想いの交錯にぶつけ合う心
「・・・なんだよ?言いたいことがあんなら言いやいいだろ、俺が言ったことに対してお前が思ってる事をよ!なのにお前が言ってることってのは俺がムカつくとか嫌いだって気持ちで俺を拒否してるだけだろ!そんな答えになってねぇ答えで納得なんて出来るわけねぇよ!」
「っ・・・!」
そんなアッシュにすぐに怒りに表情を染め指を指しながら納得出来るわけがないと激しく突き付けると、ルークに対して怒りを滲ませるものの反論出来ずに歯を食い縛る。
・・・想いと感情、似たような物ではあるが想いには感情にないものがある。それは物事に対して考える事だ。
感情は様々な物事に感じた喜怒哀楽や快不快と言った事を覚えることを言うのだが、想いはそう言った感情を受けてそこから考える事にある・・・だからこそ想いのこもったルークの言葉に、アッシュは想いで返せなかった。感情で物を考えずに言うアッシュに、想いなどなかった為に。
「・・・屑が!だったらテメェにそれを言えば納得すんのか!?ハッ、だったら言ってやるよ!もうテメェとこうやって色々言い合うのもムカついて仕方ねぇからな!」
少しの間を空け、アッシュは怒りから嘲笑を浮かべ話してやると言い放つ。その言葉通りもうルークと話したくないからこそ出てきた言葉なのだろうが・・・それが暗にルークに対する逃げに繋がっていることと、ルークがそういった事を言い出すと見越していたことにアッシュは気付かなかった。
「んな訳ねぇだろ!それだけで納得なんて出来っか!」
「何だと!?この期に及んでまだ何を言おうってんだ!」
「さっきお前自分で言っただろ!キムラスカに戻るつもりはないって!そう言うってことはお前は全部俺になすりつけて自分は逃げようとしてたってことだろ!・・・預言に詠まれた『ルーク』の責任を全部俺に押し付けてよ!」
「!!・・・テ、メェ・・・!!」
すかさずルークはその声に大声で否定を返しアッシュは譲歩してやっただろうがと上から目線を崩さずに苛立ちながら返すが、責任を押し付けてると言われた瞬間からビキビキとはっきり青筋がこめかみに浮かぶほど怒りに表情を染めた。
「んだよ?言いたいことがあんならはっきり言えばいいじゃねぇか」
「この屑が!!誰のおかげでヴァンに操られることもアクゼリュスを滅ぼすこともなく無事でいられたと思っていやがる!!」
「少なくともあんたのおかげじゃないのは確かだね。と言うかあんたそもそも謡将がルークが何かしようとした瞬間に間に合ってないじゃないか」
「そうね。それでいてもしアクゼリュスが消滅するような事になっていたら平気でルーク一人のせいにしていたでしょうし」
「そうなると・・・どちらにしても自分の行動でルークさんの事を好き勝手に言っていたのは想像がつきますね・・・」
「っ・・・!」
ルークが先を促すように挑発的に言葉を向けるとアッシュはすぐさま反論するが、しいなにジュディスにアニーと女性三人からの横からの声にワナワナと三人の方を見ながら震え出す。特に呆れる前者二人と違い、可哀想な物を見るような目と哀れむような声を向けたアニーには今にも飛びかからんばかりに視線が鋭かった。
・・・ただ、実際ヴァンがルークを操ろうとした時にアッシュがもし阻止をしたとしたならしいなの言っていたような事になっていただろう。そしてジュディスの言ったことは既にルークが体験済みの事だ。しくじったのは自分もだと言っていたのに後は全部ルークが悪いといったように振る舞う形でだ。
この推測と事実を掛け合わせるとアッシュはそんな気はないと言うだろうが、手柄は自分の物で失敗は他人のせいにするという典型的な卑怯者だと言うことになる。しかしアッシュは頑なにその事実を認めることなくこう言うだろう、「あの屑のせいだ」と・・・
「だーっ!!うぜぇっ!!俺がお前に助けられたかどうかとかじゃねぇっつーんだよ俺の話は!!俺が言いてぇのはお前が俺に全て押し付けたかそうじゃないのかってことと、もしそうじゃないってんならそれを証明しろって事だ!!」
「・・・何・・・?」
数秒もしない内にアッシュはキレて剣を抜く。そうなりかねなかった場をルークは不機嫌を盛大に滲ませジュディス達の側に向けながらも自分の言いたいことはこれだと目的を大きな声で言い、アッシュはギロリとルークに視線を向ける。今にもルークを斬り殺さんばかりの殺気と共に。
