軍師と女忍、対応する
・・・元々の性質からして、アッシュは良くも悪くも貴族の子どもであった。そして将来的には血筋もあって王になる、そう言ったように教育されてきた。この事についてを孔明は悪いとは思っていないし、むしろ立場のある人間の教育には間違っていない物だと思っている。自分が選ぶ行動が人の上に立つ者であり、それが間違いでないと言う自信を持たせる為の教育は。
しかしそれでキムラスカからヴァンによって連れ出され、ルークが悪いのだと自分への責任を転換されたことに関してをそのまま受け取ってしまった。ただそれでヴァンが全て正しいのだと傾倒しなかった事に関してはまだ今の状況としては救いようはあったと言えないこともないが、だからと言ってルークがただひたすらに悪者であるという考えを捨てることも変えることもなく今まで来ていることに関しては、いただけないどころの話ではない。
自分が間違ってない、そういう自信を持っていいのはいいだろう・・・だがそれはあくまでも間違いではないと言う確信があった上で、間違いがあったとしたならそれを認めるだけの度量があってこそだ。少なくとも間違った結果が出てもそれを間違いだと認めず、認識違いを正そうともせずに突き進み続ける事は決して正しいことではないと孔明は認識している。
しかしアッシュはここまで進んだ状況で色々と孔明や他の人物達に言われてきているにも関わらず、未だに尚その態度を変えるような素振りすらないのはジェイドの指摘もあって改めてアッシュについて呆れざるを得なかった。
・・・今のルークが前と違った行動を起こし、変わっていっている。これは孔明やくのいちだけではなくジェイド達も一緒にいるし、何よりアッシュも孔明達の報復を恐れて下手にルークへ近付かないようにしているがその様子も少なからず見てきた事には違いはない。それを考えれば少しはルークに対しての見方は変わってもいいだろう。
しかし今も尚ルークに対する見方は変わらない上、孔明達に対していつまでも心を許すとまではいかずとも歩み寄る姿勢が見えないのはもう意地があるというより、考えることをただ放棄している以外にないのではとのレベルにまで達していた。
自分一人が正しい、ヴァンを倒すのは俺の役目だった、なんで俺があんな奴らと一緒にいなければならない、あんな屑と同じ場にいるのはゴメンだ・・・誰かと顔を合わせることもなく一人でいる時にアッシュはこういった考えを似たり寄ったり、その上でループして繰り返していることだろう。狭い部屋の中、狭い考えだけを持って自分の中にある物だけにしか目をやろうともせずに。
ここまで来てしまえば、もう普通の人物ならアッシュの事を見放すであったり関わりを持とうとはすることはしないだろう・・・そう、普通の人物なら。
(まぁそれもあの策がうまくいけば、劇的とは言わずともアッシュも変わっていくというか変わらざるを得なくなるでしょうからね・・・それまでは今のままで我慢するべきですね。下手にヘソを曲げられても面倒なだけですからね)
孔明はそんな考えから策があるからもういいかという考えを抱く。アッシュを変えられる策があるからと。
・・・そうして孔明達はリグレットの案内の元、スピノザという研究者の元に行き事情を説明した。シェリダンの研究者達と協力することもそうだが、ヴァン達にもう協力する必要はないとの説明を。
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しかしそれでキムラスカからヴァンによって連れ出され、ルークが悪いのだと自分への責任を転換されたことに関してをそのまま受け取ってしまった。ただそれでヴァンが全て正しいのだと傾倒しなかった事に関してはまだ今の状況としては救いようはあったと言えないこともないが、だからと言ってルークがただひたすらに悪者であるという考えを捨てることも変えることもなく今まで来ていることに関しては、いただけないどころの話ではない。
自分が間違ってない、そういう自信を持っていいのはいいだろう・・・だがそれはあくまでも間違いではないと言う確信があった上で、間違いがあったとしたならそれを認めるだけの度量があってこそだ。少なくとも間違った結果が出てもそれを間違いだと認めず、認識違いを正そうともせずに突き進み続ける事は決して正しいことではないと孔明は認識している。
しかしアッシュはここまで進んだ状況で色々と孔明や他の人物達に言われてきているにも関わらず、未だに尚その態度を変えるような素振りすらないのはジェイドの指摘もあって改めてアッシュについて呆れざるを得なかった。
・・・今のルークが前と違った行動を起こし、変わっていっている。これは孔明やくのいちだけではなくジェイド達も一緒にいるし、何よりアッシュも孔明達の報復を恐れて下手にルークへ近付かないようにしているがその様子も少なからず見てきた事には違いはない。それを考えれば少しはルークに対しての見方は変わってもいいだろう。
しかし今も尚ルークに対する見方は変わらない上、孔明達に対していつまでも心を許すとまではいかずとも歩み寄る姿勢が見えないのはもう意地があるというより、考えることをただ放棄している以外にないのではとのレベルにまで達していた。
自分一人が正しい、ヴァンを倒すのは俺の役目だった、なんで俺があんな奴らと一緒にいなければならない、あんな屑と同じ場にいるのはゴメンだ・・・誰かと顔を合わせることもなく一人でいる時にアッシュはこういった考えを似たり寄ったり、その上でループして繰り返していることだろう。狭い部屋の中、狭い考えだけを持って自分の中にある物だけにしか目をやろうともせずに。
ここまで来てしまえば、もう普通の人物ならアッシュの事を見放すであったり関わりを持とうとはすることはしないだろう・・・そう、普通の人物なら。
(まぁそれもあの策がうまくいけば、劇的とは言わずともアッシュも変わっていくというか変わらざるを得なくなるでしょうからね・・・それまでは今のままで我慢するべきですね。下手にヘソを曲げられても面倒なだけですからね)
孔明はそんな考えから策があるからもういいかという考えを抱く。アッシュを変えられる策があるからと。
・・・そうして孔明達はリグレットの案内の元、スピノザという研究者の元に行き事情を説明した。シェリダンの研究者達と協力することもそうだが、ヴァン達にもう協力する必要はないとの説明を。
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