世界の確かな歩みが始まる
「・・・今まで一輝が何かしたのって、確かアニスの両親の事とモースに幻を見せたことにユリアシティに現れて会談の時に謡将達について何かを言う・・・この事を考えると、一輝が何かしたのって全部ダアト関連の事じゃなかったっけ?」
「それは確かにそうだが・・・まさか一輝はダアト関連で何か事を起こしたと言うのか、ルーク?」
それでルークから出てきた一輝の行動の数々にアイオロスは言いたいことを確認する。ダアトに対して何か行動したと考えているのかと。
「うん・・・何て言うか一輝の行動って結構ぶっ飛んではいたけど個人的な事を加えても全部ダアトの事だったから、もしかしたらダアトで何か問題を起こすかもしれない事を解決しようとしたんじゃないかって思ったんだけど・・・」
「・・・まさか・・・一輝の奴、モースに何かしたんじゃねぇのか・・・?」
「っ、何故そう思うデスマスク・・・!?」
「だからルークが言ったよう今までの一輝の行動を考えたからだよ・・・つっても今となっちゃダアトもユリアシティも預言保守派がいなくなってるからその活動の意味ってヤツを失ったも同然だが、それをまだ理解せず動く奴がいるとしたなら厄介なのは・・・」
「モース、というわけか・・・!」
ルークが肯定を返し根拠を話すとデスマスクがもしやとモースの名を口にし、カノンがそこに繋がるのは何故と聞くと現状では一番危険になりかねない可能性を秘めていると言われて入口へと向かう。
「モースの元に向かうのか、カノン?」
「あぁ、すぐ戻る!」
「あ・・・行っちゃった・・・」
カミュが声をかけると急いで返して部屋を出るカノンに、ルークは少しポカンとする。あっという間の出来事であったために。
「・・・とりあえずカノンが戻るまで待とう。デスマスクの予想が正しいというならモースに何らかの結果が現れているはずだ」
「・・・その何らかの結果って、一輝のモースに対する行動を思い返すとどう考えてもモースにとってキツい事なの間違いない気がする・・・」
「「「・・・」」」
アイオロスが場を収めるように待つことを口にするが、ルークのなんとも言えない言葉に三人も沈黙する。否定する材料が見つからなかった為に。
・・・そして数十分後、カノンが皆の待つ部屋に戻ってきた。
「・・・どうだった、カノン?」
「・・・デスマスクの予想は正しかった。モースの額に何かにより傷をつけられたような痕があり、この数日内で見る影もないほど一気にやつれて髪の毛も白くなったとのことだ・・・間違いなく一輝がやったことだろう」
「そうか・・・」
早速と結果を問うカミュにカノンが少し疲れたように返す中身にそっと目を閉じる。予想していた通りになったことに。
「・・・何故一輝はそんなことを・・・」
「・・・それについてだが、まず俺は導師に話を通しに行ったら自分も行くと言いアニスも一緒にモースの所に向かった。結果は今言ったようなものだったが、そこから更に話を聞くために警護というか介助をしていた神託の盾に話を聞いていくと・・・モースが徐々にではあるが普通になってきているばかりか、発言も幻魔拳を受ける前に近付いてきたらしい。以前のままというようではなかったようだがな」
「以前のままじゃなかった?」
「常に付きっきりではないためにハッキリした言葉はなかったようだが、大詠師を辞めればだとか生け贄は私ではないとかいった言葉を漏らしていたそうだ・・・その言葉が何を指し示すのかは正確には分からんが、一輝が幻魔拳を見せた結果じゃないかと思う」
「・・・一体何を見せたのかってのも気になるが、それで微妙に立ち直ろうとしてたってか・・・それも一輝は織り込み済みでやってたんだろうが、随分とタフな野郎だぜ・・・」
アイオロスがそんな一輝の行動に疑問を口にするとカノンが調べてきた事を報告し、デスマスクがモースが立ち直りかけてた事実に呆れ気味に頭をかく。
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「それは確かにそうだが・・・まさか一輝はダアト関連で何か事を起こしたと言うのか、ルーク?」
それでルークから出てきた一輝の行動の数々にアイオロスは言いたいことを確認する。ダアトに対して何か行動したと考えているのかと。
「うん・・・何て言うか一輝の行動って結構ぶっ飛んではいたけど個人的な事を加えても全部ダアトの事だったから、もしかしたらダアトで何か問題を起こすかもしれない事を解決しようとしたんじゃないかって思ったんだけど・・・」
「・・・まさか・・・一輝の奴、モースに何かしたんじゃねぇのか・・・?」
「っ、何故そう思うデスマスク・・・!?」
「だからルークが言ったよう今までの一輝の行動を考えたからだよ・・・つっても今となっちゃダアトもユリアシティも預言保守派がいなくなってるからその活動の意味ってヤツを失ったも同然だが、それをまだ理解せず動く奴がいるとしたなら厄介なのは・・・」
「モース、というわけか・・・!」
ルークが肯定を返し根拠を話すとデスマスクがもしやとモースの名を口にし、カノンがそこに繋がるのは何故と聞くと現状では一番危険になりかねない可能性を秘めていると言われて入口へと向かう。
「モースの元に向かうのか、カノン?」
「あぁ、すぐ戻る!」
「あ・・・行っちゃった・・・」
カミュが声をかけると急いで返して部屋を出るカノンに、ルークは少しポカンとする。あっという間の出来事であったために。
「・・・とりあえずカノンが戻るまで待とう。デスマスクの予想が正しいというならモースに何らかの結果が現れているはずだ」
「・・・その何らかの結果って、一輝のモースに対する行動を思い返すとどう考えてもモースにとってキツい事なの間違いない気がする・・・」
「「「・・・」」」
アイオロスが場を収めるように待つことを口にするが、ルークのなんとも言えない言葉に三人も沈黙する。否定する材料が見つからなかった為に。
・・・そして数十分後、カノンが皆の待つ部屋に戻ってきた。
「・・・どうだった、カノン?」
「・・・デスマスクの予想は正しかった。モースの額に何かにより傷をつけられたような痕があり、この数日内で見る影もないほど一気にやつれて髪の毛も白くなったとのことだ・・・間違いなく一輝がやったことだろう」
「そうか・・・」
早速と結果を問うカミュにカノンが少し疲れたように返す中身にそっと目を閉じる。予想していた通りになったことに。
「・・・何故一輝はそんなことを・・・」
「・・・それについてだが、まず俺は導師に話を通しに行ったら自分も行くと言いアニスも一緒にモースの所に向かった。結果は今言ったようなものだったが、そこから更に話を聞くために警護というか介助をしていた神託の盾に話を聞いていくと・・・モースが徐々にではあるが普通になってきているばかりか、発言も幻魔拳を受ける前に近付いてきたらしい。以前のままというようではなかったようだがな」
「以前のままじゃなかった?」
「常に付きっきりではないためにハッキリした言葉はなかったようだが、大詠師を辞めればだとか生け贄は私ではないとかいった言葉を漏らしていたそうだ・・・その言葉が何を指し示すのかは正確には分からんが、一輝が幻魔拳を見せた結果じゃないかと思う」
「・・・一体何を見せたのかってのも気になるが、それで微妙に立ち直ろうとしてたってか・・・それも一輝は織り込み済みでやってたんだろうが、随分とタフな野郎だぜ・・・」
アイオロスがそんな一輝の行動に疑問を口にするとカノンが調べてきた事を報告し、デスマスクがモースが立ち直りかけてた事実に呆れ気味に頭をかく。
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