軍師、改善を行う
・・・そして孔明達は兵達の勢いを損ねぬままヴァンの配下がいる基地の方へと向かった。
‘ワアァァァッ!’
「なっ、なんなんだ・・・っ!?」
「どうして・・・!?」
「ど、どういうことだ・・・何故同じ神託の盾である、我々を捕らえに・・・!?」
・・・それで基地に入り、抵抗する時間など与えることもなく怒濤の勢いでヴァン率いる神託の盾を捕縛していく孔明率いる神託の盾達。
既に捕らえられた神託の盾達は地面に転がされる形で、他にも段々と捕らえられていく仲間の姿に動揺を隠しきれずに声を漏らす。
・・・そして数十分後、ヴァン率いる神託の盾達は物の見事に一人残らず全員捕らえられてしまった。いきなりの電光石火の行動の為、ロクに抵抗も出来ないままに。
「さて・・・気分はどうですか、皆さん?」
‘‘‘‘・・・っ!’’’’
「ふぅ・・・まぁいいと答えるような状態ではないのは見て分かりますがね」
それで全員残らず引っ立てられた前に孔明とトリトハイムが立ち孔明が意識してかせずか挑発めいた言葉を向けると、一斉にビリビリと殺気混じりの空気を放つ様子に嘆息を漏らす。
「それを承知した上で先に申し上げさせていただきますが、我々が貴殿方を拘束した理由は謡将が貴殿方を内密に集めた理由に関してです。大まかな狙いを申し上げるなら預言世界の転覆・・・と言えばよろしいでしょうか?」
‘‘‘‘っ!?’’’’
だが続いた孔明の言葉に配下の兵達は一斉に息を呑んだ・・・知られていない筈のヴァンの目的を、孔明が全て知ってるかのように口にした事に。
「我々はその目的を知り、貴殿方を止めるためにこちらに来たのですよ・・・謡将が行動を起こして、貴殿方が油断するこの時を待つ形でね」
‘‘‘‘・・・っ!’’’’
「動かない方がよろしいですよ。不穏な動きをしたなら今の貴殿方を容赦なく止めるようにとの指示を出していますからね」
‘‘‘‘・・・っ!’’’’
更にこの機を待っていたといった言葉に一斉に立ち上がろうとしかけたヴァンの配下達だったが、すかさず動けば死ぬ・・・そうと取れる言葉をかけらるたことに悔しげに一斉に制止する。
「さて・・・あまり貴殿方にかける時間もありません。では皆さん、彼らを連れてダアトに戻りましょうか」
「「「「はっ!」」」」
その姿を見てサッと視線をヴァンの配下を見張る自身の味方の神託の盾へ向け戻ると指示を出し、勢いのよい返事を受けた後にトリトハイムと共にダアトの方へと戻っていく・・・
「・・・あっさり行くというか、行き過ぎたと言ってもおかしくないくらいに謡将の兵達を捕らえる事が出来ましたね・・・」
「むしろあれくらいは当然ですよ。油断をついて万全の体勢で行動したのですからね」
・・・それでダアトに戻り兵達を牢に入れたのを見届けた後、孔明の部屋に戻ってきた二人だがトリトハイムが特に兵の被害もなく終わったことに少し複雑さを滲ませる。あまりにもうまく行き過ぎた先程の捕縛劇に。
「・・・まぁうまく行くに越したことがないのは事実ですが、あの兵達はどのような罪状で捕らえておくのですか?見張りの兵はまだ捕らえた兵達で担当すれば何か同情を引くようなことを言われてもどうにかなるでしょうが、表向きにはまだ彼らの罪をどうするかとは明かせないかと思うのですが・・・」
ただそこでトリトハイムはヴァンの兵達をどういう罪状で牢に繋ぐかという疑問をぶつける。まだヴァンやモース達に知られない為にも表沙汰にするわけにはいかないことからどうするのかと。
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‘ワアァァァッ!’
「なっ、なんなんだ・・・っ!?」
「どうして・・・!?」
「ど、どういうことだ・・・何故同じ神託の盾である、我々を捕らえに・・・!?」
・・・それで基地に入り、抵抗する時間など与えることもなく怒濤の勢いでヴァン率いる神託の盾を捕縛していく孔明率いる神託の盾達。
既に捕らえられた神託の盾達は地面に転がされる形で、他にも段々と捕らえられていく仲間の姿に動揺を隠しきれずに声を漏らす。
・・・そして数十分後、ヴァン率いる神託の盾達は物の見事に一人残らず全員捕らえられてしまった。いきなりの電光石火の行動の為、ロクに抵抗も出来ないままに。
「さて・・・気分はどうですか、皆さん?」
‘‘‘‘・・・っ!’’’’
「ふぅ・・・まぁいいと答えるような状態ではないのは見て分かりますがね」
それで全員残らず引っ立てられた前に孔明とトリトハイムが立ち孔明が意識してかせずか挑発めいた言葉を向けると、一斉にビリビリと殺気混じりの空気を放つ様子に嘆息を漏らす。
「それを承知した上で先に申し上げさせていただきますが、我々が貴殿方を拘束した理由は謡将が貴殿方を内密に集めた理由に関してです。大まかな狙いを申し上げるなら預言世界の転覆・・・と言えばよろしいでしょうか?」
‘‘‘‘っ!?’’’’
だが続いた孔明の言葉に配下の兵達は一斉に息を呑んだ・・・知られていない筈のヴァンの目的を、孔明が全て知ってるかのように口にした事に。
「我々はその目的を知り、貴殿方を止めるためにこちらに来たのですよ・・・謡将が行動を起こして、貴殿方が油断するこの時を待つ形でね」
‘‘‘‘・・・っ!’’’’
「動かない方がよろしいですよ。不穏な動きをしたなら今の貴殿方を容赦なく止めるようにとの指示を出していますからね」
‘‘‘‘・・・っ!’’’’
更にこの機を待っていたといった言葉に一斉に立ち上がろうとしかけたヴァンの配下達だったが、すかさず動けば死ぬ・・・そうと取れる言葉をかけらるたことに悔しげに一斉に制止する。
「さて・・・あまり貴殿方にかける時間もありません。では皆さん、彼らを連れてダアトに戻りましょうか」
「「「「はっ!」」」」
その姿を見てサッと視線をヴァンの配下を見張る自身の味方の神託の盾へ向け戻ると指示を出し、勢いのよい返事を受けた後にトリトハイムと共にダアトの方へと戻っていく・・・
「・・・あっさり行くというか、行き過ぎたと言ってもおかしくないくらいに謡将の兵達を捕らえる事が出来ましたね・・・」
「むしろあれくらいは当然ですよ。油断をついて万全の体勢で行動したのですからね」
・・・それでダアトに戻り兵達を牢に入れたのを見届けた後、孔明の部屋に戻ってきた二人だがトリトハイムが特に兵の被害もなく終わったことに少し複雑さを滲ませる。あまりにもうまく行き過ぎた先程の捕縛劇に。
「・・・まぁうまく行くに越したことがないのは事実ですが、あの兵達はどのような罪状で捕らえておくのですか?見張りの兵はまだ捕らえた兵達で担当すれば何か同情を引くようなことを言われてもどうにかなるでしょうが、表向きにはまだ彼らの罪をどうするかとは明かせないかと思うのですが・・・」
ただそこでトリトハイムはヴァンの兵達をどういう罪状で牢に繋ぐかという疑問をぶつける。まだヴァンやモース達に知られない為にも表沙汰にするわけにはいかないことからどうするのかと。
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