明るみに出る聖闘士の力
・・・そんな唖然とする三人だが、カノン達は全く気にすることなくタルタロスを神託の盾に動かさせた。そして程無くしてタルタロスはヴァン達のいる場へて辿り着き、カノン達は意識を失っている三人にちゃんと歩ける三人を引き連れその場へと降り立つ。ブリッジにいた神託の盾はカリツォーを解く代わり、当て身で気絶させる形で。
「・・・まさか、本当に六神将を下してタルタロスを奪い取ってくるとはな・・・」
「我々の手にかかればこの程度は容易いことです」
・・・そこで六神将が全員集まった姿を見て驚愕の様子を隠せないヴァンに、カノンは淡々と返す。
「では謡将、先の言葉通り貴方には喋っていただきますよ。我々の聞きたいことを」
「・・・やむを得んな。最早この状況では我々の逆転も有り得んだろうからな・・・」
「ヴァン・・・」
続けて本題だと話を聞かせるように言うカノンにヴァンも観念したように目を閉じながら答え、アッシュはその名をそっと漏らす。
「さぁ、何を聞く?とは言えお前達の持つ情報は結構深く我々の事情に通じている。それを踏まえて何を聞くというのだ?」
「そうですね・・・まずは貴殿方の最終的な目的からお伺いしましょう。アッシュは貴殿方の目的を正確には把握していなかったようですし、そちらから聞いていった方が早いと思われますから」
「くっ・・・!」
「・・・と思いましたが、その前に先にこちらを聞いておきましょう。何故アッシュに貴殿方の最終的な目的をお話しなかったのでしょうか?」
「・・・ふむ・・・」
それで目を開き質問をするように言いカノンは早速と本題に入ろうとするが、アッシュの苛立たしげな声と顔に話題を変更すると言うとヴァンもアッシュを見てから納得する。
「・・・まぁこれは簡単な事だ。先にアッシュにその事を話してしまえば我々に弓引く事が想像出来たからだ」
「弓引く?と言うことは貴方はアッシュが敵対する事も辞さないと考えるほど、身の危険を感じさせるような目的の為にアッシュを引き入れたのですか?」
「いや、そうではない。むしろアッシュを守るために私は引き入れた。それに関しては嘘偽りはない・・・が、我々の目指す最終的な目的を知ればアッシュの考え方からしてすんなり受け入れる可能性はまず低い・・・そう思ったからだ」
「成程、考え方の相違ですか・・・」
それでヴァンは何故アッシュに話をしなかったのかと訳を言いカノンは納得するが、それを聞いていたアッシュの表情に一気に苛立ちが浮かんだ。
「ヴァン、てめぇ・・・俺をそんな胡散臭いもんに巻き込もうとしてやがったのか・・・!?」
「胡散臭いとは心外だな。我々の計画がなければお前は今頃このアクゼリュスと共に死んでいたかもしれないということを理解していない訳でもあるまい」
「っ・・・だがそれとこれとは話は別だ!答えやがれ、てめぇは何をしようとしてやがったんだ!」
そこでヴァンに対して怒りをぶつけるがすぐに返された自身の本来迎えるだっただろう結末について言われるとすぐにアッシュは言葉を詰まらせかけるが、また怒声をぶつける。目的を話せと。
「・・・ならば言おう、我々の目的を。私達が最終的な目的としていたのは」
「この外殻大地を全て魔界に落とし、フォミクリー技術によってレプリカの大地を造って新たな外殻大地を為しレプリカの人類を造ることによって預言に満ちた世界からの脱却をする事だ」
「なっ、なにっ!?」
・・・だがアッシュの勢いの良さも、ヴァン達一味の本当の目的を聞いた瞬間動揺に変わり果てた。だがアッシュは気付かなかった、その答えを聞いた瞬間カノン達の目が鋭く細まっていたことを・・・
.
「・・・まさか、本当に六神将を下してタルタロスを奪い取ってくるとはな・・・」
「我々の手にかかればこの程度は容易いことです」
・・・そこで六神将が全員集まった姿を見て驚愕の様子を隠せないヴァンに、カノンは淡々と返す。
「では謡将、先の言葉通り貴方には喋っていただきますよ。我々の聞きたいことを」
「・・・やむを得んな。最早この状況では我々の逆転も有り得んだろうからな・・・」
「ヴァン・・・」
続けて本題だと話を聞かせるように言うカノンにヴァンも観念したように目を閉じながら答え、アッシュはその名をそっと漏らす。
「さぁ、何を聞く?とは言えお前達の持つ情報は結構深く我々の事情に通じている。それを踏まえて何を聞くというのだ?」
「そうですね・・・まずは貴殿方の最終的な目的からお伺いしましょう。アッシュは貴殿方の目的を正確には把握していなかったようですし、そちらから聞いていった方が早いと思われますから」
「くっ・・・!」
「・・・と思いましたが、その前に先にこちらを聞いておきましょう。何故アッシュに貴殿方の最終的な目的をお話しなかったのでしょうか?」
「・・・ふむ・・・」
それで目を開き質問をするように言いカノンは早速と本題に入ろうとするが、アッシュの苛立たしげな声と顔に話題を変更すると言うとヴァンもアッシュを見てから納得する。
「・・・まぁこれは簡単な事だ。先にアッシュにその事を話してしまえば我々に弓引く事が想像出来たからだ」
「弓引く?と言うことは貴方はアッシュが敵対する事も辞さないと考えるほど、身の危険を感じさせるような目的の為にアッシュを引き入れたのですか?」
「いや、そうではない。むしろアッシュを守るために私は引き入れた。それに関しては嘘偽りはない・・・が、我々の目指す最終的な目的を知ればアッシュの考え方からしてすんなり受け入れる可能性はまず低い・・・そう思ったからだ」
「成程、考え方の相違ですか・・・」
それでヴァンは何故アッシュに話をしなかったのかと訳を言いカノンは納得するが、それを聞いていたアッシュの表情に一気に苛立ちが浮かんだ。
「ヴァン、てめぇ・・・俺をそんな胡散臭いもんに巻き込もうとしてやがったのか・・・!?」
「胡散臭いとは心外だな。我々の計画がなければお前は今頃このアクゼリュスと共に死んでいたかもしれないということを理解していない訳でもあるまい」
「っ・・・だがそれとこれとは話は別だ!答えやがれ、てめぇは何をしようとしてやがったんだ!」
そこでヴァンに対して怒りをぶつけるがすぐに返された自身の本来迎えるだっただろう結末について言われるとすぐにアッシュは言葉を詰まらせかけるが、また怒声をぶつける。目的を話せと。
「・・・ならば言おう、我々の目的を。私達が最終的な目的としていたのは」
「この外殻大地を全て魔界に落とし、フォミクリー技術によってレプリカの大地を造って新たな外殻大地を為しレプリカの人類を造ることによって預言に満ちた世界からの脱却をする事だ」
「なっ、なにっ!?」
・・・だがアッシュの勢いの良さも、ヴァン達一味の本当の目的を聞いた瞬間動揺に変わり果てた。だがアッシュは気付かなかった、その答えを聞いた瞬間カノン達の目が鋭く細まっていたことを・・・
.