(『なんか色々と出てくるな、本当に各々の立場から・・・』)
(プラネットストームを止めるのは色々難しいってのはあっても、止めずに残す問題ってヤツもまた出てくるからそれを考えて理由付けをしたい・・・ってのもあると思うんだよ。でないと言ってることは確かではあるにしても、それを考えず理由なく止めるだけってのは気持ち的に難しいんだろうし・・・)
(『あぁ、言い訳って言ったら悪いけどそういう言い分を考えての物でもあるってことなのか・・・』)
そうしてルーク達はそれらの話し合いの中身についてを内心で話し合うが、『ルーク』はルークからの言葉に納得するしかなかった。やけに悩んでいるようでいて、すんなり話が行っているのは実はそういった流れを場の面々は最初から望んでいるのだと。



「・・・まぁキムラスカにマルクトにダアトと、プラネットストームを止めることに関しては規定路線でいいだろう。ただ流石にここで決まったから今すぐにプラネットストームを止めに行って、それで音譜帯に行くというのは待ってくれ。いくらなんでも何も民に説明や宣言も無しにそうしては様々に問題が発生しかねんからな」
「確かにそこは少し待って欲しいところではあるな。ヴァン達のやったことに関しての諸々を併せて説明した後にそうしたなら、人々からの不満は多少はあれどもこちらとしては必要な事だという気持ちで向き合える」
『うむ・・・それくらいはこちらも待とう。ただ一月までは待つことは長くなるので、この首脳会談が終わって半月といった時間までにしてほしい。あまり長く時間を空けすぎてもこちらとしては望む所ではないのもあるが、そちらとしても下手に時間をかけすぎるよりはそれくらいで行動した方が急いで解決しなくてはならないことという強調も出来るであろうからな』
「・・・まぁそれくらいが妥当か。下手に長過ぎても短すぎても良くないだろうから、各地にこうすると伝える時間から計算して考えるならその辺りになるだろう」
「となれば少し話を詰めよう。この会談が終わればすぐに我々は国に戻り、どのようにここで話をしたのかという事をちゃんとした形で発表するためにな」
そうして三者意見が揃ったのを見てピオニーにインゴベルトがローレライにまだしばらくは地上にいてほしいと言葉にし、了承と共に具体的な時間制限を求めるとならと二人を始めとしてちゃんと決めていこうと場を進めていく・・・


















・・・そうしてどのように本国に帰ったらこの首脳会談で決まった事についての話をするかに、領土内に通達をするのかについての話をしていった。



「・・・大方これくらいでいいだろう。後は実際に起きたことに対処していくかだが、これはその時からにすればいい・・・残っている問題は導師とルークの事だな」
「そこか・・・」
「「っ・・・」」
・・・そうして一段落したところでピオニーが最後とばかりにルークとイオンの二人についてをと切り出し、インゴベルトも少し表情を難しいといった物に変える中で二人も表情を固くする。
「・・・その件について私も色々と考えた上で詠師トリトハイム達と話をしたのですが、出てきた結論として・・・出来ることならピオニー陛下の言われたよう、マルクトの世話になりたいと思っています」
「・・・それはつまり、ダアトの今後の事を考えて歴代導師の血脈にこれからも頼るのは止めた方がいいとそちらは見たのか」
「はい・・・その時に話した中身については私からお話致します」
そこで先に発言したのはイオンで先の案に従うとの答えにピオニーが確認を向けると、トリトハイムが真剣な様子で自分が後は話すと口を開く。









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