女忍、主の命を遂行する
「・・・取りあえず話は聞かせてもらったし、こちらも協力は惜しみ無くさせてもらいたいと思っている。それでだが、まだ話はあるか?無いならそちらの休養の為にもここで話を終わりにしたいと思うのだが・・・」
「はい、話すべき事は話終えましたのでそれで構いません」
「そうか。では先に部屋を出てくれ。俺達は俺達でこれからどうするかを協議したいからな」
「それは構いませんが、ガイとティアの部屋を我々とは別にしていただけませんか?差し出がましい願いであるとは承知していますが、二人が考えるための場と時間の中で我々がいることはあまり良くないかと思いますので・・・」
「そういうことなら別に構わん・・・ジェイド、二人に説明するのと部屋を用意するためにも奥方達に付いていってやってくれ」
「はっ、かしこまりました」
それでピオニーは空気を引き締めた上で退出を願うとくのいちが二人についてを要求されたため、ジェイドに用意をするように命じる。
・・・それでジェイドと共に部屋を出たくのいち達は考え込んでいる二人の元に行き、ゆっくり時間をかけて考えるように言った後に別の部屋に向かった。
「では私は戻ります、陛下の元に」
「その前に一つ聞くけど・・・ガイのことは陛下に話すつもりでいるの?と言うか、もう話した?」
「・・・いえ、まだです」
それで二つ用意された部屋(片方は元六神将組、もう片方は残りのメンバー。これはアッシュがルークに食って掛かる事態を避けるための処置である)に案内したジェイドは入口のドアの前から立ち去ろうとするが、くのいちが部屋の中のルークに聞こえないよう配慮した小さな声で確認を取ると小さく首を横に振る。
「・・・大佐殿が確証が持てないなら話せないとか疑わしきは罰せよなんて事を率先してやりたくないタチなのは今までの旅で知ってはいるけど、日和見でいていい時とそうでない時くらいは見誤らないでね?・・・さっきあんなことがあったばかりだから、分かるよね?」
「っ・・・分かりました。陛下に話をするようにします。では私はこれで・・・」
その様子ににこやかにしながらも先程のやり取りを引き合いに出すくのいちに、ジェイドは詰まりかけながらも了承を返して部屋を後にしていく。流石にまた滅多にないピオニーの不興を買いかねない事はとでも思ったのだろう。
「・・・なんだ?何かやたらジェイドが妙な感じになって戻ってったけどよ・・・」
「ん~、ちょっと陛下に言付けを頼んだだけなんで気にしないでいいっすよ。気になったことを言ったから勝手に神妙になったっぽいんで」
「そうか」
ルークはその光景に部屋の中から何事かと問うが、本当の事を話しつつも核心には一切触れてないくのいちの返しに疑うことなく頷く。
「・・・取りあえず中で話を聞かせてもらっていいか?・・・正直、さっきの話がいきなりすぎてまだ消化しきれないんだよ・・・」
「あ~・・・んじゃ今日はもう特に何も無いみたいだし、納得出来るまで話に付き合うよ~」
だがすぐにルークが複雑そうに表情を歪めた姿にくのいちも頭をかきながら話をするとすぐに返してドアを閉じて部屋の中に入る、ルークにとっていきなりすぎた話をした分の埋め合わせをするために。
・・・それからくのいちはイオン達も交え、ルークに落ち着いてもらうことも含めてゆっくりと話をした。
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「はい、話すべき事は話終えましたのでそれで構いません」
「そうか。では先に部屋を出てくれ。俺達は俺達でこれからどうするかを協議したいからな」
「それは構いませんが、ガイとティアの部屋を我々とは別にしていただけませんか?差し出がましい願いであるとは承知していますが、二人が考えるための場と時間の中で我々がいることはあまり良くないかと思いますので・・・」
「そういうことなら別に構わん・・・ジェイド、二人に説明するのと部屋を用意するためにも奥方達に付いていってやってくれ」
「はっ、かしこまりました」
それでピオニーは空気を引き締めた上で退出を願うとくのいちが二人についてを要求されたため、ジェイドに用意をするように命じる。
・・・それでジェイドと共に部屋を出たくのいち達は考え込んでいる二人の元に行き、ゆっくり時間をかけて考えるように言った後に別の部屋に向かった。
「では私は戻ります、陛下の元に」
「その前に一つ聞くけど・・・ガイのことは陛下に話すつもりでいるの?と言うか、もう話した?」
「・・・いえ、まだです」
それで二つ用意された部屋(片方は元六神将組、もう片方は残りのメンバー。これはアッシュがルークに食って掛かる事態を避けるための処置である)に案内したジェイドは入口のドアの前から立ち去ろうとするが、くのいちが部屋の中のルークに聞こえないよう配慮した小さな声で確認を取ると小さく首を横に振る。
「・・・大佐殿が確証が持てないなら話せないとか疑わしきは罰せよなんて事を率先してやりたくないタチなのは今までの旅で知ってはいるけど、日和見でいていい時とそうでない時くらいは見誤らないでね?・・・さっきあんなことがあったばかりだから、分かるよね?」
「っ・・・分かりました。陛下に話をするようにします。では私はこれで・・・」
その様子ににこやかにしながらも先程のやり取りを引き合いに出すくのいちに、ジェイドは詰まりかけながらも了承を返して部屋を後にしていく。流石にまた滅多にないピオニーの不興を買いかねない事はとでも思ったのだろう。
「・・・なんだ?何かやたらジェイドが妙な感じになって戻ってったけどよ・・・」
「ん~、ちょっと陛下に言付けを頼んだだけなんで気にしないでいいっすよ。気になったことを言ったから勝手に神妙になったっぽいんで」
「そうか」
ルークはその光景に部屋の中から何事かと問うが、本当の事を話しつつも核心には一切触れてないくのいちの返しに疑うことなく頷く。
「・・・取りあえず中で話を聞かせてもらっていいか?・・・正直、さっきの話がいきなりすぎてまだ消化しきれないんだよ・・・」
「あ~・・・んじゃ今日はもう特に何も無いみたいだし、納得出来るまで話に付き合うよ~」
だがすぐにルークが複雑そうに表情を歪めた姿にくのいちも頭をかきながら話をするとすぐに返してドアを閉じて部屋の中に入る、ルークにとっていきなりすぎた話をした分の埋め合わせをするために。
・・・それからくのいちはイオン達も交え、ルークに落ち着いてもらうことも含めてゆっくりと話をした。
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