最強を願われた零と詳細なく消えた科学者
・・・これは本来の流れとなった流れとは違う結末を迎え、人知れず忘れられた者達の幻想入りの話である・・・
『・・・今のレプリロイド・・・あの姿に、最期の言葉・・・もしや・・・』
・・・カウンターハンターの基地の中にて、とある技を自分の最後の息子とも呼べる存在に授ける為にカプセルと共に入り込んだライト・・・の人格データ。
その中で自身が息子に託したヘッドパーツから見える戦いの映像を見ていたライトだが、二人目のカウンターハンターであるサーゲスを倒した際の様子にある予感を感じていた。
『・・・もしXがシグマを倒せたとしても、あれがまだ他にも自分の分身のような存在を残していたなら、また同じような事が繰り返されるかもしれん・・・杞憂であればいいが、もしそうなった時の事も考えておかねばならぬか・・・』
そしてその予感に対して楽観視は出来ぬと、ライトはこの先のもしもの可能性についてを考えていく・・・
・・・そうしてカウンターハンター及びその裏にいたシグマをXが倒し、ドップラーというレプリロイドによりイレギュラーとなった者達をどうにか出来た上で平和は取り戻された・・・かに思われたが、そのドップラーの反乱により再び世界に混乱が訪れてXとゼロの二人はその鎮圧の為に動き出した。
そしてその二人の活躍によりドップラー達もだが、またも一連の黒幕となっていたシグマも倒すことが出来た・・・のだが、その後に一人で人知れずドップラーの居城に向かった者がいた。それは元々は善良で品行方正だったレプリロイドであり、イレギュラーとなったシグマを造ったケインという老人である・・・
「・・・うぅむ・・・やはりドップラーの研究に間違いはなかった・・・そしてこれだけの研究が出来たのであれば、当然ドップラーも自身がイレギュラー化しないようにとちゃんと対策も取っておったのも分かる・・・なのにドップラーがイレギュラー化するとは例えシグマが生きていたからと言っても、ウィルスに対する対抗策を備えていた以上有り得る筈はない・・・これは一体どういうことだ・・・?」
・・・Xとシグマの戦いにより廃墟となってしまって誰もいないドップラーの暗い居城の中、動力を復活させた端末から研究成果を確認していく中で液晶の光に照らされながらケインは盛大に眉間にシワを寄せていた・・・レプリロイドではあるが研究者として優れていたのはケインもよく知っていたのもあるが、Xがシグマを倒した際の話からドップラーがウィルス対策をしていたことを聞いたからこそイレギュラー化する理由が見当たらない・・・だからこそ何の失敗があったのかと思わざるを得ないと。
『・・・その理由はドップラーでもシグマでもない、第三者の介入があったからだ』
「っ!何者だ!」
『警戒を解いてくれ。私はライト・・・Xにアーマーを渡していた者と言えば分かるか?』
「アーマー・・・貴方がそうなのか・・・」
そんな時に後ろから声がかかってきたことにケインは緊迫感を持って振り向くが、下に機械の台座をつける形でホログラムの姿で現れたライトからの言葉に何とも言いがたそうな声を漏らす・・・今まで三度のシグマの反乱があってその度にXにアーマーを渡してきた人物がいることはケインも知っているが、実際に会うのは初めてだった為に。
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『・・・今のレプリロイド・・・あの姿に、最期の言葉・・・もしや・・・』
・・・カウンターハンターの基地の中にて、とある技を自分の最後の息子とも呼べる存在に授ける為にカプセルと共に入り込んだライト・・・の人格データ。
その中で自身が息子に託したヘッドパーツから見える戦いの映像を見ていたライトだが、二人目のカウンターハンターであるサーゲスを倒した際の様子にある予感を感じていた。
『・・・もしXがシグマを倒せたとしても、あれがまだ他にも自分の分身のような存在を残していたなら、また同じような事が繰り返されるかもしれん・・・杞憂であればいいが、もしそうなった時の事も考えておかねばならぬか・・・』
そしてその予感に対して楽観視は出来ぬと、ライトはこの先のもしもの可能性についてを考えていく・・・
・・・そうしてカウンターハンター及びその裏にいたシグマをXが倒し、ドップラーというレプリロイドによりイレギュラーとなった者達をどうにか出来た上で平和は取り戻された・・・かに思われたが、そのドップラーの反乱により再び世界に混乱が訪れてXとゼロの二人はその鎮圧の為に動き出した。
そしてその二人の活躍によりドップラー達もだが、またも一連の黒幕となっていたシグマも倒すことが出来た・・・のだが、その後に一人で人知れずドップラーの居城に向かった者がいた。それは元々は善良で品行方正だったレプリロイドであり、イレギュラーとなったシグマを造ったケインという老人である・・・
「・・・うぅむ・・・やはりドップラーの研究に間違いはなかった・・・そしてこれだけの研究が出来たのであれば、当然ドップラーも自身がイレギュラー化しないようにとちゃんと対策も取っておったのも分かる・・・なのにドップラーがイレギュラー化するとは例えシグマが生きていたからと言っても、ウィルスに対する対抗策を備えていた以上有り得る筈はない・・・これは一体どういうことだ・・・?」
・・・Xとシグマの戦いにより廃墟となってしまって誰もいないドップラーの暗い居城の中、動力を復活させた端末から研究成果を確認していく中で液晶の光に照らされながらケインは盛大に眉間にシワを寄せていた・・・レプリロイドではあるが研究者として優れていたのはケインもよく知っていたのもあるが、Xがシグマを倒した際の話からドップラーがウィルス対策をしていたことを聞いたからこそイレギュラー化する理由が見当たらない・・・だからこそ何の失敗があったのかと思わざるを得ないと。
『・・・その理由はドップラーでもシグマでもない、第三者の介入があったからだ』
「っ!何者だ!」
『警戒を解いてくれ。私はライト・・・Xにアーマーを渡していた者と言えば分かるか?』
「アーマー・・・貴方がそうなのか・・・」
そんな時に後ろから声がかかってきたことにケインは緊迫感を持って振り向くが、下に機械の台座をつける形でホログラムの姿で現れたライトからの言葉に何とも言いがたそうな声を漏らす・・・今まで三度のシグマの反乱があってその度にXにアーマーを渡してきた人物がいることはケインも知っているが、実際に会うのは初めてだった為に。
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