焔も想像しなかった行動達

(・・・やっぱアクゼリュスでアッシュを捕まえるしかないか。多分無理にでもアッシュをアクゼリュスで捕まえないと以降で捕まえられる可能性は多分相当低いだろうし・・・でもそれをしたなら多分ティアにナタリア達は俺をレプリカだってことも含めて、協力してくれる可能性は低い・・・下手するとそこで俺は、見捨てられることになるかもしれない・・・うまくいっても多分、俺はずっと変な目で見られ続けるのがオチだ・・・かといってアッシュの事を放っておいてもレプリカの事を明かされたなら、その時点で皆の目は間違いなく変な目に変わる・・・どっちにしてもそうなるって言うんなら、せめてアッシュを捕まえないといけないよな・・・)
そしてその二つに関してルークが悩む理由とは、二つの問題を解決するために・・・自分が辛い思いをしなければまずそれらをなし得ないとルーク自身が理解している為だ。特にアッシュが自分をレプリカだとバラした上で罵るのは避けられる問題でない為に。
(・・・これからどうなるかは俺にもまだ分からない。けど俺はそれでもやり遂げる、例え俺がどう思われても・・・!)
・・・罵られたい訳でもない、嫌われたい訳でもない、ましてや死にたい訳でもない。だがそれでもやり遂げねばならないと心に決めている。
せめて少しでも自分にとっていい結末であるなら、それをささやかに願いながらも覚悟を決めるルークだがそれを微塵も表情には浮かべていなかった。ルミナシアでもアッシュ達のためにと隠し通してきた演技力と自制心を持って・・・















・・・そのようにして決意を固めるルークはデオ峠を越え、ティア達と共にアクゼリュスへと辿り着いた。



(・・・着いたな・・・とりあえずここの人達はジョニーさんが言うにはまだ大丈夫だとは思うけど、早く場から離すためにも坑道の方に行かないとな・・・障気障害は起こったらまずいことだし・・・)
街の入口で辺りを見渡しながらルークは考える、早く移動しようと。






・・・それでルークがさりげに流れを主導した上で坑道を探すことになった。それで第14坑道に入ったルーク達はティアが神託の盾に連れられていったのを見届け、更に奥へと進む。それでセフィロトへの扉前の空いた空間に人が倒れているのを確認してジェイド達がその具合を確かめようと、各々が住民に駆け寄っていく。
(・・・よし、ここまで来たな。後はイオンと一緒に奥まで行けば・・・)
その光景を確認してルークはイオンと奥に続く道の方へと歩いていく。そしてそこには以前と同じようにヴァンの姿がダアト式封呪の扉の前にあったのだが、さりげにルークは周りを目で注視していく。
(・・・ジョニーさんの言葉が正しいんならここかこの前の空間に皆が隠れてるって事だと思うけど、全くそんな感じしないな・・・だからこそ師匠にもバレないでそこにいれるんだろうけど、すごいな本当に・・・多分すずやしいな達の忍の里だかの技術なんだろうな・・・)
その理由はアドリビトムの面々が隠れている場を探すためなのだが、この空間にもそんな場所があることを認知出来ない事に素直にルークは感心していた。
「・・・師匠!」
「・・・ルークか」
だがすぐにルークは気持ちを切り替え嬉しそうにヴァンへと駆け寄り、ヴァンは冷静に対応する。










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