聖闘士の決断と双子の片割れの苦渋
オマケ~黄金料理事情~
童虎「・・・のぉアルデバランよ。今回いきなりわしら二人が呼ばれたのじゃが、何をすればいいんじゃ?」
アルデ「(手元の紙を見る)・・・黄金聖闘士の料理の腕前を知りたいから調べてほしいとのアテナよりの達しのようです。それで今回我らは黄金を代表してどうなのかを話せとの事だと」
童虎「アテナよりか・・・まぁ話して困る中身でもないし、さっさと話すか」
アルデ「そうしましょう」
アルデ「順序は守護宮の下から行くとしてまずはムウだが、こちらは料理はうまいな。一人でジャミールにこもっていたし、貴鬼も育てているからうまくならない訳がない」
童虎「ジャミールに一人、か・・・悲しい物じゃったな、当時七歳程度の子供が・・・それもわしがシオンに気を向けておれば・・・」
アルデ「(まずい!話題を変えねば!)・・・次は私ですが、良くも悪くも大雑把です。多少味に気を使いますが、やはり繊細さには程遠いようで他の黄金聖闘士には不味くはないが大味と言われましたな」
童虎「・・・お主の雰囲気ではわからんでもないのう」
アルデ「(よかった、少し落ち着いた・・・)続いてサガですが、ここはその・・・酷く壊滅的なようです。やはり従者に囲まれロクに料理をする環境にいなかったのが大きかったらしく・・・」
童虎「・・・まぁ仕方ないとしておこう、元々は黒い方の仕業じゃからな」
アルデ「次にデスマスクですが、こちらは黄金随一の料理上手です。やはり死仮面に囲まれた中では自分以外に料理をするものがいなかったのは大きいでしょうね」
童虎「それにしてももうちょっといい趣味を持てなかったものかの。あんな死仮面があっても平気とは・・・」
アルデ「そこは触れないでおきましょう・・・次はアイオリアだが、こちらはどうか分かれるな。従者がいるかいないかで」
童虎「あぁ・・・エピGのことか?」
アルデ「メタな発言はお止めを老師・・・まぁそうなのですが、いたなら多分そこまで美味くはないでしょうがいないならそれなりに美味いとは思います。アイオリアは真面目ですから、料理も必要な技能だとちゃんと勉強するかと」
童虎「だろうの・・・次はシャカじゃが、ここは論外じゃ。あいつが調理場に立つ姿をわしは想像出来ん」
アルデ「私もです、むしろ何を食うのかも・・・」
アルデ「さて、続いては老師ですが・・・」
童虎「わしは料理は200年以上やっとらん。流石にそれで美味い物を作れるとは微塵も思わんよ」
アルデ(滝の前に座り続け、まともに動く時もないならそうでしょう)
童虎「続いてミロじゃが・・・どうなんじゃ?」
アルデ「・・・サガに次ぐ腕前、とだけ言っておきます。根は熱い男なのですが、何分思い込んだらとことんなので柔軟性が必要な料理には向かず・・・」
童虎「・・・成程のう」
アルデ「次はアイオロスですが、小さい頃の我らの面倒を見ていただけあって結構美味かったですよ」
童虎「その理論ならサガも美味くなるはずではないのか?」
アルデ「年下のアイオリアという弟がいた経験分に使命感でアイオロスの方が料理が美味く、住処に帰ってからは陰で生活をしていて時間のあったカノンが食事を準備していたから料理をする機会がなかったとの事です」
童虎「それでサガの料理下手に拍車がかかったというわけか・・・」
アルデ「続いてシュラですが、こちらは特に問題はなく料理は美味いですね。ただ調理方法は多少特殊ですが・・・」
童虎「・・・もしや、エクスカリバーを使っていたとか?」
アルデ「・・・デスマスクから食材を美味しく食べるには早く、それでいて切れ味がいいものでスパッと切ればいいと言われたそうで・・・その上で真面目な性格で料理について知ったからこそ、今では素手で調理をしてるそうです」
童虎「・・・そうか」
アルデ「・・・続いてはカミュですが、こちらは弟子二人を育てていた経緯もあって料理は得意だそうです。ただシベリアの気候の関係上、煮込み料理が多いようですが」
童虎「寒い時にはやはり暖かい物がいいしの、体を暖める為にも」
アルデ「最後にアフロディーテですが、特に料理の腕に問題はありません。ただ色々凝る分、単純な料理を出すような事はあまりないようです」
童虎「あぁ、盛り付けとか味付けなどそう言った事の美意識は高そうじゃからの。アフロディーテは」
童虎「意外と分かれるもんじゃの、得意か下手か」
アルデ「その辺りは個性というものでしょう。しかし何故アテナはこのような事を我々に・・・?」
童虎「まぁよいではないか。楽しかったぞ、ワシは」
アルデ「・・・そうですね、私もです」
END
.
