焔の危機にいかに動いていくか

・・・そうしてルークは二人の様子を端で見守りながら待機することになった。何故なら事情を知らないということもあるが、スペルカードルールにおいてまともに弾幕を張れないルークではまず戦力にならないからだ。

そうして少しして妖夢が待機していた門の方から博麗の巫女である博麗霊夢に普通の魔法使いの霧雨魔理沙の二人が現れた。後で聞けば妖夢は主の命で異変解決に赴いた紅魔館のメイドの相手をする形で足止めをされていたとのことであった。その辺りは近距離戦ではルークとの稽古から昔より一人の時から考えれば飛躍的にレベルアップしていた妖夢だが、スペルカードルールにおいての戦いではまだまだと言えたから足止めをされたと言えよう。

それで幽々子が二人との会話の中身を聞いたことで春が来なくなったこと及びその狙いが分かるのだが、二人はそこで企みを止めないという幽々子とスペルカードルールでの戦いを始めるのだが・・・一対二の形式であることもあるが、二人の実力も高かった為に幽々子も苦戦する事になってしまった。だが幽々子もただではやられず粘って戦っていたのだが・・・






「・・・どけ霊夢!マスタースパークで終わらせる!」
・・・そうしてしばらく時間が経った時に魔理沙がじれったいとばかりにミニ八卦枦を幽々子に向けて構えたことに、直線上付近にいた霊夢は横にどき・・・
「マスタースパーク!」
「っ・・・!」
・・・そのミニ八卦枦から虹色の極大のレーザーが飛んできた事に、幽々子は何とか横に避けて直撃を回避するのだが・・・
「はっ!?」
・・・そのマスタースパークは幽々子が白玉楼を背にしていた形だった為に白玉楼に向かうのだが、その先にいたのはルークであってたまらず驚きの声を上げた。
「やっ、やばい!もう避けられない・・・!」
そしてその驚きが避ける為の時間がないとなる間となり、ルークはたまらず腕を体の前に出した。



‘カッ!’



「「「っ!?」」」
・・・次の瞬間にマスタースパークがルークに直撃する。そう見ていた三人だったが、ルークの腕から出た光がマスタースパークを防いで霧散させていっている光景に驚きで目を丸く見開いてしまった。マスタースパークの威力はスペルカードルールにおける物用に威力を抑えているとは言え、見た目通りに威力は高いはずなのにそれを霧散させているということに。
「・・・くっ!」
「わっ!」
そんな驚きからいち早く立ち直った幽々子が弾幕を魔理沙に向けて放つと、それを避けるためにマスタースパークを放つ手を止めて回避に移る。



(・・・い、今のは第二超振動・・・いや、それよりも今俺の手が・・・透けた・・・レムの塔の時のように・・・!?)
そしてまた上空で幽々子達の戦いが始まるのだが、マスタースパークを防ぎきったルークは自身の両手を信じられないというように見詰めていた。第二超振動を使えたこと以上に、その時に自分の手が透けたのが見えたということに・・・


















・・・そんなことがあった後に結局というか幽々子は二人に敗れ、その後に紫も現れ二人と戦って敗れた後に異変は収束した。幽々子が起こした春を奪う異変は終わり、幻想郷に春が戻る形でだ。

そしてそんな異変を解決した後は起こした側や関わった者達は宴会を行うものなのだが・・・ルークはその宴会に加わらず、一人白玉楼の自分の部屋にいた。









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