軍師と女忍、対応する

・・・それで集会所を出た孔明達は話をあまり街の面々にも聞かれないようにするため、シェリダンの外へと出た。



「さて、アルビオールで各地を回る件ですが・・・これに関しては私に導師にアニスの三人は確定とさせていただきます。各地を回るのに責任者として動かなければなりませんからね。後は他の面々はどうするかですが、またくのいちにはここにいてもらいますが自分はどちらに着きたい・・・と言った意見はありますか?」
「「「「・・・」」」」
それで孔明が早速と最低限どうするかという面々についてを話をし、どうしたいかを問うとルーク達からは特にどうしたいかという意見が出ることはなく沈黙の様相を見せる。
「・・・では特に反対意見もないようですので、私がどう分けるのかを決めた上で話を進めますがよろしいですね」
そんな様子に自分がどうするかを決めると孔明が言うが、それでも特に誰からも何も出てくることはなかった。特に何か因縁があったり、急ぎの用事があるからこちらに行くという考えを持った者は今はいない為に。









・・・それで孔明が自分達と共にと選んだのはルークとフリングスにシンクの三人で、その他の面々はシェリダンで何かあればディスト達の手助けをするということで分かれる事になった。

そして集会所に戻った孔明達はディストや他の面々と共にアルビオールの元へと案内され、シェリダンの地を飛び立っていった。



「ギンジさん。まずはバチカルへとお願いします。このアルビオールの完成と共にしばらくの使用許可をいただくためにもまずはそちらに向かわねばなりません」
「はい、分かりました!」
・・・それでアルビオールの中で操縦席に座るギンジという男性に孔明は行き先を告げ、元気のいい了承を受けた後に自分の座る席へと戻る。
「・・・実際にこうして乗ってみると、改めて驚くというか信じられませんね・・・これだけの巨体が宙を浮くばかりか、こうして我々という人を乗せることまで出来るとは・・・」
「その事に関しましては私も同意します」
「ん?アルビオールについては聞いていたのではないのですか?」
「いえ、単純にこのような物が空を飛ぶだなどと考えられなかったという意味で言っているのですよ。この外殻大地の事を含め、改めて技術の発展していた創世歴時代の技術について感銘を受けていたのです」
「そういうことですか・・・」
そこでフリングスがアルビオールについてを辺りをキョロキョロ見渡しながら驚きを漏らすのだが孔明も同意したことにどういうことかと聞くが、返ってきた答えに納得というよう漏らす。
(実際は私もそうですが、くのいちの生きていた時代でも見られることのなかった技術に感銘を受けたのですがね・・・これがオールドラントではなく元の世界だったなら、くのいちの生きていた時代以降にこのような譜業のようなものは出来ていたのかどうか・・・少し気になりますね)
そんな中で心中で孔明は嘘というか、本当はこう思っていたことを漏らす・・・自分の生きていた世界の時代でもくのいちの生きていた時代でもこれだけの技術になどお目にかかれていなかった為、その技術のすごさに感心する以上に以降に技術の発展が出来ていたのかとふと感じた為に。









.
11/18ページ
スキ