女忍、主の命を遂行する
「・・・すみません。今の話で一つ思ったのですがアッシュにナタリアについて話を直にとは言わずとも、遠回しには聞けないんですか?キムラスカには是が非でも連れていくことは確定しているにしても、その辺りを聞いておかないと後々アッシュがどう行動するか・・・二人がまだ想いあっているならまだしも、アッシュの方がナタリアをルークのように殺したい程に憎んでると言ったような事があればまたまずい結果になるかと思うんですが・・・」
「あぁ~、それもあるか・・・」
そこにイオンが申し訳なさそうながらもアッシュがナタリアに対する気持ちがあるのかを疑問として口にすると、くのいちは参ったと頭を抱える。
「・・・ねぇ、ルークにイオン。答えは旦那様に任せるって形でちょっと待ってもらっていい?」
「えっ?今お前がどうするか考えて後で行動するじゃ駄目なのか?」
「う~ん・・・そうしてあげてもいいかと思ったけど、流石にちょっと今の疑問をアッシュにまんまぶつけるにしてちょっと遠回しに行くにしても、危険になる可能性が高いんだよね~。このグランコクマから出たなら次はケセドニアに行って、謡将達をどうにかすればキムラスカ・・・謡将達まではいいにしても、そこから先を今の状態で意識させると下手すると形振り構わず逃げ出しかねないんだよね~。今まで我慢してやったがキムラスカに無理矢理なんて形で帰らされてたまるか~って恥も外聞も気にせずね」
「あ~・・・確かに今そんなことになったら困るな・・・俺としてもよ・・・」
少しの間を空けくのいちが結論を急がないでほしいと言い、ルークは何故と問うがアッシュが逃げ出す可能性についてを示唆され複雑そうに漏らす。
「そういうわけなんで~、取りあえずはケセドニアに着くまでは自分の中で色々考えることだったり困ったことがあったら私達に聞くなりして、あっし達以外にあんまり今の話はしないようにしておいてね~。あっしは今から旦那様宛の経緯を記した手紙を書いてケセドニアに送るようにするからね~」
「そうか・・・まぁすぐに結論を出さなきゃなんねー訳でもねぇし、一先ずそれでいいわ。急かすとあんまり良くないみたいだし、俺も色々考え込みたいしよ」
「僕もそれで構いません・・・そう聞いてしまえばアッシュに無理に聞くわけにはいきませんからね・・・」
「ごめんね~、二人とも~」
それでこれ以上は待つようにと切に願うくのいちの頼みに、ルークもイオンも経緯が経緯なだけにすぐに頷き笑顔を見せる。
(まぁ出来れば聞いてあげたい気持ちはあるけど、流石に旦那様の意向を無視するわけにはいかないからね~。取りあえずは手紙には起こったことにルーク達がこう思っていたとは書いておくから、今はそれで勘弁してね~)
そして内心でくのいちは慎重になるわけについてを漏らした上で便宜をちゃんと図ることについて決意を固める。忍として動くくのいちは主の意向に逆らわないと決めているからこそ、そうしなかったことについてせめてと思う形で。
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「あぁ~、それもあるか・・・」
そこにイオンが申し訳なさそうながらもアッシュがナタリアに対する気持ちがあるのかを疑問として口にすると、くのいちは参ったと頭を抱える。
「・・・ねぇ、ルークにイオン。答えは旦那様に任せるって形でちょっと待ってもらっていい?」
「えっ?今お前がどうするか考えて後で行動するじゃ駄目なのか?」
「う~ん・・・そうしてあげてもいいかと思ったけど、流石にちょっと今の疑問をアッシュにまんまぶつけるにしてちょっと遠回しに行くにしても、危険になる可能性が高いんだよね~。このグランコクマから出たなら次はケセドニアに行って、謡将達をどうにかすればキムラスカ・・・謡将達まではいいにしても、そこから先を今の状態で意識させると下手すると形振り構わず逃げ出しかねないんだよね~。今まで我慢してやったがキムラスカに無理矢理なんて形で帰らされてたまるか~って恥も外聞も気にせずね」
「あ~・・・確かに今そんなことになったら困るな・・・俺としてもよ・・・」
少しの間を空けくのいちが結論を急がないでほしいと言い、ルークは何故と問うがアッシュが逃げ出す可能性についてを示唆され複雑そうに漏らす。
「そういうわけなんで~、取りあえずはケセドニアに着くまでは自分の中で色々考えることだったり困ったことがあったら私達に聞くなりして、あっし達以外にあんまり今の話はしないようにしておいてね~。あっしは今から旦那様宛の経緯を記した手紙を書いてケセドニアに送るようにするからね~」
「そうか・・・まぁすぐに結論を出さなきゃなんねー訳でもねぇし、一先ずそれでいいわ。急かすとあんまり良くないみたいだし、俺も色々考え込みたいしよ」
「僕もそれで構いません・・・そう聞いてしまえばアッシュに無理に聞くわけにはいきませんからね・・・」
「ごめんね~、二人とも~」
それでこれ以上は待つようにと切に願うくのいちの頼みに、ルークもイオンも経緯が経緯なだけにすぐに頷き笑顔を見せる。
(まぁ出来れば聞いてあげたい気持ちはあるけど、流石に旦那様の意向を無視するわけにはいかないからね~。取りあえずは手紙には起こったことにルーク達がこう思っていたとは書いておくから、今はそれで勘弁してね~)
そして内心でくのいちは慎重になるわけについてを漏らした上で便宜をちゃんと図ることについて決意を固める。忍として動くくのいちは主の意向に逆らわないと決めているからこそ、そうしなかったことについてせめてと思う形で。
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