変遷は聖闘士の引き起こす猛威
・・・戦争になることを望むモースに預言だと言われその言葉に従うインゴベルトがいるバチカル。そこに向かうカノン達は同行させる面々を決定させた上で独自の路線を通る事にし、ムウ達に後を任せアクゼリュスを出立した。
「・・・さて、多少時間はかかりますがカイツールの港に戻ってから船に乗るとなればそこにいる人から我々の情報が漏れる可能性があります。ですのでここからローテルロー橋を目指し、そこからケセドニアに向かう進路を取らせていただきます。よろしいですね?」
「あぁ、じゃあ行こう」
・・・それでアクゼリュスとマルクト本土を繋いでいた橋を越えた所に来た一同はカノンからの改めての進路の取り方の確認に、ルークが頷いた所でまた一同は歩いていく。
・・・さて、カノン達はこうやって順調に行っているように進んでいるがアクゼリュスを出立するまでに多少の時間もかかった。それは何でかと言えば六神将の中からのメンバーの選定の為だ。
アッシュ以外の面々に関しての同行に一応立候補するかどうかを選んでもらったのだが、結果として誰からも色好い返事をもらえなかった。それでそう言った可能性も考えていたカノン達は協力者を選ぶ事にしたのだが、明らかに幼げでたどたどしい口調のアリエッタは除外した上で残りの四人から選ぶ事になった。
そんな中で真っ先に決まったのは生身での戦闘力は皆無に等しくヴァン側の技術的な首脳であるディストだが、そこで嫌です嫌ですと喚きだしたのでそこはデスマスクが握りこぶしを見せながら「うるせぇ、決定事項だ、従え」と笑顔で宣った事でグスグス言いながら黙ることになり同行が決定した。
そして次に誰にするか、という話になったのだがこれにはカノン達もどうするべきかと頭を悩ませた。残りの三人、特にリグレットに関してはヴァンへの忠義が強いこともあって素直に言うことを聞くか怪しかった為に。
ただ内密に話をしていく内に証言役はディストを主に喋らせれば後は誰でもいいんじゃないか・・・とデスマスクが発案したことでリグレットは暴走が不安ということで残る二人の候補の内で、ラルゴの方が大人しくしてくれそうということでカノン達はラルゴを連れていく事にした。ラルゴもその事を伝えられた時は静かにその決定を受け入れた為、協力者はディストとラルゴの二人となった・・・というわけである(尚ゆっくり会話をしてみるとアルデバランと声が似ていて体格も似ているということでカノン達は密かに感心していた。更に聖闘士の力からすれば大したことではないからどうでもいいことになるが、ディストの浮遊椅子は逃走防止の為に没収となった)。
「・・・こちらに私が来る意味はあるのでしょうか・・・」
「貴方にはマルクトの代表として来てもらった方がいいと言ったでしょう。その時の結果を本国に報告するためにもと・・・心配はいりません。こうして付いてきていただいた以上は貴方の安全にも我々は尽力させていただきますよ」
「・・・」
そのような形で先を進む一同の中でジェイドがボソッと漏らす声にアイオロスが爽やかな声で返すのだが、すぐに眼鏡を手で押さえ沈黙する。
・・・この一行にジェイドが加わる理由、それはマルクトの意向もこちらにあると示す為である。マルクトの意向があればキムラスカは以降にも変な事を起こすことが難しくなる・・・そう言った事態を狙ってだ。
しかしジェイドが言ったようにこちらに来る理由はあることはあるが、ルーク達に付いていった事は既に周知の事実である為にそこまで必要と言えるほどの物ではない。だがあえてこちらに来させた理由は・・・デスマスクからの言葉である。
.
「・・・さて、多少時間はかかりますがカイツールの港に戻ってから船に乗るとなればそこにいる人から我々の情報が漏れる可能性があります。ですのでここからローテルロー橋を目指し、そこからケセドニアに向かう進路を取らせていただきます。よろしいですね?」
「あぁ、じゃあ行こう」
・・・それでアクゼリュスとマルクト本土を繋いでいた橋を越えた所に来た一同はカノンからの改めての進路の取り方の確認に、ルークが頷いた所でまた一同は歩いていく。
・・・さて、カノン達はこうやって順調に行っているように進んでいるがアクゼリュスを出立するまでに多少の時間もかかった。それは何でかと言えば六神将の中からのメンバーの選定の為だ。
アッシュ以外の面々に関しての同行に一応立候補するかどうかを選んでもらったのだが、結果として誰からも色好い返事をもらえなかった。それでそう言った可能性も考えていたカノン達は協力者を選ぶ事にしたのだが、明らかに幼げでたどたどしい口調のアリエッタは除外した上で残りの四人から選ぶ事になった。
そんな中で真っ先に決まったのは生身での戦闘力は皆無に等しくヴァン側の技術的な首脳であるディストだが、そこで嫌です嫌ですと喚きだしたのでそこはデスマスクが握りこぶしを見せながら「うるせぇ、決定事項だ、従え」と笑顔で宣った事でグスグス言いながら黙ることになり同行が決定した。
そして次に誰にするか、という話になったのだがこれにはカノン達もどうするべきかと頭を悩ませた。残りの三人、特にリグレットに関してはヴァンへの忠義が強いこともあって素直に言うことを聞くか怪しかった為に。
ただ内密に話をしていく内に証言役はディストを主に喋らせれば後は誰でもいいんじゃないか・・・とデスマスクが発案したことでリグレットは暴走が不安ということで残る二人の候補の内で、ラルゴの方が大人しくしてくれそうということでカノン達はラルゴを連れていく事にした。ラルゴもその事を伝えられた時は静かにその決定を受け入れた為、協力者はディストとラルゴの二人となった・・・というわけである(尚ゆっくり会話をしてみるとアルデバランと声が似ていて体格も似ているということでカノン達は密かに感心していた。更に聖闘士の力からすれば大したことではないからどうでもいいことになるが、ディストの浮遊椅子は逃走防止の為に没収となった)。
「・・・こちらに私が来る意味はあるのでしょうか・・・」
「貴方にはマルクトの代表として来てもらった方がいいと言ったでしょう。その時の結果を本国に報告するためにもと・・・心配はいりません。こうして付いてきていただいた以上は貴方の安全にも我々は尽力させていただきますよ」
「・・・」
そのような形で先を進む一同の中でジェイドがボソッと漏らす声にアイオロスが爽やかな声で返すのだが、すぐに眼鏡を手で押さえ沈黙する。
・・・この一行にジェイドが加わる理由、それはマルクトの意向もこちらにあると示す為である。マルクトの意向があればキムラスカは以降にも変な事を起こすことが難しくなる・・・そう言った事態を狙ってだ。
しかしジェイドが言ったようにこちらに来る理由はあることはあるが、ルーク達に付いていった事は既に周知の事実である為にそこまで必要と言えるほどの物ではない。だがあえてこちらに来させた理由は・・・デスマスクからの言葉である。
.