帰るべき場所、一つとなる焔
「・・・終わった、のか?」
「・・・あぁ。もう声が無くなったこともあるけど前と違って宝珠を取り込んでた時の何もない感覚と違って、俺の体を巡る力みたいな物が強くなってる・・・これがコンタミネーション現象としてじゃなく、紫の力で境界がなく鍵と一つになった感覚だってのは確かに感じるよ・・・」
『うむ。我も確認して見たが、最早鍵は完全にルークの体と同化して鍵だけを取り除くようなことは我にも出来なくなった。だがその代わりとしてルークの体は鍵の性質を取り入れたことにより、超振動を使ったとしても体の維持は問題ないだろう。むしろ第二超振動を安定して自由自在に使えるくらい丈夫になったと言ってもよい』
「え・・・マジ?」
『マジだ』
アッシュがその様子に恐る恐ると確認を取りルークが自分の手を握り開きするのを見ながらその感覚についてを言葉にしていくと、ローレライが言葉にしたまさかの言葉に目を丸くするが肯定が返ってきた・・・第二超振動は理論上でしか出てきていない物であって以前はアッシュの音素を受け取ったような形とローレライの鍵の完成形を手にし、シンクの罠によりようやくピンチにローレライの鍵を手にした場合限定の時に使えるようになった物なのだが・・・それが自由自在に使えるようになったとのことに。
「それは当然のことよ、ルーク。鍵と一つになった貴方は前から使えていた第二超振動を手元に持つ鍵との同調を図るためのラグ無しに使えるようになった・・・だからこそ危機の際などという火事場の力でなければ引き出せないという事も無くなったのよ」
「・・・そうなのか・・・まぁそういうことならいいのかな・・・俺の手が透けたのが第二超振動だったのを考えると、もしもの時の為の力が使えるって考えればな・・・」
「待て・・・きっかけが超振動とは聞いていたが、第二超振動を使っていたというのか?その時は」
紫は当然だという言葉を口にしてルークもならと言うのだが、さりげに出てきた言葉にアッシュが反応して問い質す。第二超振動を使ったのかと。
「あ~・・・俺は第二超振動を使わざるを得なかった時には端から様子を見てただけだったんだけど、流れ弾っつーか滅茶苦茶デカイ光線が俺の方に来たからそれを防御する時に使ったんだよ。その時は意図せず俺の方に飛んできたから避ける暇なんて無かったし、とっさの判断でな」
「・・・そこからがきっかけということだったのか・・・」
ルークもそこで多少気まずげでいて簡潔にその時の事を説明し、そういうことかとアッシュも納得する。攻撃手段としてもそうだが防御手段としても効果を発揮するのが第二超振動なのは、自身の保有するルークの記憶の中にあったことから知っている為に。
「その辺りに関してはともかくとして、第二超振動を使いすぎれば何かしらの問題があるといったことは無いのですか?」
「そちらに関しましては問題はありませんわ。鍵の性質を残したままルークとの境界を弄りましたから、このオールドラントでは音素と呼ばれているような物は自然と取り入れるようにはしてありますのでね」
「アフターケアも完璧という訳ですか・・・つくづく貴方の境界を操る能力には頭が下がりますね」
ただとそこでジェイドが不安要素は他にあるのかと問いを紫に向けるが、自信を覗かせる笑みからの返しにそっと頭を横に振った。抜かりのない行動をちゃんとしているその様に。
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「・・・あぁ。もう声が無くなったこともあるけど前と違って宝珠を取り込んでた時の何もない感覚と違って、俺の体を巡る力みたいな物が強くなってる・・・これがコンタミネーション現象としてじゃなく、紫の力で境界がなく鍵と一つになった感覚だってのは確かに感じるよ・・・」
『うむ。我も確認して見たが、最早鍵は完全にルークの体と同化して鍵だけを取り除くようなことは我にも出来なくなった。だがその代わりとしてルークの体は鍵の性質を取り入れたことにより、超振動を使ったとしても体の維持は問題ないだろう。むしろ第二超振動を安定して自由自在に使えるくらい丈夫になったと言ってもよい』
「え・・・マジ?」
『マジだ』
アッシュがその様子に恐る恐ると確認を取りルークが自分の手を握り開きするのを見ながらその感覚についてを言葉にしていくと、ローレライが言葉にしたまさかの言葉に目を丸くするが肯定が返ってきた・・・第二超振動は理論上でしか出てきていない物であって以前はアッシュの音素を受け取ったような形とローレライの鍵の完成形を手にし、シンクの罠によりようやくピンチにローレライの鍵を手にした場合限定の時に使えるようになった物なのだが・・・それが自由自在に使えるようになったとのことに。
「それは当然のことよ、ルーク。鍵と一つになった貴方は前から使えていた第二超振動を手元に持つ鍵との同調を図るためのラグ無しに使えるようになった・・・だからこそ危機の際などという火事場の力でなければ引き出せないという事も無くなったのよ」
「・・・そうなのか・・・まぁそういうことならいいのかな・・・俺の手が透けたのが第二超振動だったのを考えると、もしもの時の為の力が使えるって考えればな・・・」
「待て・・・きっかけが超振動とは聞いていたが、第二超振動を使っていたというのか?その時は」
紫は当然だという言葉を口にしてルークもならと言うのだが、さりげに出てきた言葉にアッシュが反応して問い質す。第二超振動を使ったのかと。
「あ~・・・俺は第二超振動を使わざるを得なかった時には端から様子を見てただけだったんだけど、流れ弾っつーか滅茶苦茶デカイ光線が俺の方に来たからそれを防御する時に使ったんだよ。その時は意図せず俺の方に飛んできたから避ける暇なんて無かったし、とっさの判断でな」
「・・・そこからがきっかけということだったのか・・・」
ルークもそこで多少気まずげでいて簡潔にその時の事を説明し、そういうことかとアッシュも納得する。攻撃手段としてもそうだが防御手段としても効果を発揮するのが第二超振動なのは、自身の保有するルークの記憶の中にあったことから知っている為に。
「その辺りに関してはともかくとして、第二超振動を使いすぎれば何かしらの問題があるといったことは無いのですか?」
「そちらに関しましては問題はありませんわ。鍵の性質を残したままルークとの境界を弄りましたから、このオールドラントでは音素と呼ばれているような物は自然と取り入れるようにはしてありますのでね」
「アフターケアも完璧という訳ですか・・・つくづく貴方の境界を操る能力には頭が下がりますね」
ただとそこでジェイドが不安要素は他にあるのかと問いを紫に向けるが、自信を覗かせる笑みからの返しにそっと頭を横に振った。抜かりのない行動をちゃんとしているその様に。
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