行く先を見て決めるべき物

(・・・わかった。取り敢えず今の話に関してはジェイド達に地核に向かうタルタロスに乗る際に話してみる。障気の押し込みの際にタルタロスに五日程乗り込まなきゃいけないから、その時に時間はあるはずだからな)
(『あぁ、そうした方がいいだろうな』)
そうしてルークは一先ずジェイド達に話すと言い、『ルーク』もまた同意して返す。こうして二人の中だけで納めるのは良くないと思うと。



















・・・そうしてアニスに関してを話して移動していくルーク達を乗せたアルビオールは然程時間をかけることくシェリダンへと辿り着いた。



「おぉ、皆さん。お待ちしておりました」
「待っていた、ということは研究は完了したということですか?」
「はい、今朝に」
・・・そうして集会所に入るとイエモンがルーク達を見て喜色を浮かべた様子に、ジェイドが確認を取ると揃って肯定の頷きが返ってくる。
「ただ少し問題と言うか注意点がありまして・・・」
ただしとイエモンは注意を添えて話し出す。障気の押し込みを済ませる為に必要な手順に時間の事を・・・


















・・・そうしてタルタロスで必要な時間ややることについてを聞いたジェイド達はまず今日着いたばかりであるし、これまで研究に付きっきりだったイエモン達の休憩も兼ねて明日に障気の押し込みを行うためにタルタロスに乗り込みアクゼリュスの跡のある穴へと向かうことにした。

ただその際にティアが嫌な顔をして私はシェリダンに残ると明らかにもしも失敗してそこで死にたくないといったような様子で口にしたが、失敗の可能性は低いとした上でもしもの場合はアルビオールで即時離脱が可能であることに加え、事が成功したなら時間の都合上そのままグランコクマに向かうことになるためにシェリダンに残るなら置いていく・・・とジェイドが言ったならかなり渋々といったように付いていくとティアは言ったが、そのやり取りに冷ややかだったり怒りを我慢するような表情だったりを周りの面々は浮かべていた。

そしてそんな事を話した後でジェイドがここに残していたマルクトの兵とどういう風に動くのかを話をしておくから、他の皆様は休まれてくださいと言う事を言われてルーク達は集会所を後にした。






「・・・しかし、臆病風もあそこまで来られるといっそ清々する・・・とならんのが救いがないな。ワガママを通すために強気な態度を崩さん可愛いげの無さが余計にナタリア達の反感を買っているんだからな・・・」
「と言ってもこうやったら穏便に済ませられるみたいな話をしたってそれが出来るなんて思えないし、やる気も無いだろうしな・・・」
・・・それでシェリダンの街中に出てルークはアッシュと二人で街角に出て、先程のやり取りのティアについてを嘆くように話をしていた。分かりやすく面倒な空気を作り出したティアの行動に関してを。
「・・・まぁもう今更だ。そこに関しては置いておいてもう一度集会所に向かうぞ」
「集会所に?」
「アルビオールの二号機がどうなのかもそうだが、少しスピノザを呼び出す形にしてベルケンドの三人に話をしておきたい。中身としてはベルケンドにヴァンが向かったことを伝え、まだしばらくは戻らん方がいいとな」
「あぁ、今スピノザが戻ったらまずいことになりかねないかもしれないからって事か。なら行こう。禁書の研究とタルタロスの事が終わったならもう帰るってなってもおかしくないからな」
そんな話題からスピノザへ話をと切り出すアッシュのその意図についてを聞いたルークはすぐに頷き、二人は再び集会所の方へと足を運ばせる。









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