if〜もしもルークの転移したルミナシアのファブレ兄弟の立ち位置が逆だったら 後編
「そこんとこなんつーか、アッシュは勘違いっていうかルークの物は俺の物みたいな感覚があったんじゃねーのかって今なら思うわ。俺が手にしてるはずのもんをなんで同じ顔の別人が持ってんだってな」
「俺が手にしてるって・・・」
「ま、あくまで俺が感じただけのもんだ。あそこまでアッシュが過剰にルークの事を嫌う理由なんてもんは聞いてもまともな答えなんか返ってくるとも思えねぇけど、俺はあぁいった行動を取ってたのは自分が出来ないことをやってたりやれてたりする姿に嫉妬してたんじゃねーか・・・そしてそれを口や考えには出来ないまんま、苛立ちになっちまったんじゃねーかって感じたんだよ」
「っ・・・(アッシュが俺に苛立つ理由が、そういったこと・・・他の皆はどう思ってるんだ・・・?)」
続けていかにアッシュについて感じて考えたのかを話していくスパーダに、ルークは初めて聞くその推測に戸惑いつつも周りを見渡し反応を伺う。
「・・・ま、俺にとっちゃどっちでも構わないがな。別にアッシュがルークの事を羨ましがろうが持ってる物を欲しがろうが、それで迷惑をかけられたのはこっちだ。特にチャットは酷かったしな。何度も何度もアッシュと喧嘩して」
「えぇ、いい迷惑でしたよ!それにスパーダさんの言葉が間違ってないのなら、ルークさんの逆を行こうとただ意地を張ったり初めから自分が変わろうとするのを考えてないだけじゃないですか!そんなここに来たらまた同じことをするって分かってるような人なんかもう依頼をされても受け入れたくありません!」
(あ~・・・もう話をしない方がいいか・・・居させてもらってるのがあるから、チャットの機嫌を損ねたくないしな・・・)
そんな姿を見てかユーリは自身の考えを述べるのだが、思い出すだけでも怒りが浮かぶと怒り出すチャットの様子にもう話を終えようとルークは決める。
・・・それでルークの制止もあってその場は終わった。その上でルークはスパーダからの推測についてをどう思うかをピオニーに手紙に書き、どう思うかを聞いてみた。自分だけでは判断がつかないと感じた上で、ピオニーがどう感じたかを聞きたいと思った為に。
(・・・アッシュが嫉妬、か・・・ルーク自身はピンとは来てないしアッシュ本人に聞けば確実に否定するだろうが、あながち大袈裟ではないかもしれんな・・・話に聞いただけだがチャットという船の持ち主とあれだけ喧嘩したと言うにも関わらず、時間があるならまたアドリビトムに行きたいとティア達も含めて言ってきた事を考えると、自分はルークさえいなければ問題はないだとか思っているんだろうな・・・あれだけ喧嘩していたにも関わらず、悪いのは全部あの屑なんだと思っていることから・・・)
・・・それでライマのピオニーの私室にて、ルークより受け取った手紙を目にするピオニー。
その内心はスパーダの中身に納得しつつ、アッシュの行動についてを思い返していた。話に聞くだけでもチャットとあれだけ喧嘩していたと言うのに、時間があるならまたアドリビトムに行きたいと平然と言い出したことに。
(・・・ルークの物は自分の物、か・・・そう思うのは本当は一つの存在が二つに分かれたから、自分から分かれたルークという存在を求めてなのかもな・・・自分から離れてしまった物を取り戻そうとするように・・・ただそんなことは最早考えても意味の無いことだろうがな・・・それが正しかろうが、それでルークに不当な仕打ちを受けるのは俺として許されることではないしな)
そうして考えを深めようとする中でピオニーは意図的にそんな考えを打ち切るよう、頭を振る。もう真実がどうあれアッシュよりルークの方を選んだ身として、アッシュの為に動くというつもりがないために。
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「俺が手にしてるって・・・」
「ま、あくまで俺が感じただけのもんだ。あそこまでアッシュが過剰にルークの事を嫌う理由なんてもんは聞いてもまともな答えなんか返ってくるとも思えねぇけど、俺はあぁいった行動を取ってたのは自分が出来ないことをやってたりやれてたりする姿に嫉妬してたんじゃねーか・・・そしてそれを口や考えには出来ないまんま、苛立ちになっちまったんじゃねーかって感じたんだよ」
「っ・・・(アッシュが俺に苛立つ理由が、そういったこと・・・他の皆はどう思ってるんだ・・・?)」
続けていかにアッシュについて感じて考えたのかを話していくスパーダに、ルークは初めて聞くその推測に戸惑いつつも周りを見渡し反応を伺う。
「・・・ま、俺にとっちゃどっちでも構わないがな。別にアッシュがルークの事を羨ましがろうが持ってる物を欲しがろうが、それで迷惑をかけられたのはこっちだ。特にチャットは酷かったしな。何度も何度もアッシュと喧嘩して」
「えぇ、いい迷惑でしたよ!それにスパーダさんの言葉が間違ってないのなら、ルークさんの逆を行こうとただ意地を張ったり初めから自分が変わろうとするのを考えてないだけじゃないですか!そんなここに来たらまた同じことをするって分かってるような人なんかもう依頼をされても受け入れたくありません!」
(あ~・・・もう話をしない方がいいか・・・居させてもらってるのがあるから、チャットの機嫌を損ねたくないしな・・・)
そんな姿を見てかユーリは自身の考えを述べるのだが、思い出すだけでも怒りが浮かぶと怒り出すチャットの様子にもう話を終えようとルークは決める。
・・・それでルークの制止もあってその場は終わった。その上でルークはスパーダからの推測についてをどう思うかをピオニーに手紙に書き、どう思うかを聞いてみた。自分だけでは判断がつかないと感じた上で、ピオニーがどう感じたかを聞きたいと思った為に。
(・・・アッシュが嫉妬、か・・・ルーク自身はピンとは来てないしアッシュ本人に聞けば確実に否定するだろうが、あながち大袈裟ではないかもしれんな・・・話に聞いただけだがチャットという船の持ち主とあれだけ喧嘩したと言うにも関わらず、時間があるならまたアドリビトムに行きたいとティア達も含めて言ってきた事を考えると、自分はルークさえいなければ問題はないだとか思っているんだろうな・・・あれだけ喧嘩していたにも関わらず、悪いのは全部あの屑なんだと思っていることから・・・)
・・・それでライマのピオニーの私室にて、ルークより受け取った手紙を目にするピオニー。
その内心はスパーダの中身に納得しつつ、アッシュの行動についてを思い返していた。話に聞くだけでもチャットとあれだけ喧嘩していたと言うのに、時間があるならまたアドリビトムに行きたいと平然と言い出したことに。
(・・・ルークの物は自分の物、か・・・そう思うのは本当は一つの存在が二つに分かれたから、自分から分かれたルークという存在を求めてなのかもな・・・自分から離れてしまった物を取り戻そうとするように・・・ただそんなことは最早考えても意味の無いことだろうがな・・・それが正しかろうが、それでルークに不当な仕打ちを受けるのは俺として許されることではないしな)
そうして考えを深めようとする中でピオニーは意図的にそんな考えを打ち切るよう、頭を振る。もう真実がどうあれアッシュよりルークの方を選んだ身として、アッシュの為に動くというつもりがないために。
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