思いの在り方と思想の在り方
「とは言え今はその事についてを深く考える時間ではない。一先ずはゆっくりするぞ。焦っても何も始まらんし、アルビオールを手に入れてしばらく時間を置かなくては禁書の研究は出来んだろうからどうしてもしばらく時間は必要だ」
「それはいいけど、タルタロスに関してはどうする?禁書の研究で使えるかもしれないから置いていくとか言えないだろうし、運転役の兵士の人達の事とかもあるけど・・・」
「その辺りはシェリダンに戻ってジェイドと話してからだな。決定権は俺達にはないからどうするかはあいつに任せなければならんならな」
「あぁ、まぁそうなるか」
そんな会話を二転三転としながら二人は進めていく。問題と言えば問題ではあるのだが、気負うようなこともなく事態をこれからうまく進めていく為に・・・
・・・そうしてタルタロスはベルケンドからシェリダンの港まで戻り、ルーク達は三人を引き連れる形でシェリダンの街に向かった。
「・・・来おったか」
「・・・悪いが前のように意地を張り合うつもりはないぞ」
「何?」
「こちらは事の重大さを話から理解した上でここに来ている。今重要なのはわしらがいがみ合うことではなく、こちらの皆様に協力して事態の沈静化に努める事だ・・・違うか?」
「ん、むぅ・・・そう言われると、反論が出来ぬな・・・」
それで集会所にて顔を合わせたい組とめ組の面々だが、挑戦的なイエモンに対して冷静でいて揺らぐことのない意思の強さを見せるヘンケンの回答に他の二人も複雑さを浮かばせる・・・スピノザの事から対抗心に逸る気持ちが無くなったと共に、それをイエモン達に言うつもりなど無いヘンケン達の確固たる意思の源が分からない為に。
「すまんが募る話なら後にしてくれ・・・経過はどうなっている?」
「その事に関してですが、アルビオールは昨日の内に完成して試運転は終わりました。これでアルビオールを使うことは問題無くなりました」
「それはちょうどいいが、そんなに簡単に済んだのか?アルビオールとやらを完成させるのは」
「それは大佐が協力していただいたおかげです。もし我々だけでアルビオールを完成させようとしていたならまだ時間がかかっていたこともそうですが、その問題点に関しましても指摘していただいて・・・そのおかげで昨日の内にそのようにすることが出来た上で禁書の研究にも少しではありますが取り掛かる事が出来たので、多少はこちらも楽になっておりますがその中でタルタロスがもしや障気をどうにかするのに使えるのではないかという推測が出てきました」
「何?そうなのか?」
そんなやり取りを途中で止めたアッシュがどうかと聞くとイエモンも気を取り直して答えていき、順調という中でタルタロスについてが出てきたことに白々しくも初めて聞いたと言ったような反応をアッシュは浮かべる。
「あくまで可能性ではありますが、その可能性は有り得るということから兵士は皆さんの護衛につけるという形にした上で、タルタロスは皆さんに預けるという形にしたいと思ってます。おそらく陛下ならそういうことなら自由に使えとは言ってくれるかとは思いますが、一応許可を取ってからでなければ色々とまずいですからね」
「そうか・・・ジェイドがそういうならそれでいいか」
その声に答えたのはジェイドで考えはちゃんとしているといった中身であったことに、アッシュも反対する要素がないと頷き返す・・・ジェイドもタルタロスであったりの問題に考えていたということに。
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「それはいいけど、タルタロスに関してはどうする?禁書の研究で使えるかもしれないから置いていくとか言えないだろうし、運転役の兵士の人達の事とかもあるけど・・・」
「その辺りはシェリダンに戻ってジェイドと話してからだな。決定権は俺達にはないからどうするかはあいつに任せなければならんならな」
「あぁ、まぁそうなるか」
そんな会話を二転三転としながら二人は進めていく。問題と言えば問題ではあるのだが、気負うようなこともなく事態をこれからうまく進めていく為に・・・
・・・そうしてタルタロスはベルケンドからシェリダンの港まで戻り、ルーク達は三人を引き連れる形でシェリダンの街に向かった。
「・・・来おったか」
「・・・悪いが前のように意地を張り合うつもりはないぞ」
「何?」
「こちらは事の重大さを話から理解した上でここに来ている。今重要なのはわしらがいがみ合うことではなく、こちらの皆様に協力して事態の沈静化に努める事だ・・・違うか?」
「ん、むぅ・・・そう言われると、反論が出来ぬな・・・」
それで集会所にて顔を合わせたい組とめ組の面々だが、挑戦的なイエモンに対して冷静でいて揺らぐことのない意思の強さを見せるヘンケンの回答に他の二人も複雑さを浮かばせる・・・スピノザの事から対抗心に逸る気持ちが無くなったと共に、それをイエモン達に言うつもりなど無いヘンケン達の確固たる意思の源が分からない為に。
「すまんが募る話なら後にしてくれ・・・経過はどうなっている?」
「その事に関してですが、アルビオールは昨日の内に完成して試運転は終わりました。これでアルビオールを使うことは問題無くなりました」
「それはちょうどいいが、そんなに簡単に済んだのか?アルビオールとやらを完成させるのは」
「それは大佐が協力していただいたおかげです。もし我々だけでアルビオールを完成させようとしていたならまだ時間がかかっていたこともそうですが、その問題点に関しましても指摘していただいて・・・そのおかげで昨日の内にそのようにすることが出来た上で禁書の研究にも少しではありますが取り掛かる事が出来たので、多少はこちらも楽になっておりますがその中でタルタロスがもしや障気をどうにかするのに使えるのではないかという推測が出てきました」
「何?そうなのか?」
そんなやり取りを途中で止めたアッシュがどうかと聞くとイエモンも気を取り直して答えていき、順調という中でタルタロスについてが出てきたことに白々しくも初めて聞いたと言ったような反応をアッシュは浮かべる。
「あくまで可能性ではありますが、その可能性は有り得るということから兵士は皆さんの護衛につけるという形にした上で、タルタロスは皆さんに預けるという形にしたいと思ってます。おそらく陛下ならそういうことなら自由に使えとは言ってくれるかとは思いますが、一応許可を取ってからでなければ色々とまずいですからね」
「そうか・・・ジェイドがそういうならそれでいいか」
その声に答えたのはジェイドで考えはちゃんとしているといった中身であったことに、アッシュも反対する要素がないと頷き返す・・・ジェイドもタルタロスであったりの問題に考えていたということに。
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