盲目の愛を愛と呼べるか
「・・・それで、どうなんだよ?お前はその時にどうしたいのかにあのオッサンにどうなってほしいんだ?」
「っ・・・・・・私は兄さんにもうこんなことは止めてほしいと、そう言いたい・・・そして兄さんにはそうして止まってもらいたい・・・」
「んじゃそうして止まらなかった場合はどうするんだ?今までの旅で何度だって戦って止めるみたいにアッシュは言ってて、説得とか無理って風に判断してんだ。それで実際にお前の言葉が届かなかったならあのオッサンは剣を向けてくるんだぞ・・・その時にお前は戦えるのか?それとも声が出せるまで出してオッサンの剣に貫かれるかどうかまで、止まってくれるのを期待するってのか?」
「っ・・・!」
そうして再度確認を向けるルークが厳しく止まらなかった場合の事を聞いていき、ティアはたまらず泣きそうな顔を浮かべた。殺される可能性の高い場面についてを聞かされた瞬間に。
「・・・なぁ、追加で聞くけどよ・・・お前、自分の言葉ならあのオッサンが聞いてくれるって事を信じてくれるって思ってるのもそうだけどよ・・・自分はあのオッサンに殺されないとでも思うというか、勝手に期待してるんじゃねーのか?あのオッサンは自分にはそんなことはしねーって兄上だからとかって思ってよ」
「っ!」
「・・・当たり、か・・・」
その表情を見てヴァンへの想いと考えについてを口にするルークにティアは体をビクリと大きく震わせ、その様子に呆れた様子を浮かべる。
「・・・どうするの、ルーク?こんな様子を見るとティアが大丈夫だって思えないけど・・・」
「いや、もうそれは正直どうでもいい。どうせっつーかこいつオッサンの所に行くのは諦めたくないってのは目に見えてる。だから俺からすりゃ重要なのはオッサンと対峙する時にもうこいつがちゃんと覚悟っつーか、考えを持ってくれてりゃいいって思ってんだ・・・兄上だから殺されないに戦わなくていいようになるだとか、そんな甘い考えを持たないようにな」
「あ~・・・今のまんまじゃ確かにそっちの方が心配か~・・・」
「っ・・・」
そんなやり取りを見ていたアニスが連れていくことへの難を浮かべるが、ルークが返した理由に納得する中でティアは苦さを滲ませる。ルークの言ったよう、ティアにはここで諦めるといった考えはないと言うよう。
「だから付いてくるってんのはもういいから、覚悟決めとけって言いてーんだよ。その辺りに関しては先に言っておかないと説得が駄目だった時の場合に何か追い詰められて最悪な事になるかもしれねーって感じたからな」
「言っておいて良かっただろうな、この様子を見る限りでは。ただその後どうしたいかと考えるかに関しては分からんが、旅の間でどうにか自分の中で消化してもらいたい物だ」
「あの、消化してもらいたいとは・・・」
そう言った所でルークが自分の気持ちに考えをまとめるように話をしていきアッシュも同意する中、市長はその言葉にどういうことかと反応する。
「助言が欲しいなら答えれる範囲であればこちらも答えはする。しかし今までの旅でティアが俺達に助言を求めてきたことなどない・・・だから俺達に何も求めないと言うのなら、自分で解決してもらうしかない。市長からすれば残酷なように思うかもしれないが、今の時点で俺達が送れる言葉はルークの言った言葉くらいしかないんだ」
「っ・・・そう、ですか・・・」
だがアッシュから返ってきたある種の残酷な答えに、市長は力を無くすしかなかった・・・ティアがその気にならなければ助言が意味はないのに、当人が他者の言葉を受け入れる気になるとは思えないという考えが分かった為に。
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「っ・・・・・・私は兄さんにもうこんなことは止めてほしいと、そう言いたい・・・そして兄さんにはそうして止まってもらいたい・・・」
「んじゃそうして止まらなかった場合はどうするんだ?今までの旅で何度だって戦って止めるみたいにアッシュは言ってて、説得とか無理って風に判断してんだ。それで実際にお前の言葉が届かなかったならあのオッサンは剣を向けてくるんだぞ・・・その時にお前は戦えるのか?それとも声が出せるまで出してオッサンの剣に貫かれるかどうかまで、止まってくれるのを期待するってのか?」
「っ・・・!」
そうして再度確認を向けるルークが厳しく止まらなかった場合の事を聞いていき、ティアはたまらず泣きそうな顔を浮かべた。殺される可能性の高い場面についてを聞かされた瞬間に。
「・・・なぁ、追加で聞くけどよ・・・お前、自分の言葉ならあのオッサンが聞いてくれるって事を信じてくれるって思ってるのもそうだけどよ・・・自分はあのオッサンに殺されないとでも思うというか、勝手に期待してるんじゃねーのか?あのオッサンは自分にはそんなことはしねーって兄上だからとかって思ってよ」
「っ!」
「・・・当たり、か・・・」
その表情を見てヴァンへの想いと考えについてを口にするルークにティアは体をビクリと大きく震わせ、その様子に呆れた様子を浮かべる。
「・・・どうするの、ルーク?こんな様子を見るとティアが大丈夫だって思えないけど・・・」
「いや、もうそれは正直どうでもいい。どうせっつーかこいつオッサンの所に行くのは諦めたくないってのは目に見えてる。だから俺からすりゃ重要なのはオッサンと対峙する時にもうこいつがちゃんと覚悟っつーか、考えを持ってくれてりゃいいって思ってんだ・・・兄上だから殺されないに戦わなくていいようになるだとか、そんな甘い考えを持たないようにな」
「あ~・・・今のまんまじゃ確かにそっちの方が心配か~・・・」
「っ・・・」
そんなやり取りを見ていたアニスが連れていくことへの難を浮かべるが、ルークが返した理由に納得する中でティアは苦さを滲ませる。ルークの言ったよう、ティアにはここで諦めるといった考えはないと言うよう。
「だから付いてくるってんのはもういいから、覚悟決めとけって言いてーんだよ。その辺りに関しては先に言っておかないと説得が駄目だった時の場合に何か追い詰められて最悪な事になるかもしれねーって感じたからな」
「言っておいて良かっただろうな、この様子を見る限りでは。ただその後どうしたいかと考えるかに関しては分からんが、旅の間でどうにか自分の中で消化してもらいたい物だ」
「あの、消化してもらいたいとは・・・」
そう言った所でルークが自分の気持ちに考えをまとめるように話をしていきアッシュも同意する中、市長はその言葉にどういうことかと反応する。
「助言が欲しいなら答えれる範囲であればこちらも答えはする。しかし今までの旅でティアが俺達に助言を求めてきたことなどない・・・だから俺達に何も求めないと言うのなら、自分で解決してもらうしかない。市長からすれば残酷なように思うかもしれないが、今の時点で俺達が送れる言葉はルークの言った言葉くらいしかないんだ」
「っ・・・そう、ですか・・・」
だがアッシュから返ってきたある種の残酷な答えに、市長は力を無くすしかなかった・・・ティアがその気にならなければ助言が意味はないのに、当人が他者の言葉を受け入れる気になるとは思えないという考えが分かった為に。
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