繋ぎ止めるべきモノ、断ち切るべきモノ
「そう考えれば考えがまとまった時にしか来ないだろうが、今のティアがそういった状態に達するとはまず思えん。おそらく残り2日の間で来ても一回、もしかしたら来ないこともあの様子なら有り得ると僕は見ている」
「う~ん・・・俺の所に来ないか・・・正直その方が俺としても楽っちゃ楽だけど、だからって何でティアはそこまで俺にこだわるんだろうか・・・?」
「検討がついてない、もしくは答えの一端でも聞いてはいないのか?」
「それだったらここまで何でって思わないんだよな・・・本当に前やルミナシアのティアとはすごく変わってるけど、言いたくないことに関しては言いたくないっていうのはそんなに変わってないし・・・」
「・・・ふむ・・・」
リオンはその上でティアが来る可能性についてを口にし、ルークが何故と改めてティアの謎について口にする様子に少し考えるよう眉を寄せる。
「・・・なら僕の考えに乗るか?おそらくうまく行けばティアの核心とまでは言わずとも、少なからず何か情報を得られるだろう。そして相乗効果としてお前の元に残りの時間で考えがまとまらなかった場合、破れかぶれで突撃してくる可能性を一気に減らせると僕は見ている」
「そうなのか?・・・じゃあとりあえず何をすればいいのか、聞かせてくれよリオン・・・」
そして考えがあると切り出すリオンにルークもすぐに興味を示し、先を促す。一体何があるのかという気持ちを抱きながら・・・
・・・そして数時間後、ルーク達はタルタロスの操縦の交代の為にブリッジへと到着した。
「あら、交代の時間かしら?」
「あぁ、そうだけど・・・その前にちょっとティアに聞きてぇ事がある」
「えっ!?・・・わ、私に・・・!?」
「・・・そうだ」
それでジュディスが反応する中でルークは早速とティアの方に声をかけるが、全く予想してなかったとばかりに驚き戸惑いながら伺いを立ててくる様子に微妙な間を空けて肯定する。
「つってもそんなに難しい事を聞きてぇ訳じゃねぇ・・・単純な話、お前が何を目的にしてそこまで俺に言ってきたり考えたりしてんのか・・・その理由について聞かせろ」
「えっ!?な、何でそんなことをいきなり・・・!?」
「俺はお前に今まで散々色々聞かれてきた。それで俺はちゃんと答えられるもんについちゃ答えちゃきたが、それがお前にとって何になるのか・・・そこんとこを聞いたことがねぇって思ったから、聞きてぇって思ったんだよ。俺に対して何を求めてるのかわかんねぇし、そもそも俺がそれに応えられんのかもだが何より俺がお前の為に何かしてやりてぇ・・・俺が聞いたらそう思えるような考えをしてんのかってな」
「っ!?」
・・・俺が聞いたら協力したいと思えるか。そう言われ、ティアは一瞬で愕然とした表情へと変わった。
(ど、どういうことなの・・・いきなりルークがこんなことを言ってくるなんて、少しも考えてなんていなかったわよ・・・!?)
こだわる理由に加えその中身の質までもを問い掛けたルークの言葉は、あまりにもティアにとって予想外過ぎて頭の中はパニック以外に表現出来ない状態を引き起こしていた。
「んで、どうなんだ?・・・まさかここまで散々言ってきといて、ろくな理由じゃありませんでしたとでも言うんじゃねぇだろうな?それとも何だ?俺に言えねぇ理由でもあんのか?」
(っ!!・・・言える、訳ないじゃない・・・私は未来から戻ってきて、貴方を助けるためにきたなんてどんな出来の悪い話よ・・・!)
そこにルークが追い込みをかけるように口を開かない事を怪しむ声を向けてきたことに、ティアは内心で必死に叫びそうになる言葉を押し止める。いくらなんでも自分にとっては紛れもない事実ではあっても、ルークにとって信じられる話ではないと流石に冷静でない頭とは言えそう考えたが為に。
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「う~ん・・・俺の所に来ないか・・・正直その方が俺としても楽っちゃ楽だけど、だからって何でティアはそこまで俺にこだわるんだろうか・・・?」
「検討がついてない、もしくは答えの一端でも聞いてはいないのか?」
「それだったらここまで何でって思わないんだよな・・・本当に前やルミナシアのティアとはすごく変わってるけど、言いたくないことに関しては言いたくないっていうのはそんなに変わってないし・・・」
「・・・ふむ・・・」
リオンはその上でティアが来る可能性についてを口にし、ルークが何故と改めてティアの謎について口にする様子に少し考えるよう眉を寄せる。
「・・・なら僕の考えに乗るか?おそらくうまく行けばティアの核心とまでは言わずとも、少なからず何か情報を得られるだろう。そして相乗効果としてお前の元に残りの時間で考えがまとまらなかった場合、破れかぶれで突撃してくる可能性を一気に減らせると僕は見ている」
「そうなのか?・・・じゃあとりあえず何をすればいいのか、聞かせてくれよリオン・・・」
そして考えがあると切り出すリオンにルークもすぐに興味を示し、先を促す。一体何があるのかという気持ちを抱きながら・・・
・・・そして数時間後、ルーク達はタルタロスの操縦の交代の為にブリッジへと到着した。
「あら、交代の時間かしら?」
「あぁ、そうだけど・・・その前にちょっとティアに聞きてぇ事がある」
「えっ!?・・・わ、私に・・・!?」
「・・・そうだ」
それでジュディスが反応する中でルークは早速とティアの方に声をかけるが、全く予想してなかったとばかりに驚き戸惑いながら伺いを立ててくる様子に微妙な間を空けて肯定する。
「つってもそんなに難しい事を聞きてぇ訳じゃねぇ・・・単純な話、お前が何を目的にしてそこまで俺に言ってきたり考えたりしてんのか・・・その理由について聞かせろ」
「えっ!?な、何でそんなことをいきなり・・・!?」
「俺はお前に今まで散々色々聞かれてきた。それで俺はちゃんと答えられるもんについちゃ答えちゃきたが、それがお前にとって何になるのか・・・そこんとこを聞いたことがねぇって思ったから、聞きてぇって思ったんだよ。俺に対して何を求めてるのかわかんねぇし、そもそも俺がそれに応えられんのかもだが何より俺がお前の為に何かしてやりてぇ・・・俺が聞いたらそう思えるような考えをしてんのかってな」
「っ!?」
・・・俺が聞いたら協力したいと思えるか。そう言われ、ティアは一瞬で愕然とした表情へと変わった。
(ど、どういうことなの・・・いきなりルークがこんなことを言ってくるなんて、少しも考えてなんていなかったわよ・・・!?)
こだわる理由に加えその中身の質までもを問い掛けたルークの言葉は、あまりにもティアにとって予想外過ぎて頭の中はパニック以外に表現出来ない状態を引き起こしていた。
「んで、どうなんだ?・・・まさかここまで散々言ってきといて、ろくな理由じゃありませんでしたとでも言うんじゃねぇだろうな?それとも何だ?俺に言えねぇ理由でもあんのか?」
(っ!!・・・言える、訳ないじゃない・・・私は未来から戻ってきて、貴方を助けるためにきたなんてどんな出来の悪い話よ・・・!)
そこにルークが追い込みをかけるように口を開かない事を怪しむ声を向けてきたことに、ティアは内心で必死に叫びそうになる言葉を押し止める。いくらなんでも自分にとっては紛れもない事実ではあっても、ルークにとって信じられる話ではないと流石に冷静でない頭とは言えそう考えたが為に。
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