女忍、苦労する
「・・・あれ?いつもならここに見張りの兵士がいるはずなんだがな・・・」
「いないんなら別にいいんじゃねぇか?それよりさっさと行こうぜ」
「待ってくだせぇ、ルーク様。ちょいと気になる事がありやす」
「気になる事?」
そこでガイは見張りの兵士の存在に首を傾げルークが気楽に返すが、くのいちが制止をかけてきたことに何をと視線を向ける。
「少々お待ちなすって・・・すみませ~ん、あっちの天空客車の前にいた兵士の人どこにいったか知りませんか~?それとあっちの天空客車を使った人がいるかどうか、ちょっと教えてほしいんですけど・・・」
「ん?・・・あぁ、あそこにいた兵士なら誰かに呼ばれたようでどこかに行っちゃったよ。それで誰か使ったかどうかだけど、確か女の人が使ったかな?ただなんかあの女の人、何処かで見たような気もするけど・・・」
「あ~、ありがとうございます。それを聞ければ大丈夫です」
それでルークに断りを入れてから近くにいた男性に近寄って話し掛けるくのいちに、その男性は思い出すようにしながら返していきその答えに礼を返してルーク達の元へ戻る。
「ん~、一応神託の盾が何かしてないかと思って聞いてみたんすけどその可能性は低そうっすね~。兵士の人が場を離れたのは何か用事があってっぽいんで」
「そいつはいいけど・・・先に天空客車に乗ってった奴がいるっつってたよな?それはどうなんだよ?まさか神託の盾の奴ってオチじゃねぇよな?」
「ん~、見たような気もするけどって言ってたから神託の盾の可能性は低いっすね。リグレットやアリエッタは神託の盾で六神将って立場があるんで有名って言えば有名っすけど、バチカルで主に活動してる訳じゃないから顔が売れてるとは思えないんであの人が見たのは違う人っぽいかも」
「・・・となるとこのバチカルで活動はしていて、かつあまり平民にそこまで顔馴染みのない立場にいる人と言うことになりますが・・・」
「・・・おい、旦那・・・何となく嫌な予感がするんだが・・・」
「・・・おそらく私と貴方が想像している人物は同じだと思いますよ」
それで報告とくのいちが言葉にしていく推測に、ジェイドとガイはある人物に思い至ったと口にする。
「おい、ガイ・・・その想像している人物って誰なんだよ?」
「あ~、それは・・・ナタリア様だ」
「はぁ!?ナタリアぁ!?どうしてそこにナタリアが出てくんだよ!?」
「いや、彼女と旦那が言ってた推測の事を考えるとそれが一番辻褄が合うんだ。それにナタリア様はずっと俺達と一緒に行くって言って反対されてたから、どこかで俺達の話を聞いてそれで先に天空客車に乗って廃工場に向かったのかもしれないってな」
「マジかよ・・・つーかそれやべぇんじゃねぇのか?もしこのまんま先に行ったら、あいつ俺達に付いていくって言ってきかねぇだろ・・・」
「う~ん、そうなると俺じゃナタリア様を止められないしなぁ・・・」
「ん~、ちょっといいっすか?」
「ん?なんだよ、くのいち?」
ただルークが分からないと先を促すように言うが、ナタリアではないかという予測がガイから返ってきた為に二人で複雑そうに話をしていると、くのいちが会話に入ってきた為に一同の注目が集まる。
「あっしはナタリア様とは会ってねぇんすが、話を聞く感じだと性格的に結構直情的だったりするんすか?」
「直情的って・・・まぁ間違っちゃいねぇか、思い込んだらそうしねぇと気が済まねぇって感じだし・・・でもそれがどうしたってんだ?」
「もし工場に向かったのがナタリア様でそんな性格だって言うんなら、ちょいとあっしに考えがあるんすが・・・」
「考え・・・?」
くのいちはそこでナタリアの性格について聞き、ルークからの返答に考えがあると言う。打開案として最適とばかりの様子を匂わせ・・・
