決断に判断に行く先と
「・・・んじゃナタリアはそれでいいとして、他の三人はまだここまでとまではいかなくても気持ちは固まってねーってのか?」
「はい・・・やはり事が事なだけに、すぐに気持ちを固めるのは難しいと・・・」
「でしたら今日はこのままここで一泊しましょう。元帥には気持ちに進展がないようなら宿に泊まるとは言いましたが、行くと決意されているとは言え気持ちを固めるにはもう少々時間は必要でしょうから、今日はその為の時間に取った方がいいでしょうからね」
「・・・その方がよさそうですね・・・」
「「「・・・」」」
そんなナタリアから視線を外して三人の様子を問うルークとならとジェイドが口にした泊まるとの流れに、イオンも三人に視線を向けながら頷くしかなかった。現に今決心を固めきれておらずに浮かない表情を見せている三人の姿を見てしまった為に。
・・・そうして宿に泊まることにしたルーク達だが、しばらく誰にも邪魔されずに考える時間がほしいだろうからというジェイドの発案により三人を宿の中に残して他の面々は外に出たのだが・・・
「・・・大丈夫なんですか、あの二人は?」
「あの二人というより、ナタリアの方だけが問題でしょう。アッシュはアッシュなりに気持ちや考えに区切りをつけていますが、彼女は区切りをつけたと言いつつもその実アッシュに共にキムラスカに戻るという言質が欲しくてたまらないのでしょう」
「・・・それも、その・・・」
「遠慮しなくていーっつーの、イオン。あいつが求めてた本物の『ルーク』ってのがアッシュの事なのには変わりはねーんだしよ」
「は、はい・・・」
・・・宿の外にて街中の方を見ながらルークとジェイドとイオンは会話を交わすのだが、イオンは落ち着いた様子の二人と違い困惑といった浮かべていた。少し二人だけで話したいから付いてきてほしいとナタリアに言われ、それに頷いて街の方に向かったアッシュ達に関してを受け入れているといった様子のルーク達に。
「取り敢えずナタリアに関してはまだしも、アッシュに関しては心配しないでいいでしょう。それより三人に関してイオン様はその様子を見て、無理して付いてこなくていいといったように言わなかったんですか?」
「それは・・・確かに僕もそうは言ったんです。無理してまで来るぐらいなら、もうジェイドに頼んでここに残った方がいいと。ですけど三人とも自分の理由があるから、そうしない方がいいんじゃないかって・・・」
「理由だぁ?ちなみにそれ聞いてるか?」
「アニスは僕を放っておいたらどうなるか分からないから不安だって言って、ガイは安全だからってそれで逃げていいのかと言って、ティアは兄さんを止めたい・・・と言ったような感じでした。けれどどれも踏ん切りがついてないといったようで・・・」
「あ~、まぁそうなるか」
ジェイドが話題を三人についてを移行させどういった状態なのかを思い出しながらも何とも言いがたそうに話すイオンに、ルークも頭をかきながら理解は出来るというように返す。
「・・・大丈夫とハッキリ言い切れない状態にしても、付いていきたいと言っていますからね。とは言え明日になって全く大丈夫と言えないような状態だと判断したなら、元帥にここで預かってもらうようにと頼むことにした方がいいでしょう」
「確かにその方がいいとは思いますけど、せめてどうした方がいいとか判断を出来るような助言か何か送ることは出来ないんですか・・・?」
「迷うくらいなら来るなが今まで何度も言われてきた事ですし、何か判断材料が欲しいなら向こうから言ってくると思いますからそれを待つだけにしておいた方がいいでしょう。下手に付いてこいとも来るなとも言わない方がいい状況な以上、こちらからどちらかを促進していると捉えかねない事を自分達から言い出すのは良くないと思いますからね」
「・・・分かりました。そういうことなら待つだけにします・・・」
ジェイドもそんな三人の状況を難しいと言いつつ待つだけにした方がいいと真剣に理由もつけて口にし、イオンは即刻の解決が出来ないことを口惜しいというように思うのが見えるように頷いた。