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「っ・・・!」
そんなアッシュにすぐに怒りに表情を染め指を指しながら納得出来るわけがないと激しく突き付けると、ルークに対して怒りを滲ませるものの反論出来ずに歯を食い縛る。
・・・想いと感情、似たような物ではあるが想いには感情にないものがある。それは物事に対して考える事だ。
感情は様々な物事に感じた喜怒哀楽や快不快と言った事を覚えることを言うのだが、想いはそう言った感情を受けてそこから考える事にある・・・だからこそ想いのこもったルークの言葉に、アッシュは想いで返せなかった。感情で物を考えずに言うアッシュに、想いなどなかった為に。
「・・・屑が!だったらテメェにそれを言えば納得すんのか!?ハッ、だったら言ってやるよ!もうテメェとこうやって色々言い合うのもムカついて仕方ねぇからな!」
少しの間を空け、アッシュは怒りから嘲笑を浮かべ話してやると言い放つ。その言葉通りもうルークと話したくないからこそ出てきた言葉なのだろうが・・・それが暗にルークに対する逃げに繋がっていることと、ルークがそういった事を言い出すと見越していたことにアッシュは気付かなかった。
「んな訳ねぇだろ!それだけで納得なんて出来っか!」
「何だと!?この期に及んでまだ何を言おうってんだ!」
「さっきお前自分で言っただろ!キムラスカに戻るつもりはないって!そう言うってことはお前は全部俺になすりつけて自分は逃げようとしてたってことだろ!・・・預言に詠まれた『ルーク』の責任を全部俺に押し付けてよ!」
「!!・・・テ、メェ・・・!!」
すかさずルークはその声に大声で否定を返しアッシュは譲歩してやっただろうがと上から目線を崩さずに苛立ちながら返すが、責任を押し付けてると言われた瞬間からビキビキとはっきり青筋がこめかみに浮かぶほど怒りに表情を染めた。
「んだよ?言いたいことがあんならはっきり言えばいいじゃねぇか」
「この屑が!!誰のおかげでヴァンに操られることもアクゼリュスを滅ぼすこともなく無事でいられたと思っていやがる!!」
「少なくともあんたのおかげじゃないのは確かだね。と言うかあんたそもそも謡将がルークが何かしようとした瞬間に間に合ってないじゃないか」
「そうね。それでいてもしアクゼリュスが消滅するような事になっていたら平気でルーク一人のせいにしていたでしょうし」
「そうなると・・・どちらにしても自分の行動でルークさんの事を好き勝手に言っていたのは想像がつきますね・・・」
「っ・・・!」
ルークが先を促すように挑発的に言葉を向けるとアッシュはすぐさま反論するが、しいなにジュディスにアニーと女性三人からの横からの声にワナワナと三人の方を見ながら震え出す。特に呆れる前者二人と違い、可哀想な物を見るような目と哀れむような声を向けたアニーには今にも飛びかからんばかりに視線が鋭かった。
・・・ただ、実際ヴァンがルークを操ろうとした時にアッシュがもし阻止をしたとしたならしいなの言っていたような事になっていただろう。そしてジュディスの言ったことは既にルークが体験済みの事だ。しくじったのは自分もだと言っていたのに後は全部ルークが悪いといったように振る舞う形でだ。
この推測と事実を掛け合わせるとアッシュはそんな気はないと言うだろうが、手柄は自分の物で失敗は他人のせいにするという典型的な卑怯者だと言うことになる。しかしアッシュは頑なにその事実を認めることなくこう言うだろう、「あの屑のせいだ」と・・・
「だーっ!!うぜぇっ!!俺がお前に助けられたかどうかとかじゃねぇっつーんだよ俺の話は!!俺が言いてぇのはお前が俺に全て押し付けたかそうじゃないのかってことと、もしそうじゃないってんならそれを証明しろって事だ!!」
「・・・何・・・?」
数秒もしない内にアッシュはキレて剣を抜く。そうなりかねなかった場をルークは不機嫌を盛大に滲ませジュディス達の側に向けながらも自分の言いたいことはこれだと目的を大きな声で言い、アッシュはギロリとルークに視線を向ける。今にもルークを斬り殺さんばかりの殺気と共に。
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