童虎「・・・のぉアルデバランよ。今回いきなりわしら二人が呼ばれたのじゃが、何をすればいいんじゃ?」
アルデ「(手元の紙を見る)・・・黄金聖闘士の料理の腕前を知りたいから調べてほしいとのアテナよりの達しのようです。それで今回我らは黄金を代表してどうなのかを話せとの事だと」
童虎「アテナよりか・・・まぁ話して困る中身でもないし、さっさと話すか」
アルデ「そうしましょう」
アルデ「順序は守護宮の下から行くとしてまずはムウだが、こちらは料理はうまいな。一人でジャミールにこもっていたし、貴鬼も育てているからうまくならない訳がない」
童虎「ジャミールに一人、か・・・悲しい物じゃったな、当時七歳程度の子供が・・・それもわしがシオンに気を向けておれば・・・」
アルデ「(まずい!話題を変えねば!)・・・次は私ですが、良くも悪くも大雑把です。多少味に気を使いますが、やはり繊細さには程遠いようで他の黄金聖闘士には不味くはないが大味と言われましたな」
童虎「・・・お主の雰囲気ではわからんでもないのう」
アルデ「(よかった、少し落ち着いた・・・)続いてサガですが、ここはその・・・酷く壊滅的なようです。やはり従者に囲まれロクに料理をする環境にいなかったのが大きかったらしく・・・」
童虎「・・・まぁ仕方ないとしておこう、元々は黒い方の仕業じゃからな」
アルデ「次にデスマスクですが、こちらは黄金随一の料理上手です。やはり死仮面に囲まれた中では自分以外に料理をするものがいなかったのは大きいでしょうね」
童虎「それにしてももうちょっといい趣味を持てなかったものかの。あんな死仮面があっても平気とは・・・」
アルデ「そこは触れないでおきましょう・・・次はアイオリアだが、こちらはどうか分かれるな。従者がいるかいないかで」
童虎「あぁ・・・エピGのことか?」
アルデ「メタな発言はお止めを老師・・・まぁそうなのですが、いたなら多分そこまで美味くはないでしょうがいないならそれなりに美味いとは思います。アイオリアは真面目ですから、料理も必要な技能だとちゃんと勉強するかと」
童虎「だろうの・・・次はシャカじゃが、ここは論外じゃ。あいつが調理場に立つ姿をわしは想像出来ん」
アルデ「私もです、むしろ何を食うのかも・・・」
アルデ「さて、続いては老師ですが・・・」
童虎「わしは料理は200年以上やっとらん。流石にそれで美味い物を作れるとは微塵も思わんよ」
アルデ(滝の前に座り続け、まともに動く時もないならそうでしょう)
童虎「続いてミロじゃが・・・どうなんじゃ?」
アルデ「・・・サガに次ぐ腕前、とだけ言っておきます。根は熱い男なのですが、何分思い込んだらとことんなので柔軟性が必要な料理には向かず・・・」
童虎「・・・成程のう」
アルデ「次はアイオロスですが、小さい頃の我らの面倒を見ていただけあって結構美味かったですよ」
童虎「その理論ならサガも美味くなるはずではないのか?」
アルデ「年下のアイオリアという弟がいた経験分に使命感でアイオロスの方が料理が美味く、住処に帰ってからは陰で生活をしていて時間のあったカノンが食事を準備していたから料理をする機会がなかったとの事です」
童虎「それでサガの料理下手に拍車がかかったというわけか・・・」
アルデ「続いてシュラですが、こちらは特に問題はなく料理は美味いですね。ただ調理方法は多少特殊ですが・・・」
童虎「・・・もしや、エクスカリバーを使っていたとか?」
アルデ「・・・デスマスクから食材を美味しく食べるには早く、それでいて切れ味がいいものでスパッと切ればいいと言われたそうで・・・その上で真面目な性格で料理について知ったからこそ、今では素手で調理をしてるそうです」
童虎「・・・そうか」
アルデ「・・・続いてはカミュですが、こちらは弟子二人を育てていた経緯もあって料理は得意だそうです。ただシベリアの気候の関係上、煮込み料理が多いようですが」
童虎「寒い時にはやはり暖かい物がいいしの、体を暖める為にも」
アルデ「最後にアフロディーテですが、特に料理の腕に問題はありません。ただ色々凝る分、単純な料理を出すような事はあまりないようです」
童虎「あぁ、盛り付けとか味付けなどそう言った事の美意識は高そうじゃからの。アフロディーテは」
童虎「意外と分かれるもんじゃの、得意か下手か」
アルデ「その辺りは個性というものでしょう。しかし何故アテナはこのような事を我々に・・・?」
童虎「まぁよいではないか。楽しかったぞ、ワシは」
アルデ「・・・そうですね、私もです」
END
.