避けえぬモノと向き合い越える
(誤魔化せるか、これ・・・決定打を叩き込む為って言っても、超振動を使ってしまったから色々誤魔化すのは難しくなったけど・・・少なくとも俺の事を全部話すってのだけは論外だ。信じてくれる可能性の方が相当に低いのは目に見えてるし、信じたとしてどうなるのかっていうのが正直見えないしな・・・)
ルークはそこからどうするかについて考えつつも正直に自分の事を言うことだけは論外と、そこから起きえる可能性についてを危惧する。どうなるか予想がつかないことが、下手に予測がつく事態よりも厄介と感じて。
(・・・となれば、俺がやることは・・・)
「・・・何となく言いてぇ事はわかっけど、今はそんなことで話をするよっかさっさとセシル少将達を呼んで師匠達を運んでもらうぞ。向こうもそろそろ決着着いてるだろうし、ちょっと疲れたから休憩してぇしよ」
「っ、誤魔化さないでルーク!」
「誤魔化すも何も、俺は話さねぇなんて一言も言ってねぇだろ・・・つーか戦いが終わったのに、ゆっくりもさせてくれねぇのかよお前」
「貴方がさっさと話をすれば済むことよ!いいからさっさと話しなさい、ルーク!」
「はっ・・・!?(うわっ、マジでティアの追求厳しい・・・今すぐ話さないと絶対に追求を止めないとでも思ってるのか、これ?誤魔化すにしたっていい言い訳が思い付かないから、少し時間が欲しいのに・・・)」
それでルークは仕方無いといった様子で後で話すというように言うが、関係無いと今までになく強く血走った様子で声を荒らげるティアに誤魔化す為の時間も取れないと内外共に唖然とする。
「・・・正直、私もルークが何故あれほど強いのか・・・その事に関して興味がありますね」
「はっ!?」
「大佐・・・やはりルークは事実を言うべきですよね!?」
「この事に関しては貴女に同意はします・・・ですがルークの言うよう向こうもそろそろ決着が着いているでしょうが、もしも神託の盾が優勢だというならこちらが加勢するか謡将達を倒したとでも言って戦意を喪失させなければ却って今の状況は不利になります」
「大佐・・・まさかそれは、ルークの追求を止めろと言うんですか!?」
「でしたら、セシル少将にフリングス少将達を無視して自分達だけの都合を貴女は優先するというのですか?ティア」
「そっ、それは・・・」
そこにジェイドまでもが同意するよう入ってきた事にルークは驚愕してティアは喜色を浮かべるが、ルークの言うことにも一理あると返したことにすぐに反論しようとしたが、セシル少将達の事を考えてないかと批難するかのよう言われたことに口ごもる。流石にそんな風には思われたくないといった様子で。
「そうでないというならこの話はここではこれまでです・・・すみませんがダイクロフトの皆さん、何人か私とルークと共に入口の方まで来てくれませんか?流石に謡将達をそのままにしておく訳にはいきませんから、何人か残っていただいた上で向かいたいのですが」
「分かりました・・・じゃあ手が空いた人は僕と一緒に行こう」
「っ・・・大佐・・・」
それで話はまとまったとばかりにした後に自分とルークを含めてからティアを引き剥がすような発案をしたジェイドに、クレスが乗っかりティアは何も返せない悔しさと苛立ちめいた表情を浮かべる。
「・・・・・・悪い。ジェイド」
「・・・これは意外ですね、貴方がそのような事を言うとは・・・ですが気にしなくても構いませんよ。ティアの言うことを放っておけば時間がかかるのは目に見えていましたし、貴方の強さが何なのか・・・それを聞かせてもらえばそれでチャラにしますから」
「っ、そうかよ・・・(うわ・・・ホントにどうしよう、ティアよっかジェイドの方が厄介だぞマジで・・・)」
それで入口まで戻ろうと歩き出すルークはジェイドに小さく礼を言うが、単に善意だけでないと分かるジェイド独特の返し口に本当にどうしたものかと考える。本気を出した代償があまりにもでかかったと思う形で。
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ルークはそこからどうするかについて考えつつも正直に自分の事を言うことだけは論外と、そこから起きえる可能性についてを危惧する。どうなるか予想がつかないことが、下手に予測がつく事態よりも厄介と感じて。
(・・・となれば、俺がやることは・・・)
「・・・何となく言いてぇ事はわかっけど、今はそんなことで話をするよっかさっさとセシル少将達を呼んで師匠達を運んでもらうぞ。向こうもそろそろ決着着いてるだろうし、ちょっと疲れたから休憩してぇしよ」
「っ、誤魔化さないでルーク!」
「誤魔化すも何も、俺は話さねぇなんて一言も言ってねぇだろ・・・つーか戦いが終わったのに、ゆっくりもさせてくれねぇのかよお前」
「貴方がさっさと話をすれば済むことよ!いいからさっさと話しなさい、ルーク!」
「はっ・・・!?(うわっ、マジでティアの追求厳しい・・・今すぐ話さないと絶対に追求を止めないとでも思ってるのか、これ?誤魔化すにしたっていい言い訳が思い付かないから、少し時間が欲しいのに・・・)」
それでルークは仕方無いといった様子で後で話すというように言うが、関係無いと今までになく強く血走った様子で声を荒らげるティアに誤魔化す為の時間も取れないと内外共に唖然とする。
「・・・正直、私もルークが何故あれほど強いのか・・・その事に関して興味がありますね」
「はっ!?」
「大佐・・・やはりルークは事実を言うべきですよね!?」
「この事に関しては貴女に同意はします・・・ですがルークの言うよう向こうもそろそろ決着が着いているでしょうが、もしも神託の盾が優勢だというならこちらが加勢するか謡将達を倒したとでも言って戦意を喪失させなければ却って今の状況は不利になります」
「大佐・・・まさかそれは、ルークの追求を止めろと言うんですか!?」
「でしたら、セシル少将にフリングス少将達を無視して自分達だけの都合を貴女は優先するというのですか?ティア」
「そっ、それは・・・」
そこにジェイドまでもが同意するよう入ってきた事にルークは驚愕してティアは喜色を浮かべるが、ルークの言うことにも一理あると返したことにすぐに反論しようとしたが、セシル少将達の事を考えてないかと批難するかのよう言われたことに口ごもる。流石にそんな風には思われたくないといった様子で。
「そうでないというならこの話はここではこれまでです・・・すみませんがダイクロフトの皆さん、何人か私とルークと共に入口の方まで来てくれませんか?流石に謡将達をそのままにしておく訳にはいきませんから、何人か残っていただいた上で向かいたいのですが」
「分かりました・・・じゃあ手が空いた人は僕と一緒に行こう」
「っ・・・大佐・・・」
それで話はまとまったとばかりにした後に自分とルークを含めてからティアを引き剥がすような発案をしたジェイドに、クレスが乗っかりティアは何も返せない悔しさと苛立ちめいた表情を浮かべる。
「・・・・・・悪い。ジェイド」
「・・・これは意外ですね、貴方がそのような事を言うとは・・・ですが気にしなくても構いませんよ。ティアの言うことを放っておけば時間がかかるのは目に見えていましたし、貴方の強さが何なのか・・・それを聞かせてもらえばそれでチャラにしますから」
「っ、そうかよ・・・(うわ・・・ホントにどうしよう、ティアよっかジェイドの方が厄介だぞマジで・・・)」
それで入口まで戻ろうと歩き出すルークはジェイドに小さく礼を言うが、単に善意だけでないと分かるジェイド独特の返し口に本当にどうしたものかと考える。本気を出した代償があまりにもでかかったと思う形で。
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