世界の確かな歩みが始まる
「・・・では城に参るぞ。ダアトでのことは報告は受けている。その上で明日には同じように話を出来る場を設けるようにしてあるから、どういう風に進めるのかを打ち合わせをしなければならんのでな」
「分かりました、参りましょう」
公爵はそこから話題転換をしてアイオロス達も頷き城に向かう。もうアッシュに関して話すことはないといったように・・・
・・・それで一日が経ち、ダアトと同じように盛大に人々を集めた形で演説は開始された。と言っても事前にダアトでやったことの中身は人々に報告済みであった為、それと照らし合わせてローレライが嘘ではないという事実確認と共に改めてプラネットストームの静止に関する選択を求めることを提示すると言った事を言うくらいとなった。
まぁ流石に音素の恩恵が無くなる事に関しては人々も考えざるを得ないという沈痛した空気になったが、それでも目立った混乱などは特に起こることなく演説は終わった。
「・・・後はマルクトのみ、か」
「はい、グランコクマで演説を終えたならすぐにラジエイトゲートに向かわせていただきます。そしてその三日後にはバチカルにはデスマスクが来て、グランコクマにはカミュ、ダアトには私が行く形になりカノン達にはラジエイトゲートで待機してもらいます。そして三ヶ所での了承が得られたなら、すぐさまカノンにローレライの送り出しと共にプラネットストームの停止を行ってもらいます」
「・・・確かそなたらの世界にいるシャカという者に通信をして、それでそなたらの結果をカノンにそのまま伝える・・・と言った手筈だったな」
「そうなります。本当ならそのまま我々がすぐに飛び立ってラジエイトゲートに向かってもいいのではと思われたのですが、流石に人が空を飛ぶなどという光景を見せるのは人が見せる力としてはローレライの加護を言い訳にしてもやり過ぎかと思われますので」
「・・・まぁそなたらの力を知っているから、別にわしとしてはそれでもいいかと思うがな」
それでインゴベルトの私室に来たアイオロス達は会話を交わすのだが、今後の流れについてを話す中でインゴベルトがどうとも言えない空気を醸し出す。今更そんなことを気にする必要はないのではと。
「そこは気になさらないでください。では我々はこれで失礼します」
「うむ・・・ピオニー陛下によろしく頼む」
「はい、では・・・」
そんな様子に軽く返しつつも退出を言い出し、インゴベルトの言葉を受けてアイオロス達は私室を後にしていく・・・
「・・・済まない、待たせた」
「いや、構わない。むしろこんなことまでしてもらって悪いくらいだ。俺の代わりに」
「気にするな、では行こう。グランコクマに」
「あぁ」
それで宿の前で待っていたカノン達と合流し、アイオロス達は港へと向かう。
・・・それでまた数日、船に乗ってケセドニアを経由し、また船に乗ってケテルブルクを経由して船に乗った一同はグランコクマへと辿り着いた。
「・・・よく来てくれたな。お前達が来るのは今日くらいだと思っていたから、明日にでもすぐに演説をやれるように場は整えてあるが大丈夫か?」
「はい、それは大丈夫です」
「そうか・・・なら部屋は用意してある、今日はもうゆっくりと休むといい。詳しい打ち合わせは明日でいいだろう」
「分かりました、ありがとうございます」
そして謁見の間に来たカノン達はピオニーと対峙するのだが、大した説明する必要はないと言ったようにサラサラと話は進んでこれで終わりとなる。それこそこれでいいのかとばかりに、あっさりと。
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「分かりました、参りましょう」
公爵はそこから話題転換をしてアイオロス達も頷き城に向かう。もうアッシュに関して話すことはないといったように・・・
・・・それで一日が経ち、ダアトと同じように盛大に人々を集めた形で演説は開始された。と言っても事前にダアトでやったことの中身は人々に報告済みであった為、それと照らし合わせてローレライが嘘ではないという事実確認と共に改めてプラネットストームの静止に関する選択を求めることを提示すると言った事を言うくらいとなった。
まぁ流石に音素の恩恵が無くなる事に関しては人々も考えざるを得ないという沈痛した空気になったが、それでも目立った混乱などは特に起こることなく演説は終わった。
「・・・後はマルクトのみ、か」
「はい、グランコクマで演説を終えたならすぐにラジエイトゲートに向かわせていただきます。そしてその三日後にはバチカルにはデスマスクが来て、グランコクマにはカミュ、ダアトには私が行く形になりカノン達にはラジエイトゲートで待機してもらいます。そして三ヶ所での了承が得られたなら、すぐさまカノンにローレライの送り出しと共にプラネットストームの停止を行ってもらいます」
「・・・確かそなたらの世界にいるシャカという者に通信をして、それでそなたらの結果をカノンにそのまま伝える・・・と言った手筈だったな」
「そうなります。本当ならそのまま我々がすぐに飛び立ってラジエイトゲートに向かってもいいのではと思われたのですが、流石に人が空を飛ぶなどという光景を見せるのは人が見せる力としてはローレライの加護を言い訳にしてもやり過ぎかと思われますので」
「・・・まぁそなたらの力を知っているから、別にわしとしてはそれでもいいかと思うがな」
それでインゴベルトの私室に来たアイオロス達は会話を交わすのだが、今後の流れについてを話す中でインゴベルトがどうとも言えない空気を醸し出す。今更そんなことを気にする必要はないのではと。
「そこは気になさらないでください。では我々はこれで失礼します」
「うむ・・・ピオニー陛下によろしく頼む」
「はい、では・・・」
そんな様子に軽く返しつつも退出を言い出し、インゴベルトの言葉を受けてアイオロス達は私室を後にしていく・・・
「・・・済まない、待たせた」
「いや、構わない。むしろこんなことまでしてもらって悪いくらいだ。俺の代わりに」
「気にするな、では行こう。グランコクマに」
「あぁ」
それで宿の前で待っていたカノン達と合流し、アイオロス達は港へと向かう。
・・・それでまた数日、船に乗ってケセドニアを経由し、また船に乗ってケテルブルクを経由して船に乗った一同はグランコクマへと辿り着いた。
「・・・よく来てくれたな。お前達が来るのは今日くらいだと思っていたから、明日にでもすぐに演説をやれるように場は整えてあるが大丈夫か?」
「はい、それは大丈夫です」
「そうか・・・なら部屋は用意してある、今日はもうゆっくりと休むといい。詳しい打ち合わせは明日でいいだろう」
「分かりました、ありがとうございます」
そして謁見の間に来たカノン達はピオニーと対峙するのだが、大した説明する必要はないと言ったようにサラサラと話は進んでこれで終わりとなる。それこそこれでいいのかとばかりに、あっさりと。
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