女忍、感じ入る
・・・それで宿に向かい休息を取ることになったくのいち達だが、その中でティアは一人で部屋を取らせて欲しいと言ってきたために一同はそれを許可した。
「・・・大分見た目的には参ってるようだけど、へこたれてるって感じはしねぇよなあいつ」
「まぁそれは確かっすね。体に負担は残ってはいるのは間違いないでしょうけど、それに負けないように気力は充実してるどころかより溢れさせてる感じなんで・・・」
「言い方酷い、ですけど・・・諦め悪い、です・・・」
それで宿の一室に集まったくのいちは最早定例になってしまったというようにティアに関することを話し合うが、アリエッタも最早取り繕うことなくハッキリ酷いと言い切る。
「・・・この際お義父さんがここに来たら、どうにか先にダアトに帰らせるように段取りを踏んだ方がいいんじゃないかな・・・」
「僕もその方がいいと思います・・・今はまだ大人しくしてくれているにしてもそれがいつまでも続かないのは確実でしょうし、それこそこのまま事態を進めていけば自分は神託の盾上層部に食い込むのは当然みたいな態度になる可能性も高いんじゃないかと思いますし、以降も自分をその立場に置かないのは何でなんですかって僕や丞相達に言ってくるのは目に見えてきそうで・・・」
「あ~・・・そこを考えるとなおのこと、ここで早目にティアを送り返した方がいいって思えるね~」
アニスがその中で早くティアを送り返すべきだと言い、イオンも自分達に待ち受ける可能性を口にするとくのいちも納得したように頭をかく。
「つーかいくらなんでもいきなり上の方にってのは無理なんじゃねぇのか?ティアの体調云々に今までやってきたことはともかくとしても、六神将ぐらいの地位かそれ以上になんてよ」
「その辺りは以前の神託の盾って言うか、謡将だったらその気分次第って所が大きかったのはあるけれど・・・旦那様の指示の元ならそんな特別扱いなんか、それこそ実力が相当じゃないならまず無理って言わざるを得ないね。そんでその実力もハッキリ言って、ティアにはないからそれもない・・・と」
「まぁ今までの感じからして、あいつにそんな能力はそりゃないよな。ただ少し不憫な感じはするけど、言うことを聞かせたいならリグレットに言葉もそうだし実力でボコボコにしてもらった方がいいかもってちょっと思っちまうな・・・」
「ん~・・・確かにリグレットは不憫にはなるけど、実力を理解してもらうにはちょうどいいと言えばいいかもね・・・」
そんな中でルークの疑問の言葉から少し言いにくそうにリグレットに行動してもらうことを口にし、くのいちも少し表情を崩しつつ納得する。リグレットへの申し訳無さこそあるが、最低でも六神将クラスの実力がなければならないと示す為には師であるリグレットから心身ともに突き放すことが効果的・・・そう納得して。
「まぁその辺りも含めて旦那様が来るまでは一時保留と言った所かな。もう少しで向こうも来るだろうし、直接話をした方が色々と意見の交換も出来るだろうからね」
「そうだな」
ただそれでもすぐには結論を出さずに待とうというくのいちに、ルーク達も同様だと頷く。リグレットがいない今では話を進めても意味がないのが大きいために。
・・・そのようにしてティアについて話していたくのいち達は一晩を宿で過ごした。そしてその翌日、くのいち達の元に報せが届いた・・・孔明達が来たから、今から集会所に来てほしいとの報せが。
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「・・・大分見た目的には参ってるようだけど、へこたれてるって感じはしねぇよなあいつ」
「まぁそれは確かっすね。体に負担は残ってはいるのは間違いないでしょうけど、それに負けないように気力は充実してるどころかより溢れさせてる感じなんで・・・」
「言い方酷い、ですけど・・・諦め悪い、です・・・」
それで宿の一室に集まったくのいちは最早定例になってしまったというようにティアに関することを話し合うが、アリエッタも最早取り繕うことなくハッキリ酷いと言い切る。
「・・・この際お義父さんがここに来たら、どうにか先にダアトに帰らせるように段取りを踏んだ方がいいんじゃないかな・・・」
「僕もその方がいいと思います・・・今はまだ大人しくしてくれているにしてもそれがいつまでも続かないのは確実でしょうし、それこそこのまま事態を進めていけば自分は神託の盾上層部に食い込むのは当然みたいな態度になる可能性も高いんじゃないかと思いますし、以降も自分をその立場に置かないのは何でなんですかって僕や丞相達に言ってくるのは目に見えてきそうで・・・」
「あ~・・・そこを考えるとなおのこと、ここで早目にティアを送り返した方がいいって思えるね~」
アニスがその中で早くティアを送り返すべきだと言い、イオンも自分達に待ち受ける可能性を口にするとくのいちも納得したように頭をかく。
「つーかいくらなんでもいきなり上の方にってのは無理なんじゃねぇのか?ティアの体調云々に今までやってきたことはともかくとしても、六神将ぐらいの地位かそれ以上になんてよ」
「その辺りは以前の神託の盾って言うか、謡将だったらその気分次第って所が大きかったのはあるけれど・・・旦那様の指示の元ならそんな特別扱いなんか、それこそ実力が相当じゃないならまず無理って言わざるを得ないね。そんでその実力もハッキリ言って、ティアにはないからそれもない・・・と」
「まぁ今までの感じからして、あいつにそんな能力はそりゃないよな。ただ少し不憫な感じはするけど、言うことを聞かせたいならリグレットに言葉もそうだし実力でボコボコにしてもらった方がいいかもってちょっと思っちまうな・・・」
「ん~・・・確かにリグレットは不憫にはなるけど、実力を理解してもらうにはちょうどいいと言えばいいかもね・・・」
そんな中でルークの疑問の言葉から少し言いにくそうにリグレットに行動してもらうことを口にし、くのいちも少し表情を崩しつつ納得する。リグレットへの申し訳無さこそあるが、最低でも六神将クラスの実力がなければならないと示す為には師であるリグレットから心身ともに突き放すことが効果的・・・そう納得して。
「まぁその辺りも含めて旦那様が来るまでは一時保留と言った所かな。もう少しで向こうも来るだろうし、直接話をした方が色々と意見の交換も出来るだろうからね」
「そうだな」
ただそれでもすぐには結論を出さずに待とうというくのいちに、ルーク達も同様だと頷く。リグレットがいない今では話を進めても意味がないのが大きいために。
・・・そのようにしてティアについて話していたくのいち達は一晩を宿で過ごした。そしてその翌日、くのいち達の元に報せが届いた・・・孔明達が来たから、今から集会所に来てほしいとの報せが。
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