問われる神への言葉と従う者達
「・・・では市長、貴方はどう思われたのですか?今の謡将の過去を見て」
「どう、などと・・・・・・そこの人が見せたヴァンの記憶が本当だったとしたなら、確かに由々しき事態と言えるとは思います・・・ですがまだ、私は信じられないのです・・・第七譜石の中身がオールドラントの最期だなどと・・・」
「・・・まだ信じられない、ということですか・・・」
カノンが今度は肝心の市長についてどうかを聞くが、事実だとしても信じたくはないと言ったように苦く表情を歪める姿に考え込むように声を漏らす。
「フッ、やはりそうなるか。だがいいだろう、こちらもお前の要望に応えてやる」
「は?おい、一輝。今度は何を言い出すんだよ・・・っ!」
「この、小宇宙は・・・!?」
だが一輝が意味深に上げた声にデスマスクが訳を聞くのだが、突然感じた小宇宙に他の聖闘士達と共に入口の方に唐突に視線を向けた。
「「「「・・・っ!?」」」」
その様子にルーク達も何事かと思いそちらに視線を向けるのだが・・・そこにいきなり異次元空間が現れた事に、驚きに目を見開いた。
「・・・ここが、オールドラントですか」
「「「「・・・!?」」」」
・・・そしてその空間から右前方にアイオリア、左前方に童虎の黄金聖衣を着た二人をつけアテナが真剣な面持ちでニケを片手に現れ、聖闘士以外の面々の目は更に見開かれた。
「・・・無事に着きましたな、アテナ」
「久しぶりです、兄さん」
「あぁ・・・だが何故いきなりアテナと共に、ここに・・・?」
「それは私が一輝からの連絡を受け取ったからです」
「一輝から・・・?」
童虎からアイオリアと普通に交わされる会話にアイオロスはどういうことかと聞くと、アテナから一輝の名が出てきた事に一輝へと視線が集まる。
「私は一輝に一つ頼み事をしていました・・・預言についての行方を決める時、私を呼んで欲しいと」
「っ・・・では一輝はその時が来たと判断して、連絡をしたからアテナは今ここに来たと・・・?」
「そういうことです。ただ貴方達にその事を言わなかったことについてはすみません。ですがその事を言ったなら貴方達、特にカノンは私が来ないようにと動こうとしたでしょう?」
「当然です・・・貴女の手までもを煩わせるような事など・・・」
「・・・」
その一輝からではなくアテナが微笑みながら返す様子にカノンは困ったようになりながらも身を案じていると言ったように言う中、ルークはその光景を何とも言えない様子で見ていた。
「あ、あの・・・こちらは何が起きているのか、と言うのが分からないのですが・・・」
「・・・そうでしたね」
イオンがそんな光景に入りづらそうに声を上げると、アテナは表情を引き締めなおす。
「色々と貴殿方も聞きたいことがあるとは思いますが、まずは私達がここに来た理由についてお答えします。その理由とは」
「第七音素の集合体であるローレライを呼び出し、第七譜石の中身を正しい形で世に知らせる為です」
「「「「!?」」」」
・・・そしてアテナから口にされた目的に聖闘士組以外はまた驚愕した、当然のように口にされた第七譜石の事もだがローレライの召還という目的に。
END
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「どう、などと・・・・・・そこの人が見せたヴァンの記憶が本当だったとしたなら、確かに由々しき事態と言えるとは思います・・・ですがまだ、私は信じられないのです・・・第七譜石の中身がオールドラントの最期だなどと・・・」
「・・・まだ信じられない、ということですか・・・」
カノンが今度は肝心の市長についてどうかを聞くが、事実だとしても信じたくはないと言ったように苦く表情を歪める姿に考え込むように声を漏らす。
「フッ、やはりそうなるか。だがいいだろう、こちらもお前の要望に応えてやる」
「は?おい、一輝。今度は何を言い出すんだよ・・・っ!」
「この、小宇宙は・・・!?」
だが一輝が意味深に上げた声にデスマスクが訳を聞くのだが、突然感じた小宇宙に他の聖闘士達と共に入口の方に唐突に視線を向けた。
「「「「・・・っ!?」」」」
その様子にルーク達も何事かと思いそちらに視線を向けるのだが・・・そこにいきなり異次元空間が現れた事に、驚きに目を見開いた。
「・・・ここが、オールドラントですか」
「「「「・・・!?」」」」
・・・そしてその空間から右前方にアイオリア、左前方に童虎の黄金聖衣を着た二人をつけアテナが真剣な面持ちでニケを片手に現れ、聖闘士以外の面々の目は更に見開かれた。
「・・・無事に着きましたな、アテナ」
「久しぶりです、兄さん」
「あぁ・・・だが何故いきなりアテナと共に、ここに・・・?」
「それは私が一輝からの連絡を受け取ったからです」
「一輝から・・・?」
童虎からアイオリアと普通に交わされる会話にアイオロスはどういうことかと聞くと、アテナから一輝の名が出てきた事に一輝へと視線が集まる。
「私は一輝に一つ頼み事をしていました・・・預言についての行方を決める時、私を呼んで欲しいと」
「っ・・・では一輝はその時が来たと判断して、連絡をしたからアテナは今ここに来たと・・・?」
「そういうことです。ただ貴方達にその事を言わなかったことについてはすみません。ですがその事を言ったなら貴方達、特にカノンは私が来ないようにと動こうとしたでしょう?」
「当然です・・・貴女の手までもを煩わせるような事など・・・」
「・・・」
その一輝からではなくアテナが微笑みながら返す様子にカノンは困ったようになりながらも身を案じていると言ったように言う中、ルークはその光景を何とも言えない様子で見ていた。
「あ、あの・・・こちらは何が起きているのか、と言うのが分からないのですが・・・」
「・・・そうでしたね」
イオンがそんな光景に入りづらそうに声を上げると、アテナは表情を引き締めなおす。
「色々と貴殿方も聞きたいことがあるとは思いますが、まずは私達がここに来た理由についてお答えします。その理由とは」
「第七音素の集合体であるローレライを呼び出し、第七譜石の中身を正しい形で世に知らせる為です」
「「「「!?」」」」
・・・そしてアテナから口にされた目的に聖闘士組以外はまた驚愕した、当然のように口にされた第七譜石の事もだがローレライの召還という目的に。
END
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