いよいよの終幕への加速
「な、何故私が今発言しなければ・・・」
「だってこれは貴女の問題でもあるのよ?それにルークは貴方の気持ちを代弁のような形で話はしたけれど、それはその時の貴女の話で今の貴女がどう思っているか・・・それを聞かせるべきではないかしら?」
「そ、それは・・・」
「それは言い過ぎよ!ナタリアがそんな風に言う必要なんてないわ!」
ナタリアは戸惑いながらも理由を問うとジュディスが直に発言するべきといった旨を口にし、しどろもどろな様子にティアがたまらず割って入る。
「・・・彼女がそれを言わなくていいというのは貴女の勝手よ。でもね・・・自分の意志を汲み取ったルークがアッシュを説得することに望みだけを託して、それで自分は何もしないというのはおかしな話だと思わないかしら?誰よりもアッシュと共にいたいのがナタリアだというなら、その想いくらい口にするのが筋だと思うのだけれど」
「そ・・・それは・・・」
「それに、そこのアッシュはルークの言うことを聞きたくないが為にナタリアを見捨てるという選択をすることも、今までの様子から有り得ると思わなかったかしら?」
「「・・・っ!」」
そんなティアに対して静かでいて道理と共にアッシュが短絡的な行動を取る可能性を指摘するとティアはハッとし、アッシュは気まずげに顔を背ける。ジュディスの言葉通りにする可能性が高かったと言わんばかりの様子で。
「・・・さぁナタリア、ここでアッシュに離れてほしくないというのであれば貴女の思いの丈を言葉にして伝えなさい。ほんの一言でも二言でもいい・・・それを伝えてもアッシュが尚もキムラスカに戻らないと言うようであれば、もうこの人の中では貴女への気持ちは大したことなどないということなのよ」
「ちっ、違っ「違うというのであれば、今すぐにルークの言葉に首を縦に降ったらどうかしら?それが出来ないというかしたくないから貴方は今そうして頑なになっているのでしょう?」・・・っ!」
そのままジュディスはナタリアに気持ちを伝えるように言う中でアッシュの想いについてを口にすると、本人が否定を返そうとしたが即座に反論が出来ないような返し方をされて押し黙る。
「・・・さぁナタリア、ここで何か気持ちをアッシュに言わなければアッシュがキムラスカに貴女の元を離れるとなっても文句など言えずにただ泣くしか出来ない事になるわよ。ルークはルークの言えることに出来ることをして、アッシュは意地にルークへの対抗心があるとは言え自分の答えを出すつもりでいる・・・ここで貴女の気持ちがアッシュに離れてほしくないものと端から見てすぐにわかるものだったとしても、結局言葉にしなければ例えルークの要望をアッシュが蹴っても何も言わなかった貴女は結局アッシュがどこかに行くのを黙認したも同然の事になるのだから」
「っ!!」
それで再度ジュディスは気持ちを口にしなければ文句を言う資格も無くなると言い、ナタリアは瞬時に涙を溢れさせ口元を両手で覆う。
「・・・ちなみにルーク、もし貴方はアッシュがキムラスカに戻らないと選択した場合はどうするつもりなのかしら?」
「・・・その時でももう俺はキムラスカに戻るつもりはねぇよ。ここでの勝負の勝者に従うって決めたはずなのに、それを突っぱねてお前が戻れだなんて言われたり空気がこうだからこうしろみたいに言われたって俺に付き合う義理はない・・・だからアッシュが断るんなら、俺もどうあれキムラスカからいなくなるだけの話だ」
「「「っ!」」」
そんな話の最中にふとルークへと気持ちの程をジュディスが確認すると、静かに自分のやることに変わりはないと強く口にした事にアッシュにナタリアにティアの三人は絶句した。ルークがナタリアの事がどうあれ、全くブレないままに戻ることはないと言ったことに。
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「だってこれは貴女の問題でもあるのよ?それにルークは貴方の気持ちを代弁のような形で話はしたけれど、それはその時の貴女の話で今の貴女がどう思っているか・・・それを聞かせるべきではないかしら?」
「そ、それは・・・」
「それは言い過ぎよ!ナタリアがそんな風に言う必要なんてないわ!」
ナタリアは戸惑いながらも理由を問うとジュディスが直に発言するべきといった旨を口にし、しどろもどろな様子にティアがたまらず割って入る。
「・・・彼女がそれを言わなくていいというのは貴女の勝手よ。でもね・・・自分の意志を汲み取ったルークがアッシュを説得することに望みだけを託して、それで自分は何もしないというのはおかしな話だと思わないかしら?誰よりもアッシュと共にいたいのがナタリアだというなら、その想いくらい口にするのが筋だと思うのだけれど」
「そ・・・それは・・・」
「それに、そこのアッシュはルークの言うことを聞きたくないが為にナタリアを見捨てるという選択をすることも、今までの様子から有り得ると思わなかったかしら?」
「「・・・っ!」」
そんなティアに対して静かでいて道理と共にアッシュが短絡的な行動を取る可能性を指摘するとティアはハッとし、アッシュは気まずげに顔を背ける。ジュディスの言葉通りにする可能性が高かったと言わんばかりの様子で。
「・・・さぁナタリア、ここでアッシュに離れてほしくないというのであれば貴女の思いの丈を言葉にして伝えなさい。ほんの一言でも二言でもいい・・・それを伝えてもアッシュが尚もキムラスカに戻らないと言うようであれば、もうこの人の中では貴女への気持ちは大したことなどないということなのよ」
「ちっ、違っ「違うというのであれば、今すぐにルークの言葉に首を縦に降ったらどうかしら?それが出来ないというかしたくないから貴方は今そうして頑なになっているのでしょう?」・・・っ!」
そのままジュディスはナタリアに気持ちを伝えるように言う中でアッシュの想いについてを口にすると、本人が否定を返そうとしたが即座に反論が出来ないような返し方をされて押し黙る。
「・・・さぁナタリア、ここで何か気持ちをアッシュに言わなければアッシュがキムラスカに貴女の元を離れるとなっても文句など言えずにただ泣くしか出来ない事になるわよ。ルークはルークの言えることに出来ることをして、アッシュは意地にルークへの対抗心があるとは言え自分の答えを出すつもりでいる・・・ここで貴女の気持ちがアッシュに離れてほしくないものと端から見てすぐにわかるものだったとしても、結局言葉にしなければ例えルークの要望をアッシュが蹴っても何も言わなかった貴女は結局アッシュがどこかに行くのを黙認したも同然の事になるのだから」
「っ!!」
それで再度ジュディスは気持ちを口にしなければ文句を言う資格も無くなると言い、ナタリアは瞬時に涙を溢れさせ口元を両手で覆う。
「・・・ちなみにルーク、もし貴方はアッシュがキムラスカに戻らないと選択した場合はどうするつもりなのかしら?」
「・・・その時でももう俺はキムラスカに戻るつもりはねぇよ。ここでの勝負の勝者に従うって決めたはずなのに、それを突っぱねてお前が戻れだなんて言われたり空気がこうだからこうしろみたいに言われたって俺に付き合う義理はない・・・だからアッシュが断るんなら、俺もどうあれキムラスカからいなくなるだけの話だ」
「「「っ!」」」
そんな話の最中にふとルークへと気持ちの程をジュディスが確認すると、静かに自分のやることに変わりはないと強く口にした事にアッシュにナタリアにティアの三人は絶句した。ルークがナタリアの事がどうあれ、全くブレないままに戻ることはないと言ったことに。
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