軍師と女忍、合流する
「じゃあ改めてどうします?ティアは謡将もそうですけど、モースの時にも場にいようとすると思いますけど・・・」
「そこに関しては沈黙を徹底するように後で言うくらいで済ませます。どうせという言い方は好きではありませんが、彼女は感情が昂れば黙っているように言われていてもそれらを忘れて声を上げるでしょうし、口頭で注意しても申し訳なさそうにしながらも同じようなことがあればまた繰り返し、厳重な処罰を取ればそんな重い罰を与えられる謂れはないと言うでしょう・・・そんな彼女にこうするなと厳命しても効果は望めないでしょうし、それこそ二人との対峙の際は外にいるように言っても無理矢理に付いてくるか乱入してくる可能性が高いでしょうからね」
「そうならない策を練るよりそれを念頭に置いた対策を取る方がいいってことですね。凝った事をしてもそれが無駄になりかねないから」
「そうなります」
くのいちはそこまで聞いてティアへの対策についてどうするのかと聞くが、最低限の注意だけで済ませるといった孔明からの返しに納得する。ティアを場から離す方がむしろ面倒になりかねないという意図を理解し。
「それに彼女にはここまで来たのですから、この際全てが終わるまでは彼女の望むように我々と共に来ていただくようにした方がよろしいでしょう。ただ全てが終わった時に彼女が無事でいて神託の盾にいれるような状態であるようにするつもりはありませんけどね」
「ん~、それって単純に責任問題をぶつけてティアを裁くってだけじゃないですよね?それだとティアは不満を爆発させて旦那様や私達に何でって言いに来るだろうし・・・」
「では少し耳をお貸しください」
その上であえてティアは連れていくと言う孔明だが、中身からしてティアにとって不穏な事になると感じて具体的に先を求めるくのいちに近くに寄るように言い、くのいちが近付くと静かに他には聞こえないように耳打ちをする。
「・・・成程、そう言うわけですか」
「これなら邪魔が入ったとしたなら事実を知る者からだけでしょうが、その時には私達以外に事実を知った上で彼女を助けようとする者はいないでしょう。その上で神託の盾を辞めてもらうように言うか、その前に亡くなっていただけるならこちらとしては好都合です」
「うわぁお、旦那様さっすが~♪最後の部分だけ聞いたらとんだ鬼畜だって言われそうですけど、どっちみちティアの罪状って死罪になっても十分って言えるものですし、本人は汚名返上の機会が欲しいだとか兄を止めるために尽力したのだから全部ないことになったって勘違いしてそうですからね~♪」
・・・それで言うことも言い終わり、耳打ちの距離から離れて普通に会話をする二人だがどちらにも笑みが浮かんでいた。これならティアをつつがなく処分出来ると言ったように。
「後はこのことについて本人以外に聞かせてはならないのはルークくらいでしょうが、それも残酷な事に慣れてない事に嘘が上手につけるような人物と言うくらいですからね。この事に関しては後でリグレット達にだけ話した上で、私達の中だけに留めておきましょう」
「それはいいんですけど、当初の計画はどうするんですか?」
「そちらはもしものことを考えて当初の予定通りに平行して進めます。過信して事を進めて駄目になることも無いわけではありませんからね」
「分かりました、じゃあそうしましょう」
そしてその後の対応についてを口にする孔明にくのいちは当初の計画についてと聞くと、同時進行と言ったように返されすぐに頷いて返す。反論などありはしないと。
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「そこに関しては沈黙を徹底するように後で言うくらいで済ませます。どうせという言い方は好きではありませんが、彼女は感情が昂れば黙っているように言われていてもそれらを忘れて声を上げるでしょうし、口頭で注意しても申し訳なさそうにしながらも同じようなことがあればまた繰り返し、厳重な処罰を取ればそんな重い罰を与えられる謂れはないと言うでしょう・・・そんな彼女にこうするなと厳命しても効果は望めないでしょうし、それこそ二人との対峙の際は外にいるように言っても無理矢理に付いてくるか乱入してくる可能性が高いでしょうからね」
「そうならない策を練るよりそれを念頭に置いた対策を取る方がいいってことですね。凝った事をしてもそれが無駄になりかねないから」
「そうなります」
くのいちはそこまで聞いてティアへの対策についてどうするのかと聞くが、最低限の注意だけで済ませるといった孔明からの返しに納得する。ティアを場から離す方がむしろ面倒になりかねないという意図を理解し。
「それに彼女にはここまで来たのですから、この際全てが終わるまでは彼女の望むように我々と共に来ていただくようにした方がよろしいでしょう。ただ全てが終わった時に彼女が無事でいて神託の盾にいれるような状態であるようにするつもりはありませんけどね」
「ん~、それって単純に責任問題をぶつけてティアを裁くってだけじゃないですよね?それだとティアは不満を爆発させて旦那様や私達に何でって言いに来るだろうし・・・」
「では少し耳をお貸しください」
その上であえてティアは連れていくと言う孔明だが、中身からしてティアにとって不穏な事になると感じて具体的に先を求めるくのいちに近くに寄るように言い、くのいちが近付くと静かに他には聞こえないように耳打ちをする。
「・・・成程、そう言うわけですか」
「これなら邪魔が入ったとしたなら事実を知る者からだけでしょうが、その時には私達以外に事実を知った上で彼女を助けようとする者はいないでしょう。その上で神託の盾を辞めてもらうように言うか、その前に亡くなっていただけるならこちらとしては好都合です」
「うわぁお、旦那様さっすが~♪最後の部分だけ聞いたらとんだ鬼畜だって言われそうですけど、どっちみちティアの罪状って死罪になっても十分って言えるものですし、本人は汚名返上の機会が欲しいだとか兄を止めるために尽力したのだから全部ないことになったって勘違いしてそうですからね~♪」
・・・それで言うことも言い終わり、耳打ちの距離から離れて普通に会話をする二人だがどちらにも笑みが浮かんでいた。これならティアをつつがなく処分出来ると言ったように。
「後はこのことについて本人以外に聞かせてはならないのはルークくらいでしょうが、それも残酷な事に慣れてない事に嘘が上手につけるような人物と言うくらいですからね。この事に関しては後でリグレット達にだけ話した上で、私達の中だけに留めておきましょう」
「それはいいんですけど、当初の計画はどうするんですか?」
「そちらはもしものことを考えて当初の予定通りに平行して進めます。過信して事を進めて駄目になることも無いわけではありませんからね」
「分かりました、じゃあそうしましょう」
そしてその後の対応についてを口にする孔明にくのいちは当初の計画についてと聞くと、同時進行と言ったように返されすぐに頷いて返す。反論などありはしないと。
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