世界の流れを変え行く聖闘士達
「・・・つってもそんな話も残ってねぇか。要はバチカルに戻ってからしばらくしないとどうなるか分かんないってくらいだって事だし」
「掻い摘まむならそういうことになります」
「・・・じゃあ詳しいことはもういい。多分聞けば聞くだけ凹みそうだし、今まで聞いた分だけで俺の立場がそんなによくないってのも分かったしな」
「・・・分かりました」
しかしルークは自分の立ち位置についての話はもういいと切り出し、カノンもそっと頷くがその瞬間カノンは一瞬目を細めていた。ルークのどこか思いきりのよくなった発言とその変貌に疑問を持ち。
「それで・・・これからどうするんだ?アクゼリュスの住民はまだ全員救助出来た訳じゃないんだろ?」
「・・・その件についてでしたらアイオロス達と話をしてどうするかをいくつか候補を上げました。そしてその話し合いの結果ですが、アクゼリュスをムウ達に任せて我々はバチカルに戻ると言うのが妥当な案だとなりました。これは住民の救助と共に大詠師が戦争を一刻も早く仕掛けるように二の矢三の矢と手を打ってくる前に行動するべきとの考えです」
「あ~・・・あいつの感じだと形振り構ってきそうにねぇよな・・・」
「無論これが決定という訳ではありません。そうするというのならマルクトの代表である大佐とも話をしなければならないこともありますが、陛下達を納得させるためにも謡将にアッシュ達を連れていかなければなりません。私達も二度とあのようなことがないようにとは思っていますが、こればかりはルーク様がどうするかを決めなければなりません。そしてすぐにバチカルに戻るとは決めずともいずれ戻らねばならなくなる時が来ることは確実になります・・・言ってしまえば遅いか早いか程度の違いだけです」
「あ~・・・アッシュともだけど、謡将とも一緒に行かなきゃいけないんだよな・・・しばらく・・・」
そこからルークの話題転換にカノンも答えを返していくのだが、バチカルに戻る際の必須条件の羅列にルークは苦そうに頭を抱える。だが頭に置いた手をルークはすぐにどけた。
「・・・ならそうするぞ。遅かれ早かれってんならさっさとバチカルに戻った方がいい。余計な事態にならないようにするためにもな」
「そうですか・・・では早速話をしに参りたいのですが、体調は大丈夫でしょうか?」
「問題ねぇ。んじゃ行こうぜ」
「はい、ルーク様(思いの外思い切りがよくなっているが・・・この短時間で変わるのか、こうも?)」
それで決意と共に案に従うと頷くルークにカノンは心配の声を向けるが、すぐに頷き歩き出す力のある姿に了承し後に付いていく中で考える。いきなりのこの変貌は何なのかと・・・
「・・・もう大丈夫なのですか、ルーク様?」
「あぁ、心配をかけた・・・んで、アイオロス達もだけどアルデバラン達にジェイドにティアに謡将達も揃ってるようだけど・・・もう用意してたのか?」
「はい、カノンならそうするべきと具申すると思いましたので。ただどうなるにせよこれからの方針を話すことは必要になると思いましたので先程集めておきました」
「そうか・・・」
それでタルタロスの前のムウの元に来たルーク達だが、その後ろにヴァンに六神将達がいてそれを見張るようアイオロス達が目を光らせていて、更にはその横にジェイドとティアの二人がいる。そんな光景にルークがムウの指示の物かと聞けば、恭しく頭を下げて是と答える姿に納得の声を上げる。
「それなら話が早いな・・・んじゃカノン、これからどうするかの説明頼む」
「かしこまりました」
そして視線をやりルークが説明をと言ったことでカノンは礼を取って話を始める、これからのことについて・・・
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「掻い摘まむならそういうことになります」
「・・・じゃあ詳しいことはもういい。多分聞けば聞くだけ凹みそうだし、今まで聞いた分だけで俺の立場がそんなによくないってのも分かったしな」
「・・・分かりました」
しかしルークは自分の立ち位置についての話はもういいと切り出し、カノンもそっと頷くがその瞬間カノンは一瞬目を細めていた。ルークのどこか思いきりのよくなった発言とその変貌に疑問を持ち。
「それで・・・これからどうするんだ?アクゼリュスの住民はまだ全員救助出来た訳じゃないんだろ?」
「・・・その件についてでしたらアイオロス達と話をしてどうするかをいくつか候補を上げました。そしてその話し合いの結果ですが、アクゼリュスをムウ達に任せて我々はバチカルに戻ると言うのが妥当な案だとなりました。これは住民の救助と共に大詠師が戦争を一刻も早く仕掛けるように二の矢三の矢と手を打ってくる前に行動するべきとの考えです」
「あ~・・・あいつの感じだと形振り構ってきそうにねぇよな・・・」
「無論これが決定という訳ではありません。そうするというのならマルクトの代表である大佐とも話をしなければならないこともありますが、陛下達を納得させるためにも謡将にアッシュ達を連れていかなければなりません。私達も二度とあのようなことがないようにとは思っていますが、こればかりはルーク様がどうするかを決めなければなりません。そしてすぐにバチカルに戻るとは決めずともいずれ戻らねばならなくなる時が来ることは確実になります・・・言ってしまえば遅いか早いか程度の違いだけです」
「あ~・・・アッシュともだけど、謡将とも一緒に行かなきゃいけないんだよな・・・しばらく・・・」
そこからルークの話題転換にカノンも答えを返していくのだが、バチカルに戻る際の必須条件の羅列にルークは苦そうに頭を抱える。だが頭に置いた手をルークはすぐにどけた。
「・・・ならそうするぞ。遅かれ早かれってんならさっさとバチカルに戻った方がいい。余計な事態にならないようにするためにもな」
「そうですか・・・では早速話をしに参りたいのですが、体調は大丈夫でしょうか?」
「問題ねぇ。んじゃ行こうぜ」
「はい、ルーク様(思いの外思い切りがよくなっているが・・・この短時間で変わるのか、こうも?)」
それで決意と共に案に従うと頷くルークにカノンは心配の声を向けるが、すぐに頷き歩き出す力のある姿に了承し後に付いていく中で考える。いきなりのこの変貌は何なのかと・・・
「・・・もう大丈夫なのですか、ルーク様?」
「あぁ、心配をかけた・・・んで、アイオロス達もだけどアルデバラン達にジェイドにティアに謡将達も揃ってるようだけど・・・もう用意してたのか?」
「はい、カノンならそうするべきと具申すると思いましたので。ただどうなるにせよこれからの方針を話すことは必要になると思いましたので先程集めておきました」
「そうか・・・」
それでタルタロスの前のムウの元に来たルーク達だが、その後ろにヴァンに六神将達がいてそれを見張るようアイオロス達が目を光らせていて、更にはその横にジェイドとティアの二人がいる。そんな光景にルークがムウの指示の物かと聞けば、恭しく頭を下げて是と答える姿に納得の声を上げる。
「それなら話が早いな・・・んじゃカノン、これからどうするかの説明頼む」
「かしこまりました」
そして視線をやりルークが説明をと言ったことでカノンは礼を取って話を始める、これからのことについて・・・
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