前と違う結末への序曲
「・・・話は決まりのようですね。では組分けに引き続きまいりましょう」
ヒューバートはそこに入り込むようにしながらも止めるようにと言うことはなく、話を続けるとする。
・・・それで十数分後、メンバーをどのように分けるかは決まりタルタロスを動かすことも含めて、一同は港へと向かう。
「・・・どうしてティアと一緒に行くと決めたのかしら?」
「・・・断るにしたって余程の理由を並べあげねぇと納得しちゃくれねぇって思ったからだよ。それにタルタロスに乗ったらどうなるか分からねぇからどうするかって考える気持ちはあったけど、今はそんなんで時間をあんまり使いたくもねぇって思ったからな。まぁ何かあったら巻き込まれる事になるお前らには悪いとは思ったけどよ」
「いえ、構わないわ。私もあそこで下手に拒否を返していたら、多分今頃もまだ集会場でどうするかって話してる最中だったと思ったから」
・・・それで港に向かう最中にルークは近くにいたジュディスから静かに話しかけられ、同じく静かに返していく。前を歩いているティアに聞かれないよう、一緒に行くと決めた事を。
「・・・わりぃけど、タルタロスに乗ってる間はホントに出来るだけ一緒にいてくれ。さっきはあぁは言ってくれたけど、俺が一人の時を狙ってくる可能性も否定出来ねぇしよ・・・多分そうなったら、誰かを呼びに行くって言っても必要ないって拒否しそうだかんな・・・」
「えぇ、分かったわ」
ルークはそこで切に願うようにジュディスに共にいるよう頼む声を向け、ジュディスはすぐに頷く。ティアの驚異を軽く見てはいないと、先程の話のようなやり取りになるとは限らないと二人共に感じている為に。
・・・そんなやり取りがあった後は二人は以降は黙り、港に着くまでは大人しくしていた。
「おぉ、お待ちしていましたぞ皆様!」
「早速ですみませんが、準備は出来ていますか?」
「勿論です!装置はいつでも起動出来ますぞ!」
「そうですか・・・ではすぐに出発するようにしたいのですが、大丈夫ですか?」
「分かりました!ではタルタロスに乗られる方は早速乗られてください!起動したなら我々はすぐにタルタロスから離れますので、そうしたら時間を消費しないようすぐに出発されるようお願いします!」
「はい・・・と言うことですから、タルタロスに乗られる方は早く乗られてください。各地の皆さんとの合流については5日目の朝にダイクロフトを経由して集まっていただき、そこから地核に突入したと観測したなら装置をタルタロスの甲板に出すようにとしますから」
「あぁ・・・んじゃまた5日後にな」
港のタルタロスの前で待っていた六人の中でイエモンが話をして太鼓判を押したことで、ヒューバートはルーク達の方を向いて合流の手順についてを話し、ルーク達は頷いてからタルタロスの中へと入っていく。
・・・それでタルタロスに乗って発進させ、ヒューバート達と別れたルーク達はブリッジへと集まった。
「・・・さて、早速だけれどティア。ここでルークに何を言いたいのかについて話してくれるかしら?」
「っ、何で今・・・!」
「これから5日間、タルタロスの中で私達は過ごすことになるわ。そしてタルタロスを操縦するための都合上、どうしても交代制になる・・・話をするなら全員が揃っていて、疲れも溜まっていない今の内にするのが効率的だと思うのだけれどどうかしら?そうすれば後に色々と引きずることもなく、タルタロスを動かすことに集中出来るでしょうし皆もタルタロスを動かしつつ話を聞けるわよ」
「っ・・・分かった、今話をするわ・・・」
・・・そこで早速とジュディスはルークとの話についてを切り出し、合理的でいて他者がいる時にと約束した事なだけにティアは不本意であることを隠せないままに頷くしかなかった。
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ヒューバートはそこに入り込むようにしながらも止めるようにと言うことはなく、話を続けるとする。
・・・それで十数分後、メンバーをどのように分けるかは決まりタルタロスを動かすことも含めて、一同は港へと向かう。
「・・・どうしてティアと一緒に行くと決めたのかしら?」
「・・・断るにしたって余程の理由を並べあげねぇと納得しちゃくれねぇって思ったからだよ。それにタルタロスに乗ったらどうなるか分からねぇからどうするかって考える気持ちはあったけど、今はそんなんで時間をあんまり使いたくもねぇって思ったからな。まぁ何かあったら巻き込まれる事になるお前らには悪いとは思ったけどよ」
「いえ、構わないわ。私もあそこで下手に拒否を返していたら、多分今頃もまだ集会場でどうするかって話してる最中だったと思ったから」
・・・それで港に向かう最中にルークは近くにいたジュディスから静かに話しかけられ、同じく静かに返していく。前を歩いているティアに聞かれないよう、一緒に行くと決めた事を。
「・・・わりぃけど、タルタロスに乗ってる間はホントに出来るだけ一緒にいてくれ。さっきはあぁは言ってくれたけど、俺が一人の時を狙ってくる可能性も否定出来ねぇしよ・・・多分そうなったら、誰かを呼びに行くって言っても必要ないって拒否しそうだかんな・・・」
「えぇ、分かったわ」
ルークはそこで切に願うようにジュディスに共にいるよう頼む声を向け、ジュディスはすぐに頷く。ティアの驚異を軽く見てはいないと、先程の話のようなやり取りになるとは限らないと二人共に感じている為に。
・・・そんなやり取りがあった後は二人は以降は黙り、港に着くまでは大人しくしていた。
「おぉ、お待ちしていましたぞ皆様!」
「早速ですみませんが、準備は出来ていますか?」
「勿論です!装置はいつでも起動出来ますぞ!」
「そうですか・・・ではすぐに出発するようにしたいのですが、大丈夫ですか?」
「分かりました!ではタルタロスに乗られる方は早速乗られてください!起動したなら我々はすぐにタルタロスから離れますので、そうしたら時間を消費しないようすぐに出発されるようお願いします!」
「はい・・・と言うことですから、タルタロスに乗られる方は早く乗られてください。各地の皆さんとの合流については5日目の朝にダイクロフトを経由して集まっていただき、そこから地核に突入したと観測したなら装置をタルタロスの甲板に出すようにとしますから」
「あぁ・・・んじゃまた5日後にな」
港のタルタロスの前で待っていた六人の中でイエモンが話をして太鼓判を押したことで、ヒューバートはルーク達の方を向いて合流の手順についてを話し、ルーク達は頷いてからタルタロスの中へと入っていく。
・・・それでタルタロスに乗って発進させ、ヒューバート達と別れたルーク達はブリッジへと集まった。
「・・・さて、早速だけれどティア。ここでルークに何を言いたいのかについて話してくれるかしら?」
「っ、何で今・・・!」
「これから5日間、タルタロスの中で私達は過ごすことになるわ。そしてタルタロスを操縦するための都合上、どうしても交代制になる・・・話をするなら全員が揃っていて、疲れも溜まっていない今の内にするのが効率的だと思うのだけれどどうかしら?そうすれば後に色々と引きずることもなく、タルタロスを動かすことに集中出来るでしょうし皆もタルタロスを動かしつつ話を聞けるわよ」
「っ・・・分かった、今話をするわ・・・」
・・・そこで早速とジュディスはルークとの話についてを切り出し、合理的でいて他者がいる時にと約束した事なだけにティアは不本意であることを隠せないままに頷くしかなかった。
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