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「いないんなら別にいいんじゃねぇか?それよりさっさと行こうぜ」
「待ってくだせぇ、ルーク様。ちょいと気になる事がありやす」
「気になる事?」
そこでガイは見張りの兵士の存在に首を傾げルークが気楽に返すが、くのいちが制止をかけてきたことに何をと視線を向ける。
「少々お待ちなすって・・・すみませ~ん、あっちの天空客車の前にいた兵士の人どこにいったか知りませんか~?それとあっちの天空客車を使った人がいるかどうか、ちょっと教えてほしいんですけど・・・」
「ん?・・・あぁ、あそこにいた兵士なら誰かに呼ばれたようでどこかに行っちゃったよ。それで誰か使ったかどうかだけど、確か女の人が使ったかな?ただなんかあの女の人、何処かで見たような気もするけど・・・」
「あ~、ありがとうございます。それを聞ければ大丈夫です」
それでルークに断りを入れてから近くにいた男性に近寄って話し掛けるくのいちに、その男性は思い出すようにしながら返していきその答えに礼を返してルーク達の元へ戻る。
「ん~、一応神託の盾が何かしてないかと思って聞いてみたんすけどその可能性は低そうっすね~。兵士の人が場を離れたのは何か用事があってっぽいんで」
「そいつはいいけど・・・先に天空客車に乗ってった奴がいるっつってたよな?それはどうなんだよ?まさか神託の盾の奴ってオチじゃねぇよな?」
「ん~、見たような気もするけどって言ってたから神託の盾の可能性は低いっすね。リグレットやアリエッタは神託の盾で六神将って立場があるんで有名って言えば有名っすけど、バチカルで主に活動してる訳じゃないから顔が売れてるとは思えないんであの人が見たのは違う人っぽいかも」
「・・・となるとこのバチカルで活動はしていて、かつあまり平民にそこまで顔馴染みのない立場にいる人と言うことになりますが・・・」
「・・・おい、旦那・・・何となく嫌な予感がするんだが・・・」
「・・・おそらく私と貴方が想像している人物は同じだと思いますよ」
それで報告とくのいちが言葉にしていく推測に、ジェイドとガイはある人物に思い至ったと口にする。
「おい、ガイ・・・その想像している人物って誰なんだよ?」
「あ~、それは・・・ナタリア様だ」
「はぁ!?ナタリアぁ!?どうしてそこにナタリアが出てくんだよ!?」
「いや、彼女と旦那が言ってた推測の事を考えるとそれが一番辻褄が合うんだ。それにナタリア様はずっと俺達と一緒に行くって言って反対されてたから、どこかで俺達の話を聞いてそれで先に天空客車に乗って廃工場に向かったのかもしれないってな」
「マジかよ・・・つーかそれやべぇんじゃねぇのか?もしこのまんま先に行ったら、あいつ俺達に付いていくって言ってきかねぇだろ・・・」
「う~ん、そうなると俺じゃナタリア様を止められないしなぁ・・・」
「ん~、ちょっといいっすか?」
「ん?なんだよ、くのいち?」
ただルークが分からないと先を促すように言うが、ナタリアではないかという予測がガイから返ってきた為に二人で複雑そうに話をしていると、くのいちが会話に入ってきた為に一同の注目が集まる。
「あっしはナタリア様とは会ってねぇんすが、話を聞く感じだと性格的に結構直情的だったりするんすか?」
「直情的って・・・まぁ間違っちゃいねぇか、思い込んだらそうしねぇと気が済まねぇって感じだし・・・でもそれがどうしたってんだ?」
「もし工場に向かったのがナタリア様でそんな性格だって言うんなら、ちょいとあっしに考えがあるんすが・・・」
「考え・・・?」
くのいちはそこでナタリアの性格について聞き、ルークからの返答に考えがあると言う。打開案として最適とばかりの様子を匂わせ・・・
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