なだらかでも綺麗でもない道
「何故だ?導師に注意を促して欲しいのなら僕達が行けばいいだろう」
「いや、何て言うかそうしてもらうばっかじゃ何か悪いって思ったのもあるけど、俺自身イオンに話しに行きたいって思ったんだよ。ただ何か不都合があるんなら止めるけど・・・」
「・・・いや、僕達にお前を止める理由は特にはない。行くなら別に行けばいいだろう。お前なら導師に余計な事は言わんだろうからな」
リオンが何故と理由を問うが、裏もなく真剣にイオンと話したい旨だとルークが返すと納得する。反対する理由はないと。
「・・・まぁそういうことなら導師の部屋に案内するが、入口に何人か残そう。ティアが導師の元にいるかもそうだが、突然話の最中に入ってこられても困るだろうしな」
「あぁ悪いユージーン・・・んじゃ行こうか」
それでユージーンが警戒をした上での行動に出ると言ったことにルークは感謝しつつ、イオンの元に行こうと部屋の外へと皆と共に歩き出す・・・
・・・それでルークはユージーン達の案内でイオンの部屋の前に来て、ノックをした後に入室する。
「入るぞ、イオン」
「どうしたんですか、ルーク?僕の所に来るなんて珍しいですけど・・・」
「ちょっと伯父上達の所に行ってた時の事を聞いたから話に来たんだよ、今のお前がどう考えてんのかって聞きにな」
「っ・・・そうなんですか・・・」
入室したルークにイオンは普通に対応するが、来訪の理由を聞いて複雑そうに顔を歪める。
「まぁなんつーか・・・俺からしても色々聞きにくい話じゃあるとは思ったけどよ、ティアがいない今の内に話してぇと思ったんだよ。ってその前に、こっちに戻ってからティアこの部屋に来たか?」
「あ、いえ・・・彼女はこちらには来ませんでしたが、どうしてそんなことを?」
「いや・・・あいつが何か言ってくるとしたら俺かお前くらいだって思ったからだよ。アッシュとナタリアには流石にさっきの今で何か言いに行くとは思えないしよ・・・」
「あぁ・・・確かに、そうですね・・・」
それでルークは頭をかきながら同じように複雑そうにする様子を見せつつ話を進め、ティアの話題でイオンと共に表情を一層歪める。やはり自ら進んで切り出したくない事柄であったために。
「・・・まぁ俺が言い出した事でその事を話すために来たんだけど、イオンはアッシュとナタリアについては基本的に関わらないって言うか変につつく気はないよな?」
「まぁそれは・・・僕も今の彼らの状態を見て考えなしに行動しても、逆効果にしかならないというように思いましたから。ただルークはそれを確認するために来たんですか?」
「いや、ティアが二人の事で味方してほしいとか援護してほしいみたいな事を言ったり態度に出してきてもお前には反対してほしい。正直・・・今までのティアの様子を思い返すと、とてもあいつがやることが大丈夫なんて言い切れないからな・・・」
「・・・それは・・・いえ、確かにそうですね・・・現にあんなことが起きた後で絶対に大丈夫だとは、ティアのやる事が成功するとは僕にも思えません・・・そうするよりは僕も二人を刺激しないよう、ティアが何かを言い出したなら反対する方に回ります」
「悪いな、イオン・・・お前としちゃ全員どうにか仲良くって気持ちでいたいんだろうけど、もうそんな事とてもじゃないけどまず無理だろうしな・・・」
しかしとまだ話を止める訳にも行かずティアに味方をしないようにと本題を切り出すとイオンは苦心を見せながらも同意し、ルークは極めて申し訳ないと言った表情を見せる。
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「いや、何て言うかそうしてもらうばっかじゃ何か悪いって思ったのもあるけど、俺自身イオンに話しに行きたいって思ったんだよ。ただ何か不都合があるんなら止めるけど・・・」
「・・・いや、僕達にお前を止める理由は特にはない。行くなら別に行けばいいだろう。お前なら導師に余計な事は言わんだろうからな」
リオンが何故と理由を問うが、裏もなく真剣にイオンと話したい旨だとルークが返すと納得する。反対する理由はないと。
「・・・まぁそういうことなら導師の部屋に案内するが、入口に何人か残そう。ティアが導師の元にいるかもそうだが、突然話の最中に入ってこられても困るだろうしな」
「あぁ悪いユージーン・・・んじゃ行こうか」
それでユージーンが警戒をした上での行動に出ると言ったことにルークは感謝しつつ、イオンの元に行こうと部屋の外へと皆と共に歩き出す・・・
・・・それでルークはユージーン達の案内でイオンの部屋の前に来て、ノックをした後に入室する。
「入るぞ、イオン」
「どうしたんですか、ルーク?僕の所に来るなんて珍しいですけど・・・」
「ちょっと伯父上達の所に行ってた時の事を聞いたから話に来たんだよ、今のお前がどう考えてんのかって聞きにな」
「っ・・・そうなんですか・・・」
入室したルークにイオンは普通に対応するが、来訪の理由を聞いて複雑そうに顔を歪める。
「まぁなんつーか・・・俺からしても色々聞きにくい話じゃあるとは思ったけどよ、ティアがいない今の内に話してぇと思ったんだよ。ってその前に、こっちに戻ってからティアこの部屋に来たか?」
「あ、いえ・・・彼女はこちらには来ませんでしたが、どうしてそんなことを?」
「いや・・・あいつが何か言ってくるとしたら俺かお前くらいだって思ったからだよ。アッシュとナタリアには流石にさっきの今で何か言いに行くとは思えないしよ・・・」
「あぁ・・・確かに、そうですね・・・」
それでルークは頭をかきながら同じように複雑そうにする様子を見せつつ話を進め、ティアの話題でイオンと共に表情を一層歪める。やはり自ら進んで切り出したくない事柄であったために。
「・・・まぁ俺が言い出した事でその事を話すために来たんだけど、イオンはアッシュとナタリアについては基本的に関わらないって言うか変につつく気はないよな?」
「まぁそれは・・・僕も今の彼らの状態を見て考えなしに行動しても、逆効果にしかならないというように思いましたから。ただルークはそれを確認するために来たんですか?」
「いや、ティアが二人の事で味方してほしいとか援護してほしいみたいな事を言ったり態度に出してきてもお前には反対してほしい。正直・・・今までのティアの様子を思い返すと、とてもあいつがやることが大丈夫なんて言い切れないからな・・・」
「・・・それは・・・いえ、確かにそうですね・・・現にあんなことが起きた後で絶対に大丈夫だとは、ティアのやる事が成功するとは僕にも思えません・・・そうするよりは僕も二人を刺激しないよう、ティアが何かを言い出したなら反対する方に回ります」
「悪いな、イオン・・・お前としちゃ全員どうにか仲良くって気持ちでいたいんだろうけど、もうそんな事とてもじゃないけどまず無理だろうしな・・・」
しかしとまだ話を止める訳にも行かずティアに味方をしないようにと本題を切り出すとイオンは苦心を見せながらも同意し、ルークは極めて申し訳ないと言った表情を見せる。
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