焔の危機にいかに動いていくか
「・・・ねぇ、紫・・・ルークは、このままいずれ消えるだけなの・・・どうにか出来ないの・・・?」
そんな中で幽々子はいつものような柔らかい様子などなく、紫の方へとすがるように声と顔を向ける。
「・・・どうにか出来るかどうかと言われれば、方法については考えはあるわ」
「っ、本当!?」
「えぇ。でも時間をちょうだい。私の考えている事を実行に移すにしても色々と調査であったりが万全に事を進ませるには重要だから、それまでは待ってもらわないと却ってルークを喪いかねないわ」
「っ・・・分かったわ・・・私は貴女しか頼れないもの・・・だからお願い、紫・・・ルークを存在出来るようにして・・・!」
「私もルークを喪わせたくはないから尽力するわ」
その懇願に対して紫は時間は必要だがと言うと幽々子は切実な声で頭を下げてお願いをし、紫も真剣に頷き返した。ルークの存在を消滅させない為に力を尽くすと・・・
・・・そうして一見はルーク自身は何事も無いというように見られていると思いながら生活していった。超振動を使わないようにと出来る限り気を付け、いつも通りといったように振る舞うようにだ。
それで幽々子の起こした異変以降にいくつかの異変がまた別に起こっていき、新たに現れた実力者達や後に紫によって判明した他の幻想郷に自分と同じく存在しない幻想入りした人物達と交流したりしてきた。
それでいくつかの異変が起きてその詳細についてを宴会に行った妖夢や幽々子などから聞いていったルークだが、そんな中で地底の地霊殿にて異変が起こってさとりが半ば巻き込まれたような形で異変に関わってしまったことを聞いた上で、その後の展開として地底との約定の改訂により地上との交流を復活させると聞いてルークはさとりに会うことにした。小町が連れてきてくれる一年に一度程度しか会うことはなかったが、会える機会が増えるのなら顔合わせをしておこうと。
「「「「・・・」」」」
・・・ただルークが会いに行くまでもなく、さとりは白玉楼に来たのだが・・・そこで広間で会話をしていた中で突如さとりによりルークは正座をさせられ、幽々子と妖夢はその様子を端から見ていた。しかし何故そんなことになったのかと言えば・・・
「・・・ルーク、私に嘘が通じないのは分かるでしょう?というより貴方は根本的に嘘が下手なのは分かっていた筈なのに、幽々子さんを騙せると思っていたの?」
「・・・知られたく、なかったんだ・・・いつか俺が消えるかもしれないなんて・・・それに幽々子は何も言ってくる事が無かったから、何も気付いてなかったんだって思ってたんだ・・・」
・・・そう、話をする中でルークが自分の腕が透けたことを黙っていたのがバレたからだ。
そしてその事を言わずに黙っていたことをさとりから追求されるために正座させられ、ルークは苦い心中を吐露せざるを得なくなったのである。
「それは見通しが甘かったわね・・・幽々子さんはその事を理解した上で敢えてそこについては触れないようにしていただけで、尚且つ貴方の事をどうにか出来ないかと八雲紫にお願いしていたそうよ」
「っ、そうなんですか幽々子様・・・?」
「えぇ・・・もうそろそろルークの事をどうにか出来る目算は立ってきたという話よ」
「え・・・嘘、だろ・・・?」
そんな声にさとりが甘いと言いつつ幽々子は知っていたことを口にするが、そこで幽々子から出てきた話の中身にルークは呆然とした表情を浮かべた。そんなことが出来るのかと。
.
そんな中で幽々子はいつものような柔らかい様子などなく、紫の方へとすがるように声と顔を向ける。
「・・・どうにか出来るかどうかと言われれば、方法については考えはあるわ」
「っ、本当!?」
「えぇ。でも時間をちょうだい。私の考えている事を実行に移すにしても色々と調査であったりが万全に事を進ませるには重要だから、それまでは待ってもらわないと却ってルークを喪いかねないわ」
「っ・・・分かったわ・・・私は貴女しか頼れないもの・・・だからお願い、紫・・・ルークを存在出来るようにして・・・!」
「私もルークを喪わせたくはないから尽力するわ」
その懇願に対して紫は時間は必要だがと言うと幽々子は切実な声で頭を下げてお願いをし、紫も真剣に頷き返した。ルークの存在を消滅させない為に力を尽くすと・・・
・・・そうして一見はルーク自身は何事も無いというように見られていると思いながら生活していった。超振動を使わないようにと出来る限り気を付け、いつも通りといったように振る舞うようにだ。
それで幽々子の起こした異変以降にいくつかの異変がまた別に起こっていき、新たに現れた実力者達や後に紫によって判明した他の幻想郷に自分と同じく存在しない幻想入りした人物達と交流したりしてきた。
それでいくつかの異変が起きてその詳細についてを宴会に行った妖夢や幽々子などから聞いていったルークだが、そんな中で地底の地霊殿にて異変が起こってさとりが半ば巻き込まれたような形で異変に関わってしまったことを聞いた上で、その後の展開として地底との約定の改訂により地上との交流を復活させると聞いてルークはさとりに会うことにした。小町が連れてきてくれる一年に一度程度しか会うことはなかったが、会える機会が増えるのなら顔合わせをしておこうと。
「「「「・・・」」」」
・・・ただルークが会いに行くまでもなく、さとりは白玉楼に来たのだが・・・そこで広間で会話をしていた中で突如さとりによりルークは正座をさせられ、幽々子と妖夢はその様子を端から見ていた。しかし何故そんなことになったのかと言えば・・・
「・・・ルーク、私に嘘が通じないのは分かるでしょう?というより貴方は根本的に嘘が下手なのは分かっていた筈なのに、幽々子さんを騙せると思っていたの?」
「・・・知られたく、なかったんだ・・・いつか俺が消えるかもしれないなんて・・・それに幽々子は何も言ってくる事が無かったから、何も気付いてなかったんだって思ってたんだ・・・」
・・・そう、話をする中でルークが自分の腕が透けたことを黙っていたのがバレたからだ。
そしてその事を言わずに黙っていたことをさとりから追求されるために正座させられ、ルークは苦い心中を吐露せざるを得なくなったのである。
「それは見通しが甘かったわね・・・幽々子さんはその事を理解した上で敢えてそこについては触れないようにしていただけで、尚且つ貴方の事をどうにか出来ないかと八雲紫にお願いしていたそうよ」
「っ、そうなんですか幽々子様・・・?」
「えぇ・・・もうそろそろルークの事をどうにか出来る目算は立ってきたという話よ」
「え・・・嘘、だろ・・・?」
そんな声にさとりが甘いと言いつつ幽々子は知っていたことを口にするが、そこで幽々子から出てきた話の中身にルークは呆然とした表情を浮かべた。そんなことが出来るのかと。
.