移動と選択
「話は分かった・・・ただシュレーの丘以外に降ろそうというセフィロトはどの辺りのセフィロトになるのかもだが、他に何か下準備しなければならないことがあるのか?」
「連鎖的に影響を受けすぐに危なくなる可能性を考えるならザオ遺跡にあるパッセージリングであり、この土地周辺の降下は重要です。何故ならシュレーの丘のも含めて二つを降下が出来たなら一先ずすぐに他の外殻大地の崩壊は連鎖的には起こり得ないであろう上、キムラスカにモースもキムラスカの領土が無くなったことで立ち往生するでしょう。ただこの降下に際して必要な物があります・・・それは現在キムラスカのシェリダンで開発中であるという飛行譜業の存在です」
「飛行譜業だと?」
そうしてルーク達が感心する中で話をピオニーが進ませていくのだが、アッシュが口にした飛行譜業についてに他の面々も含めて眉を寄せる。
「飛行譜業とはこの禁書同様長い間ダアトの奥深くに置かれていた、かつてそれを組み込めば空を飛べる譜業となると伝えられていた物を組み合わせた譜業です。そしてその機関に関してを研究の為にダアトからキムラスカのシェリダンにいる研究者達に渡したのですが、これからの旅路もそうですが降下をさせる外殻大地から脱出するにはその飛行譜業が無ければ様々に面倒なことになりかねません」
「成程・・・にわかには信じがたいが、そういったものがあるなら使いたいとなるのは分かるな・・・」
「そうなりますが、それに加えてこの禁書を研究する必要があります。私もこの禁書を見付けたはいいものの、どのようにすれば障気を出さないように出来るかは専門家ではないので同じようにシェリダンの者達に協力していただきたいと考えています」
「ふむ・・・キムラスカは譜業技術においてはこちらよりは優れているからそうするのがいいと思ってなんだろうが、その飛行譜業を譲り受けるのに禁書の研究を頼み込んで向こうははいそうですかと頷いてくれると思っているのか?」
「その点に関しましては一つうまくいかせる心当たりがありますので、成功する可能性は高いと見ています。少なくとも無策でそちらに向かうことは致しません」
「ふむ・・・」
そんな飛行譜業についてもだが禁書も含めてシェリダンに行かなけるばならないというアッシュに、ピオニーは大丈夫かといった旨を問い掛けた後に考え込むような素振りを浮かべる。
「・・・確かに話を聞く限りはそちらの言うようにしたなら道は切り開ける可能性は高いだろうから、俺としてはお前の話を信用して協力してもいいかとは思っている。だが事が事なだけに臣下に話をしないままに話を進めるわけにはいかんから、後少し質問をして答えをもらったなら今日は宮殿に部屋を用意するからそこに泊まってくれ。明日になればその時にここでこちらからの決定を伝えよう」
「私はそれで構いませんが、質問とは何でしょうか?」
「すまないがその質問の対象はお前ではなく、ナタリア殿下・・・貴女にだ」
「わっ・・・私ですか・・・!?」
そうして少しの間を空け質問をして話を一先ず終わらせるとピオニーが言いアッシュが先を促すが、対象はナタリアだと言われて当人がどういうことかと驚く。何故自分のみなのかと。
「そうだが、難しい事を聞く訳じゃない・・・単純に確認したいことがいくつかあるだけだ」
「か、確認ですか・・・」
そんな様子に確認だけだと落ち着いた声をかけるピオニーに、ナタリアも少し動揺から落ち着きながらその言葉を受け止める。
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「連鎖的に影響を受けすぐに危なくなる可能性を考えるならザオ遺跡にあるパッセージリングであり、この土地周辺の降下は重要です。何故ならシュレーの丘のも含めて二つを降下が出来たなら一先ずすぐに他の外殻大地の崩壊は連鎖的には起こり得ないであろう上、キムラスカにモースもキムラスカの領土が無くなったことで立ち往生するでしょう。ただこの降下に際して必要な物があります・・・それは現在キムラスカのシェリダンで開発中であるという飛行譜業の存在です」
「飛行譜業だと?」
そうしてルーク達が感心する中で話をピオニーが進ませていくのだが、アッシュが口にした飛行譜業についてに他の面々も含めて眉を寄せる。
「飛行譜業とはこの禁書同様長い間ダアトの奥深くに置かれていた、かつてそれを組み込めば空を飛べる譜業となると伝えられていた物を組み合わせた譜業です。そしてその機関に関してを研究の為にダアトからキムラスカのシェリダンにいる研究者達に渡したのですが、これからの旅路もそうですが降下をさせる外殻大地から脱出するにはその飛行譜業が無ければ様々に面倒なことになりかねません」
「成程・・・にわかには信じがたいが、そういったものがあるなら使いたいとなるのは分かるな・・・」
「そうなりますが、それに加えてこの禁書を研究する必要があります。私もこの禁書を見付けたはいいものの、どのようにすれば障気を出さないように出来るかは専門家ではないので同じようにシェリダンの者達に協力していただきたいと考えています」
「ふむ・・・キムラスカは譜業技術においてはこちらよりは優れているからそうするのがいいと思ってなんだろうが、その飛行譜業を譲り受けるのに禁書の研究を頼み込んで向こうははいそうですかと頷いてくれると思っているのか?」
「その点に関しましては一つうまくいかせる心当たりがありますので、成功する可能性は高いと見ています。少なくとも無策でそちらに向かうことは致しません」
「ふむ・・・」
そんな飛行譜業についてもだが禁書も含めてシェリダンに行かなけるばならないというアッシュに、ピオニーは大丈夫かといった旨を問い掛けた後に考え込むような素振りを浮かべる。
「・・・確かに話を聞く限りはそちらの言うようにしたなら道は切り開ける可能性は高いだろうから、俺としてはお前の話を信用して協力してもいいかとは思っている。だが事が事なだけに臣下に話をしないままに話を進めるわけにはいかんから、後少し質問をして答えをもらったなら今日は宮殿に部屋を用意するからそこに泊まってくれ。明日になればその時にここでこちらからの決定を伝えよう」
「私はそれで構いませんが、質問とは何でしょうか?」
「すまないがその質問の対象はお前ではなく、ナタリア殿下・・・貴女にだ」
「わっ・・・私ですか・・・!?」
そうして少しの間を空け質問をして話を一先ず終わらせるとピオニーが言いアッシュが先を促すが、対象はナタリアだと言われて当人がどういうことかと驚く。何故自分のみなのかと。
「そうだが、難しい事を聞く訳じゃない・・・単純に確認したいことがいくつかあるだけだ」
「か、確認ですか・・・」
そんな様子に確認だけだと落ち着いた声をかけるピオニーに、ナタリアも少し動揺から落ち着きながらその言葉を受け止める。
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