思いの在り方と思想の在り方
・・・そうしてアルビオールの中で過ごしていくのだが、流石に速度は段違いでありそこまで時間をかけることなどなくシュレーの丘へと辿り着いた。
「・・・成程、ここがシュレーの丘のセフィロトですか。そして以前にタルタロスを襲った謡将率いる神託の盾は貴方をここに連れてくるためであり、ここの入口は本来はダアト式封呪の扉で閉ざされていたということですね?」
「はい・・・あの時は言ってはならないことが多々あるということから何をしたのかということは黙っていましたが、今となってはここの場所も含めて黙っておく理由がないと思ったのもありましたし、皆さんにお話ししなければならないと思いましたからね・・・」
それでシュレーの丘の仕掛けを解いて中に進んだ一行の中でジェイドがイオンに話し掛け、少し思うところがあるといった感じを滲ませつつ返す。
・・・それでセフィロトの中を探索して仕掛けを解いた後でパッセージリングの操作盤の前に一同は立つ。
「・・・ん・・・?」
「・・・何だよ、何かあったのか?」
「・・・何か奇妙な感覚を一瞬だけ感じただけよ。気にすることはないわ」
「ふ~ん・・・(こんな風に言うってことは成功ってことか)」
(『だろうな。じゃなきゃ痛みに苦しむみたいな声を出してたのは間違いないだろうしよ』)
その中でティアが声を漏らしたことにルークが声をかけると無愛想な返答が返ってきたが、それがユリア式封呪の解除の証と共に本当に紫の言ったように障気の流れ込みが無くなったのだと『ルーク』と共に話し合う。
「・・・では少しこの操作盤を調べてみたいと思います。アッシュ、少し手伝ってください。貴方がこれの操作の仕方であったりを知っているならお願いします」
「分かった」
そうしているとジェイドが操作盤の前に立ち、アッシュが頷いてその隣に立つのを他の面々は注目する。
・・・そうして数分後、一段落着いたというように二人はルーク達の方へと振り返る。
「お待たせしました。少々調べてみたのですが、こちらの操作盤は謡将が手を加えたのか彼以外には操作が出来ないようにといった処置が施されていました」
「えっ!?謡将がそんなことをしていたんですかぁ!?」
「えぇ。ですがそこのところをどうしようかと考えていた所、アッシュがあの上部にある各地のパッセージリングを表示した所に、超振動を持って文字を書き込めば問題はないというように言いました」
「えっ?どういうこと、アッシュ?」
「パッセージリングの性質もあるが、もしもの場合俺以外にパッセージリングを操作する事が出来ないような最終手段としてこういったことが出来ると教えられたからだ。そうしてあそこに俺が字を書き込むように超振動を使っていけば、その備えを無視してパッセージリングを切り離せる・・・それで奴らが困ろうがどうなろうが、知ったことではないがな」
「そりゃそもそも裏切るかどうかなんて考えてもなかった相手の事だから、そんなことをされたらね~」
ジェイドはそのまま操作が出来ないことについてを伝えてアニスを代表にする形で一同は驚くのだが、アッシュが超振動で直接命令を書き込むことが解決策になるとさもヴァン達から聞いたかのように話すとなら安心とばかりにアニスはうんうんと頷く。
「だから取り敢えず少し離れた場から見ていろ。今からパッセージリングの切り離しの命令をあちらに書き込む」
「分かりましたわ」
そしてアッシュが早速今からやると両手を掲げて上部に向けた事に、ナタリアの了承と共に一同は後ろに離れるように距離を取った。
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「・・・成程、ここがシュレーの丘のセフィロトですか。そして以前にタルタロスを襲った謡将率いる神託の盾は貴方をここに連れてくるためであり、ここの入口は本来はダアト式封呪の扉で閉ざされていたということですね?」
「はい・・・あの時は言ってはならないことが多々あるということから何をしたのかということは黙っていましたが、今となってはここの場所も含めて黙っておく理由がないと思ったのもありましたし、皆さんにお話ししなければならないと思いましたからね・・・」
それでシュレーの丘の仕掛けを解いて中に進んだ一行の中でジェイドがイオンに話し掛け、少し思うところがあるといった感じを滲ませつつ返す。
・・・それでセフィロトの中を探索して仕掛けを解いた後でパッセージリングの操作盤の前に一同は立つ。
「・・・ん・・・?」
「・・・何だよ、何かあったのか?」
「・・・何か奇妙な感覚を一瞬だけ感じただけよ。気にすることはないわ」
「ふ~ん・・・(こんな風に言うってことは成功ってことか)」
(『だろうな。じゃなきゃ痛みに苦しむみたいな声を出してたのは間違いないだろうしよ』)
その中でティアが声を漏らしたことにルークが声をかけると無愛想な返答が返ってきたが、それがユリア式封呪の解除の証と共に本当に紫の言ったように障気の流れ込みが無くなったのだと『ルーク』と共に話し合う。
「・・・では少しこの操作盤を調べてみたいと思います。アッシュ、少し手伝ってください。貴方がこれの操作の仕方であったりを知っているならお願いします」
「分かった」
そうしているとジェイドが操作盤の前に立ち、アッシュが頷いてその隣に立つのを他の面々は注目する。
・・・そうして数分後、一段落着いたというように二人はルーク達の方へと振り返る。
「お待たせしました。少々調べてみたのですが、こちらの操作盤は謡将が手を加えたのか彼以外には操作が出来ないようにといった処置が施されていました」
「えっ!?謡将がそんなことをしていたんですかぁ!?」
「えぇ。ですがそこのところをどうしようかと考えていた所、アッシュがあの上部にある各地のパッセージリングを表示した所に、超振動を持って文字を書き込めば問題はないというように言いました」
「えっ?どういうこと、アッシュ?」
「パッセージリングの性質もあるが、もしもの場合俺以外にパッセージリングを操作する事が出来ないような最終手段としてこういったことが出来ると教えられたからだ。そうしてあそこに俺が字を書き込むように超振動を使っていけば、その備えを無視してパッセージリングを切り離せる・・・それで奴らが困ろうがどうなろうが、知ったことではないがな」
「そりゃそもそも裏切るかどうかなんて考えてもなかった相手の事だから、そんなことをされたらね~」
ジェイドはそのまま操作が出来ないことについてを伝えてアニスを代表にする形で一同は驚くのだが、アッシュが超振動で直接命令を書き込むことが解決策になるとさもヴァン達から聞いたかのように話すとなら安心とばかりにアニスはうんうんと頷く。
「だから取り敢えず少し離れた場から見ていろ。今からパッセージリングの切り離しの命令をあちらに書き込む」
「分かりましたわ」
そしてアッシュが早速今からやると両手を掲げて上部に向けた事に、ナタリアの了承と共に一同は後ろに離れるように距離を取った。
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