軍師と女忍、対応する
「そういったことからダアトの中にはまだ創世歴時代の遺産は色々と残っている可能性は十分に有り得ます。ただ浮遊機関のように使える遺産が丸々と残っていることはそうそう有り得る事ではないと思いますが、事が済んだらダアト内を言葉通りに片付けていき使えそうな技術があれば復活させていく予定でいます。これからの時代に役に立つかもしれませんから」
「そうなってほしいですね・・・」
その上でいかな予定を遺産に関して立てているのかを話していくくのいちに、フリングスも素直に同調する。便利な物は確かに蘇ってほしいといったように。
・・・それからは翌日にならなければ話にならないということで一同はゆっくりと休息を取った。そしてその翌日、集会所にくのいち達は集まった。
「「「「っ・・・」」」」
「すげぇ・・・本当にこんなもんが空を飛ぶのかよ・・・?」
「えぇ、理論上問題なく飛べますよ。昨日の内に私も見直しましたが、少し手直しが必要な部分がありましたので修正こそはしたものの空を飛ぶにはもう問題ない物へと仕上がりましたよ」
「マジかよ・・・」
・・・集会所の中の空を飛ぶ譜業の前に集まったくのいち達はその全貌に程度の差はあれ驚愕し、ルークが一同の代表をする形で声を漏らすとディストが自信を覗かせる言葉に呆然としたように漏らす。
「さぁ、驚くのはこれからですし一応は何かあった時のバックアップに回っていただくために外に出ますよ!飛行譜業アルビオールの試運転の時間です!」
そんな一同に対して両腕を広げながらショーアップするかのようにディストは告げる。アルビオールの起動の時間だと。
・・・それで一同はシェリダンの外へ出てアルビオールの試運転を見学兼緊急の際の対応の為に見学をしていたのだが、外に飛び立ち自由に空を飛ぶその姿には何のトラブルも不調も見受けられることはないように見受けられ、一人を除きルーク達はその姿にただ呆然とした様子を浮かべていた。
(空を飛ぶ譜業かぁ・・・ディストので見慣れてきたつもりだったけど、あそこまで大きいものが空を飛ぶなんて・・・私達の元いた世界でもあんな風な物が空を飛ぶような時代なんてあれから先に来たのかな・・・?)
そしてその一人とは誰なのかと言えばくのいちなのだが、その心中は元いた世界の未来についての思いだった。今飛んでいるアルビオールのようなものが同じように空を飛ぶなど、くのいちが生きてきた時代からすれば全く想像が出来なかった為に。
(・・・でもアルビオールみたいなものがあったらあったで、それが戦に転用されないなんてことありえるのかな・・・それこそアルビオールに爆弾やら何やら積んで大筒が当たらないような位置から落とすだけで、大阪城も簡単に壊滅状態に出来そうだし・・・)
その流れから元いた世界でアルビオールが軍事転用された場合を考え、何とも言いがたい気持ちを抱いた・・・かつて自分や主達が死地とした大阪城という場所は、最後の戦いまではギリギリまで相手方に落とされる事のないように守っていた鉄壁の地だと考えている。自分達がいたというのも加えてだ。しかしそんな鉄壁の地すら遥か上空から爆薬をばらまくだけで全てを撃ち壊し、台無しにしかねない・・・そう戦術の観点から考えていた。軍事転用すればアルビオールほど怖いものはないと。
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「そうなってほしいですね・・・」
その上でいかな予定を遺産に関して立てているのかを話していくくのいちに、フリングスも素直に同調する。便利な物は確かに蘇ってほしいといったように。
・・・それからは翌日にならなければ話にならないということで一同はゆっくりと休息を取った。そしてその翌日、集会所にくのいち達は集まった。
「「「「っ・・・」」」」
「すげぇ・・・本当にこんなもんが空を飛ぶのかよ・・・?」
「えぇ、理論上問題なく飛べますよ。昨日の内に私も見直しましたが、少し手直しが必要な部分がありましたので修正こそはしたものの空を飛ぶにはもう問題ない物へと仕上がりましたよ」
「マジかよ・・・」
・・・集会所の中の空を飛ぶ譜業の前に集まったくのいち達はその全貌に程度の差はあれ驚愕し、ルークが一同の代表をする形で声を漏らすとディストが自信を覗かせる言葉に呆然としたように漏らす。
「さぁ、驚くのはこれからですし一応は何かあった時のバックアップに回っていただくために外に出ますよ!飛行譜業アルビオールの試運転の時間です!」
そんな一同に対して両腕を広げながらショーアップするかのようにディストは告げる。アルビオールの起動の時間だと。
・・・それで一同はシェリダンの外へ出てアルビオールの試運転を見学兼緊急の際の対応の為に見学をしていたのだが、外に飛び立ち自由に空を飛ぶその姿には何のトラブルも不調も見受けられることはないように見受けられ、一人を除きルーク達はその姿にただ呆然とした様子を浮かべていた。
(空を飛ぶ譜業かぁ・・・ディストので見慣れてきたつもりだったけど、あそこまで大きいものが空を飛ぶなんて・・・私達の元いた世界でもあんな風な物が空を飛ぶような時代なんてあれから先に来たのかな・・・?)
そしてその一人とは誰なのかと言えばくのいちなのだが、その心中は元いた世界の未来についての思いだった。今飛んでいるアルビオールのようなものが同じように空を飛ぶなど、くのいちが生きてきた時代からすれば全く想像が出来なかった為に。
(・・・でもアルビオールみたいなものがあったらあったで、それが戦に転用されないなんてことありえるのかな・・・それこそアルビオールに爆弾やら何やら積んで大筒が当たらないような位置から落とすだけで、大阪城も簡単に壊滅状態に出来そうだし・・・)
その流れから元いた世界でアルビオールが軍事転用された場合を考え、何とも言いがたい気持ちを抱いた・・・かつて自分や主達が死地とした大阪城という場所は、最後の戦いまではギリギリまで相手方に落とされる事のないように守っていた鉄壁の地だと考えている。自分達がいたというのも加えてだ。しかしそんな鉄壁の地すら遥か上空から爆薬をばらまくだけで全てを撃ち壊し、台無しにしかねない・・・そう戦術の観点から考えていた。軍事転用すればアルビオールほど怖いものはないと。
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