
『は、はぁ・・・では開けますよ』
そんな中でカプセルを見回っていくロボは横にスイッチを発見しつつもいいのかと聞くが、ナズーリンの私情マックスな理由に何とも言いがたそうになりながらもスイッチを押す。
‘フォォォン・・・’
するとすぐに眠っていた二人の蓋をしていた部分が開き、三人は並ぶ形でどうなるかを観察していく。
「・・・ん・・・ここ、は・・・?」
「・・・誰かがわしらを目覚めさせたのか・・・?」
「・・・貴方は、ケイン博士なのか・・・?」
「うむ・・・人格を投影した物だがな」
・・・そんな風に見ている中でゼロとケインは起き上がり、目覚めたばかりだというのにお互いを認識しあう。
『あの、すみません・・・少しよろしいでしょうか?』
「ん?・・・レプリロイド、なのか?それにしては何か妙な気がするが・・・」
『その辺りに関してを少しお話出来ませんでしょうか?私はレプリロイドという言葉に関してを聞いたことがありませんし、貴殿方もこの場所についてを聞きたいと思いますが・・・』
「・・・確かに周りをよく見てみれば俺やケイン博士のいた研究所とは似ても似つかない場所に何故かいるな・・・」
「・・・では少し話をしよう。こちらも色々と知りたいことがあるのでな・・・」
そんな二人にロボが話し掛けてどうにか話が出来ないかと投げ掛けると、ゼロもケインも状況を知りたいと頷き返す。特にどうしてここにいるのか分からないというよう。
・・・それで両者の間で話は進んでいくのだが、ゼロ達は驚きを隠すことが出来ずに話を聞いていくしかなかった。一応幻想郷も地球と言えば地球の一部ではあるのだが、ロボと共に過ごしている早苗の話では幻想郷の外はゼロ達の所の地球ほど機械文明は発達していない上に、レプリロイドといった存在も造られるどころか全く存在していないということだった為に。
故にそこでロボが外の世界はゼロ達の世界にとっての過去になるか、もしくは平行世界の可能性が高いと告げた。幻想郷の性質上決して有り得ない事ではないというか、そうでもなければ説明がつかないことが多いと。
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