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「はい・・・やはり事が事なだけに、すぐに気持ちを固めるのは難しいと・・・」
「でしたら今日はこのままここで一泊しましょう。元帥には気持ちに進展がないようなら宿に泊まるとは言いましたが、行くと決意されているとは言え気持ちを固めるにはもう少々時間は必要でしょうから、今日はその為の時間に取った方がいいでしょうからね」
「・・・その方がよさそうですね・・・」
「「「・・・」」」
そんなナタリアから視線を外して三人の様子を問うルークとならとジェイドが口にした泊まるとの流れに、イオンも三人に視線を向けながら頷くしかなかった。現に今決心を固めきれておらずに浮かない表情を見せている三人の姿を見てしまった為に。
・・・そうして宿に泊まることにしたルーク達だが、しばらく誰にも邪魔されずに考える時間がほしいだろうからというジェイドの発案により三人を宿の中に残して他の面々は外に出たのだが・・・
「・・・大丈夫なんですか、あの二人は?」
「あの二人というより、ナタリアの方だけが問題でしょう。アッシュはアッシュなりに気持ちや考えに区切りをつけていますが、彼女は区切りをつけたと言いつつもその実アッシュに共にキムラスカに戻るという言質が欲しくてたまらないのでしょう」
「・・・それも、その・・・」
「遠慮しなくていーっつーの、イオン。あいつが求めてた本物の『ルーク』ってのがアッシュの事なのには変わりはねーんだしよ」
「は、はい・・・」
・・・宿の外にて街中の方を見ながらルークとジェイドとイオンは会話を交わすのだが、イオンは落ち着いた様子の二人と違い困惑といった浮かべていた。少し二人だけで話したいから付いてきてほしいとナタリアに言われ、それに頷いて街の方に向かったアッシュ達に関してを受け入れているといった様子のルーク達に。
「取り敢えずナタリアに関してはまだしも、アッシュに関しては心配しないでいいでしょう。それより三人に関してイオン様はその様子を見て、無理して付いてこなくていいといったように言わなかったんですか?」
「それは・・・確かに僕もそうは言ったんです。無理してまで来るぐらいなら、もうジェイドに頼んでここに残った方がいいと。ですけど三人とも自分の理由があるから、そうしない方がいいんじゃないかって・・・」
「理由だぁ?ちなみにそれ聞いてるか?」
「アニスは僕を放っておいたらどうなるか分からないから不安だって言って、ガイは安全だからってそれで逃げていいのかと言って、ティアは兄さんを止めたい・・・と言ったような感じでした。けれどどれも踏ん切りがついてないといったようで・・・」
「あ~、まぁそうなるか」
ジェイドが話題を三人についてを移行させどういった状態なのかを思い出しながらも何とも言いがたそうに話すイオンに、ルークも頭をかきながら理解は出来るというように返す。
「・・・大丈夫とハッキリ言い切れない状態にしても、付いていきたいと言っていますからね。とは言え明日になって全く大丈夫と言えないような状態だと判断したなら、元帥にここで預かってもらうようにと頼むことにした方がいいでしょう」
「確かにその方がいいとは思いますけど、せめてどうした方がいいとか判断を出来るような助言か何か送ることは出来ないんですか・・・?」
「迷うくらいなら来るなが今まで何度も言われてきた事ですし、何か判断材料が欲しいなら向こうから言ってくると思いますからそれを待つだけにしておいた方がいいでしょう。下手に付いてこいとも来るなとも言わない方がいい状況な以上、こちらからどちらかを促進していると捉えかねない事を自分達から言い出すのは良くないと思いますからね」
「・・・分かりました。そういうことなら待つだけにします・・・」
ジェイドもそんな三人の状況を難しいと言いつつ待つだけにした方がいいと真剣に理由もつけて口にし、イオンは即刻の解決が出来ないことを口惜しいというように思うのが見えるように頷いた。
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